アサギマダラ - 花・鳥は友/湖国の自然
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    身近な自然を中心に撮影記録しています

    アサギマダラ、キリンソウに 長浜市にて  

     令和3年(2021年)10月18日撮影。
     この日の翌日から暫く撮影に出られない事情があったので、この日がアサギマダラ観察のラストとなりました。毎年楽しみにして楽しみにしていたのでとても残念でした。しかし、この日はキリンソウで吸蜜する様子が゜何時も観察している場所で見られましたので良かったと思っています。フジバカマ、キリンソウはアサギマダラの好きな植物で花が咲きだすと直ぐにアサギマダラを思い出します。

     この前は明るすぎて翅の微妙な色が出ませんでしたが、この日は浅葱色、マダラ模様がスッキリと撮れました。まさにアサギマダラの名の通りです。


     2000㌔にも及ぶ旅の途中のアサギマダラ。気の遠くなるような距離です。不思議というか「謎」に包まれたチョウでもあります。上の画像の翅の一部にシミのようなものが写っていますが、Photoshopで化粧直ししています。
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     翅を広げたところも撮ってみました。何故渡りをするのか、何故方向が分かるかについては分かっていないようです。この小さな頭脳は宇宙的な天才です。分かっていないことは無いと人類は考えているかも知れませんが、無数の星は何故存在するのか、宇宙のはてはどうなっているのか、明快な答えに接してはいないようです。「宇宙のはてまで行った人がいない」が正解?のようです。変な喩えですが、アサギマダラも宇宙の一部と思えば、その謎も理解できるような気がします。
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     少しアンダー気味に現像してみました。
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     この日は残念ながら、このメスのアサギマダラ1頭だけでした。このブログに載る頃には何処にいるのでしょうか。
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    マーキング調査中のアサギマダラ 長浜市にて  

     令和3年(2021年)10月5日撮影。
     今年はコロナの関係で湖岸の駐車スペースがことごくの閉鎖されていたので野鳥やチョウの観察が出来ない期間が長く、緊急事態宣言が解除されてからのスタートとなりました。しかし、行って見るものの、お目当てのものは見当たらずで気候の関係か野鳥は閑古鳥状態でした。アサギマダラのニュースが届きましたので訪れてみました。

     フジバカマにはマーキング調査中のアサギマダラが留まっていました。


     翅には文字が記されていますが、逆に見えているので良く分かりません。「かほく そとひ308」と見えるのですが。
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     別の個体もたくさん留まっていました。
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     各地で栄養補給しながら沖縄、台湾方面への長旅の途中です。不思議の塊のようなチョウです。
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     「9.29」の数字も記されています。マーキングした日付だと思われます。調査員さんも1頭1頭ご苦労さまです。
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     このあさぎ色が何とも魅力的です。自宅のフジバカマには全く寄り付きませんでしたので、株を日当たりがよく良く目立つ所に植え替える予定で、既に2ヶ所土作りもして用意しています。3月に植え替えです。
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    アサギマダラ、翅にマーキング 長浜市にて  

     令和2年(2020年)10月14日撮影。
     この時期は「渡り」をする唯一の不思議なチョウであるアサギマダラの観察、コハクチョウの飛来時期でもあるので湖岸付近の観察、そしてこの日は3羽のコウノトリの飛来と忙しいというか、私にとっては充実の日でもありました。アサギマダラの渡りの時期には少なくても1頭のマーキング調査個体を撮ろうとアサギマダラ詣でをしていますが、この日やっとマーキング調査の個体を発見しました。

     翅には、「カミゴウ リノ 4095」と記入されています。群馬県東呉妻町三島 上郷農園のフジバカマ畑での調査個体なのでしょうか。片道2000㌔の気の遠くなるような長旅の途中に湖北で一休みです。
    EJ3Q2250_1 20201014

     あと調査日の記入を撮ろうと頑張りますが翅を広げてくれません。が、「927」と記入されているようにも思えます。9月27日に群馬を飛び立ったのでしょうか。
    EJ3Q2257_1 20201014

     ミゾソバの花に留まったので翅を広げるのを待っていましたが、吸蜜を終えると飛び去ってしまいました。アサギマダラの寿命は約4カ月でその間に片道切符で2000㌔の長旅を行います。何故、異なる場所で生まれた個体が海を渡るのでしょうか。
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     アサギマダラは謎に包まれたとても美しいチョウです。その謎に惹きつけられたのか、一番好きなチョウです。
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     フジバカマとミゾソバが咲く時期は、まだかまだかと待っています。フジバカマよりコンペイトウのようなミゾソバの方がお似合いのようです。
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     旅を続けるために生まれてきたようなアサギマダラ。その謎のメカニズムは未だに解明されていません。チョウである蝶と鳥のその渡は私たちの能力を遥かに超えているのですね。
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    アサギマダラ、今季初撮影 山本山麓及び河口緑地にて  

     アサギマダラはその不思議な生態から最も好きなチョウです。このチョウを撮影し記録しないことには冬を迎えることが出来ない位の思いで、この時期には撮影に出向いています。2000㌔も旅をするチョウで成虫でやって来て、帰るのはそのチョウから産まれた個体ですから、これまた不思議。何故帰り道が分かるのでしょう。この日、ノビタキの帰路で山本山の麓と河口緑地で今季初めて出会うことが出来ました。

     偶然山本山の麓を走行中に発見したアサギマダラ。
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     お茶の花で吸蜜しています。オスのアサギマダラです。
    EJ3Q1357 20201006-2

     河口緑地でも撮影。数が少なく思うようなところには留まってはくれませんでした。メスのアサギマダラです。
    EJ3Q1397 20201006-2

     出来たら咲いて間もないヒガンバナに留まって欲しかってのですが、願い届かず。しかし、アサギマダラの特徴であるアサギ色がステンドグラスの様に綺麗です。この後、素敵なチョウとの出会いがありました。後日掲載させていただきます。
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    マーキング個体のアサギマダラも 長浜市にて  

     令和元年10月9日撮影。
     今日は秋晴れの清々しい日で、今年最強の台風が日本に迫っているのに、嵐の前の静けさなのでしょうか。ただ、湖岸の風はやや強く台風の大きさを感じる風のように思えました。昨日、アメリカウズラシギを撮ることが出来ましたので、夢よもう一度と出向きましたが風が強いのか鳥たちの姿は殆ど無し。ところが風が遮られた湖岸付近には多数のアサギマダラの姿が見られ、アサギマダラの国にやって来たようでした。

     午前に撮ったアサギマダラ。シロバナのタデに留まっていました。朝はこの1頭だけでした。
    CF1A6727 20191009

     午後から所用で出掛けたついでにもう一度現地に行くと、なんと10頭以上のアサギマダラ。どれから撮ろうか迷うほどで、選り取り見取り。しかし、一番好きなチョウですので、1頭ずつ丁寧にを心掛けて撮影しました。
    CF1A7348 20191009

     この様に2頭、3頭と留まっています。見渡すと飛び交うアサギマダラも広範囲です。
    CF1A7397 20191009

     咲き始めたキリンソウにも留まっていました。
    CF1A7444 20191009

     仲良く2頭が一緒に留まっているのもパチリ。
    CF1A7469 20191009

     ミゾソバの花にも留まっていました。ピンクの奇麗な花とアサギマダラ、とてもお似合いです。この個体はオスです。
    CF1A7541 20191009

     そして狙っていた調査のためマーキングされた個体。アサギマダラは1000㎞以上の渡りをする不思議なチョウです。中には香港まで飛んだ個体も。実に2000㎞という途方も無い長距離の渡りです。今日は、アメリカウズラシギには再会できませんでしたが、アサギマダラの夢のような世界に浸ることが出来ました。
    CF1A7622 20191009

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