ムベ - 花・鳥は友/湖国の自然
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    身近な自然を中心に撮影記録しています

    ムベの実が色付きました 自宅にて  

     令和3年(2021年)11月4日撮影。
     アケビの一種で常緑樹のムベをフェンスに這わせて育てています。大切に育てているためか、6㍍位に伸びたので昨年バッサリ強剪定をしました。今年は実がならないかも知れないと思っていましたが15個程の実を付けました。ムベは昔から重んじられ、皇室に献上されてきました。無病長寿の霊果とされており、天智天皇の言葉と伝えられている「むべなるかな」がムベの起源とされているとネットでは説明されていました。

     そろそろ食べごろのムベの実。


     実が青い時は目立ちませんが、熟して色付くとよく目立ちます。
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     アケビのように割れることはなく、アケビより甘くて上品な味でとても美味しいです。黒い種がいっぱいなのはアケビと同じです。
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     ムベの近くには南天の実が赤くなっていました。これは小鳥たちのご馳走で、そのうち無くなります。
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     ムベの実が熟す頃、ゲンカイツツジも紅葉が綺麗になります。そのうち落葉し、早春にはピンクの綺麗な花が咲きます。春を感じる花です。
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    ムベ 実も綺麗です  

     平成26年11月7日撮影。
     庭で育てているムベに実が付き、食べ頃となっています。ムベは不老長寿、そして縁起物の植物とされています。昔、天智天皇がこの果実を食べられ「むべなるかな」と言ったことから、ムベとなっています。延喜式にも、近江の国から琵琶湖の魚と一緒に朝廷へ献上されていたという記録があります。
     天智天皇を祭神とする大津市の近江神宮へも、毎年献納され、新聞にもその旨が載ることがあります。

     滋賀県では果樹としても育てられており、気候的にも合うのか庭でも順調に育っています。
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     アケビのように熟すると割れることはありません。アケビは、落葉しツルだけになりますがムベは落葉しません。果肉はゼリー状でとても甘く、見た目にも魅力のある果実です。
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     ムベの葉は小葉が付いていますが、成長するにつれ3枚、5枚、7枚となることから7、5、3で縁起の良いものとされて、庭にも植えられる樹となっています。
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