アメリカウズラシギ - 花・鳥は友/湖国の自然
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    身近な自然を中心に撮影記録しています

    アメリカウズラシギ、その2 長浜市にて  

     令和元年10月7日撮影。
     その1からの続きです。シギ類は種類の判別が難しく苦手ですが、一寸変わっているな、と感じたら色々と調べてみるのも面白いものです。単独であれば特定が難しい場合でも、良く似た異なる種類が2羽一緒に撮れた場合は、助け船というか違いが一目瞭然とする場合もあります。例えばハマシギとサルハマシギは2羽並ぶと違いが良く分かります。このアメリカウズラシギは、ウズラシギとの違いがハッキリしており、喉元から胸に黒い縦斑が密で、胸と腹の境の斑紋が明瞭です。その他はウズラシギと良く似ています。

     その2では、その特徴が良く分かるように撮っています。
    CF1A5571-1  20191007

     喉元から胸にかけての密な縦斑が見事ですね。 嘴は下に少し曲がっています。
    CF1A5575-1 20191007

     北米産の希なシギですが、ご覧のように警戒心は薄く、直ぐにお友達といった感じでした。
    CF1A5587 20191007

     希なシギを至近距離で撮ることが出来たのは、まぐれとは言え撮影者冥利に尽きると思いました。
    CF1A5608 20191007

     目がクリッとして可愛らしいアメリカウズラシギですが、翌日にはその姿はありませんでした。
    CF1A5644 20191007

    アメリカウズラシギ、その1 長浜市にて  

     令和元年10月7日撮影。
     今年の秋は河口を重点的に観察したのが結果的には効を奏したようです。大好きなトウネンが今季はたくさん連日のように観ることができたのを始め、セグロアジサシ、メダイチドリ、そしてこの日のアメリカウズラシギと初見初撮影の鳥たちが見られ、短期間にもかかわらず内容のある野鳥観察となりました。駐車位置から河口まで可成りの距離があり、三脚がだんだん重く感じましたが、私としては滅多に無い撮影機会でした。

     「日本の鳥550 水辺の鳥増補改訂版」にアメリカウズラシギの特徴が記載されていますが、まさにピッタリ。同書に付記されている記号は△マークで、希に見られる鳥とのこと。偶然の賜物とは言えラッキーでした。
    CF1A4411 20191007

     また、こんなに近くで撮れたのも不思議な気がしています。アメリカウズラシギだけでなく殆どのシギ、チドリが至近距離だったのも不思議です。
    CF1A4415 20191007

     最初から近くにいたわけではなく、河口に到着したときは離れた所でチラッと確認していますが、逆光でもありタカブシギかなと思って注意を向けていませんでした。手持ちの撮影者が近付いたため、飛んできたのが10㍍ほどの所でした。
    CF1A4531 20191007
     
     水際で採餌するアメリカウズラシギ。
    CF1A4622 20191007

     砂地での採餌スタイル。
    CF1A4752 20191007

     初見の鳥は色々な角度からも出来るだけ多く撮影することにしています。湖北でも今までにお目にかかっていない珍しいアメリカウズラシギですので、その2で残りを掲載させて頂きます。
    CF1A4757 20191007

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