アブラゼミ - 花・鳥は友/湖国の自然
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    身近な自然を中心に撮影記録しています

    セミの羽化 自宅にて  

     令和4年(2022年)7月17日撮影。
     自宅の庭では毎年数多くのセミが羽化します。その様子を撮らねばと思いつつ、その時間帯は睡魔に襲われている最中で実現していませんでした。たまたま犬の用足に連れて出たついでに梅の木を覗くとアブラゼミの羽化の真っ最中でした。セミの姿になったところも撮るつもりでしたが、気が付けば朝でした。

     夕方頃からセミの幼虫は羽化場所を探して庭を歩き回っています。長い地中生活から伴侶を探す旅へ出発です。セミの羽化はドラマチックで睡魔も吹っ飛びます(今回は眺めていると子守唄を聴いているようでした)。


     セミの抜け殻。あちらこちらにいっぱい付いています。私は子供の頃、セミを捕るのが大好きでした。今思えば悪いことをしたものだと、反省もしています。命の大切さを知る過程では必要だったかも知れません。
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    月夜の羽化(アブラゼミ) 自宅の庭にて  

     令和3年(2021年)7月25日撮影。
     羽化とか孵化は神秘的で興味津々なシーンに時間を忘れて見入ってしまいます。夜遅くに見たいからと言って神社や森などに行けば不審者扱いされる恐れもあり、毒蛇やムカデなどもいないとは限らず危険と隣り合わせのため実現は難しいと思っていました。今年は庭の木にセミのぬけ殻が多く見られたため羽化の観察を楽しむことが出来ました。

     月が出ていたためアブラゼミの羽化と一緒に撮ってみました。時間の関係もあり、月と一緒に撮るのは簡単なようですがチャンスは限られます。


     梅の木に取り付けて育てているセッコクで羽化するケースが多いです。既にぬけ殻が3個も付いています。
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     出来たら同じところで一度に数匹が羽化している場面と、毎夜のように確認していましたがその様な場面は見当たりませんでした。
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     梅の葉でも羽化していました。ここでもぬけ殻は2個ありました。きっとぬけ殻を見付けると安心して羽化を始める習性があるのでしょうか?
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    セミ(アブラゼミ)の羽化 自宅の庭にて  

     令和3年(2021年)7月22日撮影。
     セミのぬけ殻を多く見掛けるようになったので、意を決して夜に羽化の様子を撮ってみました。羽化は午後8時頃から始まるので、その時刻は歳のせいか眠たくて無気力状態になっていることが多く、朝早いのは良いのですが夜は意を決しないと撮れない時間帯となっています。撮影場所は庭の梅の木です。

     午後8時頃梅の木ではセミ(アブラゼミ)の羽化が始まっていました。



     羽化は殻から抜け出して姿を変え、美しくこの世に旅立とうとする神秘的な儀式のようです。
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     別の枝でも羽化が始まっていました。
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     そして別のところでは翅も伸びて成虫らしくなっているのもいました。
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     ゴソゴソと木を這い登る幼虫も。案外動きが早いのには驚きです。
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     羽化の神秘さにスッカリ眠気がすっ飛んでしまって、時間を置いて観察に出るともうセミらしくなっていました。セミは木で卵で1年、卵から孵化した幼虫は地中で2~5年を過ごして天気の良い日の夜に羽化して成虫となります。成虫は1週間から1ヶ月の生涯を閉じます。
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     梅の木の下にはこの様な幼虫が出てきた穴が幾つもあります。
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