トウネン - 花・鳥は友/湖国の自然
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    身近な自然を中心に撮影記録しています

    トウネン、夏羽は綺麗 長浜市にて  

     令和3年(2021年)4月28日撮影。
     トウネンは私の一番お気に入りの鳥の一つです。トウネンのイメージは冬羽の姿が先ず浮ぶくらい秋に出会うことが殆どです。夏羽のトウネンのイメージチェンジした美しさも魅力的と思い続けていましたが、この日思いがけなく出会うことが出来ました。生憎雨天でしたが贅沢は言っていられないので、何とかイメージ通りに撮ろうと試みました。

     夏羽のトウネンは滅多にお目にかかっていません。好きなトウネンが別の衣装をまとって現れたようです。


     スズメくらいの大きさのトウネンですが、私はこの小さな体に美の凝縮を感じます。綺麗だと思います。
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     2羽を一緒に撮ってみました。夏羽のトウネンを複数一緒に撮ったのは恐らく初めて。
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     正面からも撮ってみました。
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     田んぼの水溜りを歩くトウネンも。
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     5羽いましたが3羽を一緒に撮るのが精一杯。秋には普通に見られるトウネンですがこの時期はごく稀に観察しています。渡りのルートから外れているのかも知れません。レンズとカメラをびしょ濡れにしながらのトウネンでした。
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    この日もトウネン 長浜市にて  

     令和元年10月10日撮影。
     昨年のこの時期はまだコウノトリたちの撮影で楽しみな日々を送っていましたが、今年は既に思い思いの地へと旅立っています。必然的に目が向くのは旅鳥などこの時期にしか見られないシギ、チドリなどがメインとなってしまいます。何処でも見られるというものではないので、下見とポイント選びが全てとなります(特に湖北では)。びわ湖や河川の水位などを検討しながらの場所選びとなります。

     この時期はトウネン主体の観察で、後は付録的な撮影となります。その付録が、時として特別号となる時があり、楽しみでもあります。
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     好きな鳥を至近距離で撮る、私としては究極の野鳥撮影です。警戒心を解いて近づいてくれるのは素晴らしいですね。
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     トウネンも見掛けは同じようでも羽衣の色合いは色々。薄いのも濃いのもいます。
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     細い虫のようなものをゲットしたトウネン。
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     毎年秋になるとトウネン、トウネンと思いながらこの様に至近距離での出会いを楽しみにしています。
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     湖岸や河口の浅瀬はシギ、チドリにとってオアシスのようです。色々なシギ類も集まってくるのを期待しながらですが、現れたときのワクワク感も何歳か若返るようです。
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    相変わらずトウネンも近くで 長浜市にて  

     令和年月日撮影。
     今年の夏は異常気象というか、地球温暖化の影響か、焼け付くような日照りが続き秋には台風が同じようなコースに襲来し、びわ湖では水位が70㌢も上昇し、約5億トンもの水量が短期間に溜まったとのことで自然の歯車が狂ってしまっているようにも感じます。私的な感覚では例年より秋のシギ、チドリの種類が多く見られたようで、この点では自然の歯車が正常に回っているようにも思えますが、セグロアジサシが現れたり、コウノトリの滞在期間がひと月も短かったのは懸念材料のように思えます。

     手前はトウネンで、隣がメダイチドリ。
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     人懐っこいトウネンも手持ち撮影の方が現れると、パーッと中州へと飛んでしまいます。
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     トウネンでも羽衣の感じは色々。この違いを観察するのも面白いです。
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     今年は至近距離でトウネンを観察しているためか、少し気になる個体も見られます。
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     例えばこの個体。背中のVラインが明瞭で、翼が尾羽の先端より長く見えています。もしかしたらと期待しているところです。
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    トウネンの闘いが勃発 長浜市にて  

     令和元年9月22日撮影。
     トウネンはあるきっかけで最も好きなシギです。鳥の中でもトウネン、コウノトリ、コハクチョウが横並びで一番好きな鳥です。ということで、渡りの時期はトウネン、トウネンと念じながらの観察で発見したら遠くにいても一応撮影します。私の直ぐ近くまで近付くのはコウノトリが最も感動的ですが、トウネンが踏みそうになるくらい足元まで近付いてくれたときは、別世界に踏み入れたような心のときめきを覚えます。その小さく可愛らしいトウネンが意外にも闘いを始めました。

     突然取っ組み合いの大喧嘩が始まりビックリ。
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     蹴りと突きを入れているようです。
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     逃がすまいと追いかけるトウネン。小さくても結構気が強いようです。
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     この場面は三つ巴の闘いです。餌場の取り合い?伴侶の取り合い?
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     今度は押さえ込み。
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     猛スピードで逃げろや逃げろ。
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     お遊びか闘いか分かりませんが、まだ旅の途中。仲良く無事に目的地を目指してほしいものです。スズメ大のトウネンですが、地球規模の旅をするため翼はとても立派。
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     温和で人懐っこく可愛らしい普段のトウネン。この姿からは想像も付かない激しい気性も持ち合わせているようです。
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     令和元年9月21日撮影。
     前日までは中州にいてトウネンも撮影者に慣れてきたのか近くに来るようになってきました。1羽でもいたら動かないでジッとしていると、トウネンの仲間も飛んでくるのでひたすら忍の一字です。野鳥が足元まで近付いてくることは私にとっては最高に素敵なことだと思っています。トウネンが近付くと他の種類のシギ、チドリも安心するのか近付いて来るのが不思議です。この日は、まだ一定の距離を保っていましたがこれからが楽しみです。

     機を許し始めたのでしょうか、中州から撮影している岸側に来ています。足元の魚は産卵後一生を終えたコアユです。
    CF1A4399 20190921

     大きな鳥はゆっくりと動きますがスズメ大のトウネンは結構チョロチョロと動き回ります。
    CF1A4448 20190921

     私が撮影した期間中は数種類のシギなどが見られましたが、その要因は食べ物で昆虫の幼虫やサナギのようなものをよく食べていました。
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     トウネンの羽衣は緻密で奇麗ですが、個体によって色々変化があり、個体の比較も楽しいものです。
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     トウネンの左にハクセキレイがいます。ハクセキレイも大きな鳥ではありませんがトウネンと比べれば大きく見えます。
    CF1A4809 20190921

     渡りの関係か、今季はトウネンなど割とよく観察できた年だと思っています。今後、異なる種類も登場しますのでご期待下さい。
    CF1A4827 20190921

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