2015年07月 - 花・鳥は友/湖国の自然
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    花・鳥は友/湖国の自然

    身近な自然を中心に撮影記録しています

    アオサギ 川から飛び立ち  

     平成27年7月23日撮影。
     湖北ではアユの遡上が活発化しているのに比例するようにダイサギやアオサギが集まっています。湖岸付近、川幅の広い河川には一体何処から集まってくるのか不思議なくらいの夥しい数です。

     アオサギは警戒心が強いようで、採餌に夢中な時以外はすぐに飛ばれてしまいます。レンズを向けた途端に川から飛び立ってしまいました。
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     大型のサギだけあって、飛ぶ時の翼はとても綺麗だと思います。
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    ダイサギ 台風後は幸せのようです  

     平成27年7月23日撮影。
     台風で増水していた川の流れも落ち着き、ダイサギやアオサギが集まっていました。アユなどは大雨の増水を利用して、琵琶湖から一気に川の上流を目指して遡上します。その魚を狙うサギ類などが集まりだし、夥しい数となっています。

     この川では食べ物は無制限食べ放題で、鳥達も幸せそうに見えます。
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     湖北は野鳥の楽園と呼ばれますが、この川に限ってはサギ類の楽園となっています。
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     ダイサギは田圃などでも多く見られますが、川では更に美しく見えるようです。
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    蓮とカンムリカイツブリ  

     平成27年7月23日撮影。
     湖岸付近では、蓮の花が咲いているところがあります。特に、早崎内湖では年々蓮が勢力をのばしているようです。内湖の殆どが蓮で埋め尽くされると、コハクチョウたちは何処へ行くのか心配しているのは私だけでしょうか。湖岸では、蓮の近くにカンムリカイツブリがいました。

     よくは分かりませんが、簡単な巣を作って抱卵しているのでしょうか。
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     もう1羽もそばで羽繕いをしていました。
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     此処がお気に入りのようで。撮影しやすいところには出てくれませんでした。
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     湖岸では、営巣していると思われる巣が何カ所も見られました。川での営巣などは観察しやすいですが、琵琶湖では近くでヒナの姿を見るのは至難の業のようです。
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    カイツブリの親子 台風後も無事でした  

     平成27年7月23日撮影。
     台風通過後、初めての野鳥観察でしたが生憎の雨。しかし、台風時にはカンムリカイツブリが営巣していた川は危険水位を超えていましたので、その後が心配で様子を見ることが目的でやって来ました。いつものことですが、営巣中の巣は影も形もありませんでした。
    ところが、カイツブリの元気な鳴き声が聞こえた時には希望の光が差し込んで来たような気持ちでした。

     もしや、例の親子と思い必死で探しました。いました、いました。例の親子が元気に泳いでいました。無事でよかったね。
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     ヒナは3羽全員揃っていました。もう1羽は少し離れたところにいます。大部大きくなって、親にベッタリではなくなっていました。
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     まだ、流れが速いため川岸近くの茂みのようなところにいました。
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     ヒナ3羽と自身をまもった親鳥。いい顔をしていますが、何日も降り続いた大雨は怖かったと思います。
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    キジ 少し離れたところにもいました  

     平成27年7月23日撮影。
     この日は久しぶりの野鳥観察でしたので、雨が降っていましたが撮影を強行しました。先ず、出合ったのがキジで先のペアとオス1羽で、それぞれ50㍍も離れていないところにいました。湖北ではキジが多く見られますが、このように立て続けに出合うこともよくあります。

     雨降りで、キジの鮮やかな色が見られませんでしたが、この場から遠ざかることもしないフレンドリーなキジでした。
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     濡れた羽が気になるのか、羽繕いに専念していました。
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     羽繕いの途中でこちらを見るキジ。ズ~ッとこの調子でした。
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    キジ 雨に濡れていました  

     平成27年7月23日撮影。
     この日は雨。台風後初めての野鳥観察に出向きましたが、湖岸に近付くにつれ本降りとなり、車中から撮れる範囲で撮ってみました。雨の中でも結構活動している野鳥達には、今さらですが正直ビックリしました。

     キジのペアが雨でずぶ濡れになっていました。地味なメスは濡れて、更に地味になっていました。
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     こちらを見ていますが、落ち着いた様子。
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     オスは、すぐ近くの水路で雨にも平気な様子。しかし、鮮やかな輝きは雨に濡れてくすんでしまっていました。
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     湖北のこのキジは人慣れしているのか、憶えてくれているのか逃げ去ることもなく、隠れようともしませんでした。
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    木之本にて 時間が止まっているようです  

     平成27年7月11日撮影。
     時々木之本町まで買い物に出掛けますが、いつもながらタイムスリップしたような気持ちになるところです。お店に入る入り口は自動ドアではなく、戸をガラガラと開けて入ります。北国(ほっこく)街道沿いには、宿場が各所にあり当時の面影を残しています。木之本町には当時、お殿様やお姫様がお泊まりになった由緒ある宿場も残っています。

     敷居が高いというか、入ることもままならない門構えですね。此処は昔の宿場であり、酒屋さんでもあります。杉玉が新しくなると新酒が出来た印となるそうです。日本酒は嗜みませんので、今まで何の為の杉玉かよく分かりませんでした。
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     この酒屋さん立てられていました。
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     昔の薬屋さん。
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     この薬屋さんにも、説明の立て札。以前から、ぼんやりと由緒は知っていましたが、この説明書きによって一気に当時の世界に佇んでいるようです。
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    オモダカ 自宅近くにて  

     平成27年7月21日撮影。
     湖北の田圃ではオモダカがとても多く見られます。クワイによく似た葉をしていますが、はるかに小型の植物です。オモダカと酷似している種類の植物もありますが、葉の特徴などからオモダカと思われます。今の時期、白い可愛らしい花を咲かせています。野鳥達の姿が少ない時期に、よく目立つ花だと毎年思っています。

     私にとって、オモダカは小さい頃から、まだ実物を知らないのにオモダカの姿と名前は知っていた植物です。
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     幼少からのイメージと現実のオモダカから受けた印象が、いまだに心の余韻として残っています。心惹かれる植物です。
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    アガパンサス シロバナも咲き出しました  

     平成27年7月16日撮影。
     この日はあいにくの雨。ウグイ寿司を漬け込みを湖北町伊部の旧家で実践する日でもありました。鮒寿司を漬け込むお忙しい時に懇切丁寧にご指導を頂き、漬け込みを完了することが出来ました。帰宅後シロバナのアガパンサスが咲き始めているのに気付き撮影しました。

     シロバナは紫色の種類に比べ少し遅れて咲き出しました。
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     この画像では何の花か分かりませんね。紫色より少し小振りです。花言葉は、アガパンサス全般として「love letter(ラブレター)」とのこと。私としては、この花にその様なロマンチックなイメージは感じ取れませんが・・・。
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    ロココと申します 自宅の庭にて  

     平成27年7月13日撮影。
     自宅にはツルバラは新雪とロココの2種類を植えています。どちらもお気に入りのバラですので一番日当たりの良い場所のフェンス沿いに植えています。ロココは春にも咲いていましたが、奥まったところに植えていたためか気付くのが遅れてしまいました。罪滅ぼしに、蕾の時から観察し一番いい顔をしている時に撮ってみました。

     夏の返り咲きですので小さいですが、何ともいえない優しい色合いを見せてくれたのは流石だと思います。1987年にドイツで作出されたツルバラです。

    コウノトリJ0501 楽しそうな表情が印象的  

     平成27年7月11日撮影。
     休憩モードに入ったJ0501は羽繕いをしたり、一本脚でほぼ固まったような状態で動く気配がないようです。暑さが厳しく撮影している方も日陰で休憩したいのですが、何ともいえない楽しそうな表情に引き込まれて撮影を続けました。

     「暑いね」と言っているようです。嘴を開けて、口で息をしているようです。しかし、暑さでウンザリするような表情はせず、終始楽しそうにしていました。
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     キョロキョロしても表情は変わらずで、1羽でも寂しさは感じられませんでした。
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     こんなに良い顔をしてくれると、コウノトリと会話をしているような錯覚に陥りそうです。
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     やっと両脚で歩き出したと思いましたが、また休憩モードになってしまいました。
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     このコウノトリJ0501は1羽でマキノ町に舞い戻ってきましたが、暫くするといつの間にか豊岡に帰っていました。やはり、本心は寂しかったかも知れませんね。今度は何時滋賀県に来てくれるのでしょうか。
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    コウノトリJ0501 くつろぎ  

     平成27年7月11日撮影。
     畦に降りたったコウノトリJ0501はどうするのかと思っていたら、すぐに近くの田圃に移りました。この日は大きなコウノトリにとっては、気の毒と思えるほどの暑い日でした。水の中が凌ぎやすいのか、殆ど動かずのくつろぎぶりでした。

     一本脚のまま羽繕いに余念がありません。1歳そこそこのお嬢ちゃんですが、手入れには怠りが無いようです。
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     暑いためか、嘴を開けている時が特に目立ちました。
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     休憩しながら、気の赴くままに採餌でしょうか。人間でしたら、ソファにくつろぎながらポケーッと無意識に冷たくて泡の出るものを手に取る心境でしょうか?
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     実際に採餌することはなく、確認をしていただけようです。撮影しているのは分かりつつくつろぐ姿は、安心して撮影ができます。
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    コウノトリJ0501 飛翔  

     平成27年7月11日撮影。
     農道から飛び立ったJ0501は何処を目指しているのでしょう。マキノ町での行動範囲は広くはありませんが、そこには長らく一緒に暮らしたきたJ0064の姿はありません。1羽だけ豊岡から飛来し、相棒のJ0064は豊岡に滞在とのこと。相棒を捜しているわけでもなく、自由に飛翔する姿は優雅そのものですが、寂しくはないのでしょうか。

     勝手知ったマキノ町を飛翔するJ0501。寂しさより、舞い戻ってきた安堵感が感じられるようです。
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     私の眼前を飛ぶJ0501。田圃のグリーンをバックに飛翔する姿が印象的でした。  
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     コウノトリは素晴らしい翼を持っているのですね。力強く、優雅にそして美しく飛んでいます。
    CF1A9368 20150711

     J0501はグル~ッと旋回し、畦に降りたちました。その間、ほぼピントを外さずに追うことができ、これまでの掲載画像はノートリミングで、J0501に対するイメージの一端は表現できたように思っています。
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    コウノトリJ0501 飛び立ち  

     平成27年7月11日撮影。
     マキノ町でのコウノトリは周辺の見通しが良いため発見しやすく、飛んでも着地先などもよく分かります。コウノトリの美しさを撮るのには絶好の場所と思い撮影に臨んでいます。しかし、コウノトリは圧倒される美しさであり、実物を目前にするとその美しさに負けてシャッターを押してしまいます。とても撮影が難しい被写体だと感じています。この日は何とか私なりにコウノトリに対するイメージを撮しとめることができました。全てノートリミングです。

     農道から飛び立つJ0501。飛翔力の強い鳥だけあって、とてもダイナミックな飛び立ちです。
    CF1A9356 20150711

     この日は非常に暑い日で、田圃と違い舗装した農道は焼け付くような熱さです。田圃を目指しての飛び立ちなのでしょうか。
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     大きな体もすぐに浮き上がります。
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     翼を広げると約2㍍もあります。力強く翼を広げた姿は圧巻です。
    CF1A9360 20150711

     いよいよ空へ。J0501は若く美しいのですが、田圃で採餌のため脚、足環、嘴が泥んこ。元気な証拠ですね。この続きは「コウノトリJ0501 飛翔」に掲載させて頂きます。
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    コウノトリJ0501 豊岡からすぐに戻ってきました  

     平成27年7月11日撮影。
     この日はとにかく暑い日でした。長らくマキノ町に滞在していたJ0501が突然不在となり心配していましたが、7月4日に兵庫県豊岡市で確認されましたので安心していたのも、つかの間で7月7日にはマキノ町で確認されました。1歳そこそこのお嬢さんですが、既に何回も滋賀県に飛来しており、滋賀県は彼女の第二の故郷のようです。

     田植機のそばから農道に出てきたJ0501。「ただ今、戻ってきたよ」と言っているようです。スラッと伸びた足、なかなかの美人です。何回も出会っているので、特に親しみを感じるコウノトリです。この日は、とても美しい飛翔姿などを見せてくれました。分けてブログに掲載させていただきます。
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    イカル 隣地の大ケヤキによく飛来します  

     平成27年7月10日撮影。
     畑で野菜を採っているとイカルの綺麗な鳴き声が響いていました。直ぐそばの隣地のケヤキの木に良く来ていますが、自宅にカメラを取りに行っている間に飛んでしまっているか、葉が茂っているので撮影できない場合が殆どです。この日は、幸い高所に2羽留まっているのを確認し撮ることができました。

     ケヤキの実を啄んでいます。最近はイカルの姿は自宅付近では見られますが、湖岸付近では見掛けないようです。
    CF1A9055 20150710

     2羽が来ていました。ペアなのでしょうか。イカルは夫婦仲がとても良く、何時も2羽で行動するそうです。
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    カンムリカイツブリ 兄弟は良いものですね  

     平成27年7月9日撮影。
     琵琶湖では顔を見なければ成鳥と大きさなどが変わらない幼鳥のようなカンムリカイツブリのヒナの姿が見られます。完全に親離れしているかは分かりませんが、親鳥の姿は見られず3羽の兄弟が仲良く遊んでいました。

     子供は人間も鳥達も同じで、はしゃぎ回るのが好きなようです。湖上の駆けっこを誘っているようです。
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     それっ、行くぞ!とご覧のようなお遊びも。元気が余っているようです。
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     行動範囲はそんなに広くはないようで、この3羽の兄弟の姿を良く見掛けます。
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     翼も立派です。此処まで成長したら親鳥は責任を果たしたようです。
    CF1A8979 20150709

    エリとゴイサギ  

     平成27年7月9日撮影。
     今頃の時期は琵琶湖の閑散とした広さだけが視界に入ってきます。オオバンとかカワウなど少数の鳥達が広い琵琶湖に溶け込んでしまっているようです。野鳥の姿が極端に少なく、野鳥撮影はまるで魚のいない池で魚を釣っているような思いをしているのは私だけでしょうか。

     ゴイサギだけは不思議に集まってきて、エリに留まりだします。一番数が多い時期にはエリには留まる場所が無いくらいとなります。
    CF1A9030 20150709

    カイツブリの親子 大雨の後は安全なところに  

     平成27年7月9日撮影。
     この日の午前中は激しい雨が降り、川は増水し濁っていました。所用で湖岸付近に出向いたついでにカイツブリの親子の様子を覗いてみました。増水して、流れが速い時は安全なところに潜んでいるようで、なかなか見つかりませんでした。

     岸から水面に覆い被さるように茂っているよどみに潜む親子の姿を見つけましたが、撮影はできないところでしたので暫く待って現れたところを撮りました。流れが速いところには決して近付こうとはしませんでした。
    CF1A8818 20150709

     激しい雨の後、3羽の兄弟が元気にしたいるところを確認できましたので、一安心しました。ただ、カンムリカイツブリのヒナたちは、この雨を機会に、生活の場を琵琶湖に移しているようです。
    CF1A8827 20150709

    ドクターヘリ 湖北の空を飛ぶ  

     平成27年7月8日撮影。
     カイツブリのヒナを撮っている時に上空を通過するヘリコプターの音がしていましたが、撮りにくい場所にいるカイツブリに気をとられていました。何気なしにヘリを見上げると、かなり遠方を飛んでいましたが、今までに見たことがない機体でした。これは?と思って取り敢えず撮影して確認して見ると、何とドクターヘリでした。初めて見ました。

     機体のデザインから、滋賀県全域と京都府南部を運航範囲とする「京滋ドクターヘリ」(愛称:KANSAIゆりかもめ基地病院:済生会滋賀県病院)と思われます。今年4月から運行されています。高度な救急医療体制も整い安心できるようになったのは嬉しい限りですね。万が一、このドクターヘリが出動中に同様の緊急事態が発生した時には、大阪府のドクターヘリに応援を求めるそうです。
    CF1A8195 20150708

    ゴイサギ 目が合ってしまいました  

     平成27年7月8日撮影。
     カイツブリのヒナを探している時に予期せず突然視界に入ったゴイサギの幼鳥。動かない未確認物体のようなものが、此方をジ~ッと見ているものですから、心臓が強くない私は、ドキッとしました。心の準備が出来ていないと、何でも驚きます。

     私の目を穴が開くほど見つめています。私もビックリしましたが、ゴイサギもビックリしているようです。
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    カンムリカイツブリのヒナ これで遊ぼうよ  

     平成27年7月8日撮影。
     カンムリカイツブリのヒナは、泳いだり潜ったり食べたり、そして遊びを通じて日々成長しているようです。いつもの川では親子の微笑ましい様子などが身近に観察できます。草の葉で遊んでいるところを撮ってみました。

     ヒナがもう1羽の兄弟に、これを引っ張って遊ぼうよ、と遊びのお誘いをしているようです。
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     興味を示したもう1羽のヒナが近寄ってきました。「面白いよ、やってみる」といった様子です。何年も親子を観察していますが、相当高度な精神構造の持ち主と思っています。
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    やはり、水鳥は泳いだり潜ったりして遊ぶ方が面白いようです。兄弟揃ってスイ、ス~イと良い顔して泳いでいました。 
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    カンムリカイツブリ 食べ方も教育の一環のようです  

     平成27年7月8日撮影。
     カンムリカイツブリの親子を観察していると興味が尽きません。ヒナが大きくなってくると親鳥のヒナに対する対応も変わってきます。給餌の仕方も、最初はヒナの体の大きさに合わせて、だんだん大きな魚を口移しで与えていたものが、水面に浮かせた魚を食べさせたりします。子育て熱心であり、教育熱心でもあります。

     大きなアユを捕ってきましたが、欲しければおいでとヒナを誘います。ヒナは一目散に親鳥に駆け寄ります。
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     アユをソッと水面に浮かせました。大きな魚はどうしたら食べやすいか教えているようです。
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     アユを頭から呑み込むヒナ。親鳥はヒナが呑み込むことが出来ない大きな魚を与えることがあります。悪戦苦闘しますが、最後は親鳥が呑み込みます。ヒナは当然魚が欲しいので、盗られたと思って必死で様子を見ていると思います。親鳥が呑み込む様子を見て食べ方を覚えていくようです。カンムリカイツブリは、子育てには愛情と教育が不可欠であることを教えてくれているようです。
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    カンムリカイツブリ 湖上の子育て談義?  

     平成27年7月8日撮影。
     私はカンムリカイツブリの子育て中の家族の交流というものは、かって見たことがありませんでしたが、この日初めて観察することができました。2組の親子連れが別々の方向から集まってきたのです。たまたま偶然かも知れませんが、表情を見る限り偶然とは思えないような気がしています。

     ヒナはそれぞれ2羽ずつの親子連れです。何やら挨拶を交わしているようです。
    CF1A8271 20150708

     親同士は、子育て談義に花を咲かせているのでしょうか。直ぐそばの子供が、「お母さん、早く帰ろうよ」と言いたげです。
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    キンクロハジロ 琵琶湖にて  

     平成27年7月8日撮影。
     カンムリカイツブリのヒナを観察していると、湖上にキンクロハジロが数羽休憩中のようでした。冬は色々な水鳥がひしめき合う北湖も閑散としています。カンムリカイツブリなどのヒナや幼鳥の姿を観察することができるのが、せめてもの救いのようです。

     北湖では数種類の水鳥が越夏していますが、暫くすると北方から仲間たちがやって来る時期となります。
    CF1A8204 20150708

    カイツブリのヒナが3羽 いつもの川で発見  

     平成27年7月8日撮影。
     カンムリカイツブリの子育てが観察できる川では、毎年カイツブリのヒナも観察していましたので、丹念に探していました。暫くするとヒナの鳴き声が聞こえてきますが、姿はなかなか確認できませんでした。やっと、カンムリカイツブリが放棄した巣に親子の姿を発見することができ、今季として初めて撮影できました。

     葦などに覆われ、岸からは非常に確認しづらい場所です。ヒナの内1羽は親鳥の背中に乗っています。
    CF1A8505 20150708

     暫くすると食事の時間でしょうか、立ち上がって川の中に。ヒナ1羽は背中に乗ったままです。 
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     親鳥の脇にいた2羽は、いち早く泳いでいました。
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     アクビをするヒナも。
    CF1A8557 20150708

     食事と運動の時間のようです。カイツブリのヒナは泳ぎがとても達者です。
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     親鳥がこれからの予定などを言って聞かせているようで、ヒナたちは3羽揃って、神妙に聞いているように見えます。
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     1羽のヒナがいきよい良く潜った瞬間です。こうした遊びなどを通じて日々成長しているようです。
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     背中に乗り込むヒナ。
    CF1A8650 20150708

     ヒナにとって親鳥の背中は最高の場所のようです。ヒナは大満足のようですね。
    CF1A8682 20150708

     早崎内湖でもカイツブリの親子を見掛けましたが、此方は親鳥と大きさが変わらない位に成長していました。しかし、鳴き声はヒナそのものです。
    CF1A8728 20150708

    オオヨシキリ 最近は少しおとなしいようです  

     平成27年7月8日撮影。
     カンムリカイツブリ、そしてカイツブリのヒナを撮っているとオオヨシキリが現れたので、反射的にシャッターを押しました。今までに十分撮ってはいるものの、丁度良い位置に現れるとつい撮ってしまいます。

     最近は散発的に騒いでいるようで、以前ほどの大合唱ではなくおとなしくなっているようです。
    CF1A8483 20150708

     葦原が静かになっているのは、子育て中なのでしょうか。注意深く観察は続けたいと思っています。
    CF1A8485 20150708

    バンの幼鳥 湖岸近くにて  

     平成27年7月8日撮影。
     コハクチョウで賑わっていたところは、ハスが綺麗に咲きだしておりカイツブリの親子やバンの幼鳥が見られるものの、やはりコハクチョウたちが不在の内湖は閑散としています。早く稲刈り後の秋が来てほしいと願っているのは私だけでしょうか。

     内湖と内湖の間の堤にバンの幼鳥が上がっていました。何時もバンのヒナを撮るのを楽しみにしていましたが、5月の連休シーズンは特に人出も多く撮ることができませんでした。代わりに初々しい幼鳥との対面ができましたので、少し救われた思いです。
    CF1A8131 20150708

     撮影に気付き、此方を見ています。バンは好きな鳥ですが湖北でも数が少ないです。
    CF1A8143 20150708

    カンムリカイツブリ 湖上の3人兄弟  

     平成27年7月6日撮影。
     マガモの遠足を撮った後、周辺のカンムリカイツブリを観察していました。背中にヒナをオンブしているのは見当たりませんでしたが、なんと成鳥と同じ大きさになっているカンムリカイツブリの3兄弟を発見。顔に縞模様がクッキリと残っていましたので幼鳥だと分かりました。

     今季観察したヒナの中では最も成長しています。カンムリカイツブリは、これからも生まれてきますので幼鳥とヒナが混在する光景が見られると思われます。
    CF1A7281 20150706

     この兄弟は、離ればなれになっていても暫くすると、親兄弟のそばに集まってきます。
    CF1A7282 20150706

     翼も立派になっていました。頭部を見ない限り幼鳥だとは分かりません。
    CF1A7292 20150706

     この日は、親鳥が見守っていましたが、そろそろ親離れの時期のようです。親鳥はその時期を見極めているように思われました。
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     この日を過ぎて、この3兄弟のお遊びの様子を観察しましたが、この広い琵琶湖に親鳥の姿は確認できませんでした。確定できませんが、親離れのようです。今から思えば、親鳥の3羽の子たちを見つめる様子が悲しげに思えてなりません。
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    マガモのファミリー 遠足のようでした  

     平成27年7月6日撮影。
     延勝寺沖を望む湖岸でマガモのファミリーと出会うことができました。13羽ものヒナを連れて泳いでいる様子は自然に目を釘付けにします。マガモも本来は冬鳥ですが、カンムリカイツブリと同様琵琶湖でかなり繁殖しています。

     まるで子供たちを遠足に引率しているようです。
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     何処に向かうのか、追ってみました。
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     餌場に向かっていたようで、到着すると自由行動となり、親子ともども食べ始めました。
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     親鳥はヒナたちに目配り気配りしながら食べていました。
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     食欲は旺盛で、一心不乱に食べ続けていました。
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     ヒナたちはとても嬉しそうで、中には水面を蹴って走るような仕草も見られました。子沢山の親鳥も満足そうです。複数種類の冬鳥が繁殖している琵琶湖。身近な湖に不思議さを感じます。
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