2016年08月 - 花・鳥は友/湖国の自然
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    花・鳥は友/湖国の自然

    身近な自然を中心に撮影記録しています

    アゲハモドキ 三島池にて  

     平成28年8月19日撮影。
     此処ではヤマガラにやっと出会ったものの、期待していた鳥達には出会えず昆虫探しに方向転換しました。例年セミを撮っていますので、撮ろうと懸命でしたが簡単に撮れそうで撮れないセミ。ふと池のそばを見るとアゲハチョウ?のような昆虫を発見。

     翅を広げて留まっていますので蛾のようですが、アゲハチョウのようでもあります。初見ですので帰宅後調べてみると、蛾の仲間の「アゲハモドキ」と判明。蛾は気色悪いのものと思っていましたが、綺麗な蛾でした。
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    ヤマガラ エゴノキの実が大好き  

     平成28年8月19日撮影。
     農業用溜池のある園地では草刈りや一部の樹木の伐採などが行われているようで、野鳥観察に出向いた私にとっては期待はずれでした。野鳥は諦めて、昆虫でもと思っているとヤマガラの鳴き声。1羽のヤマガラが食事の様子を見せてくれました。

     ヤマガラのお目当ては、大好きなエゴノキの実です。まだ実は青いですが、種は食べることが出来るようです。
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     実はいっぱいありますが、どれにしょうかと品定めをしています。
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     種を両脚で挟んでいます。
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     種を銜えて食べずに移動していましたので、何処かに貯蔵するのでしょうか。人間にはエグくて食べられないものですが、ヤマガラは大好きです。冬場この木の側の地面で採餌している姿を見掛けますが、落ちている種を啄んでいたようです。
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    カイツブリのヒナ 葦の側で  

     平成28年8月16日撮影。
     カイツブリのヒナの観察を続けて約2ヶ月が経ちました。早く生まれたヒナは単独で行動しているものも見掛けるようになっています。孵化したてのヒナはゼニガメのように小さく可愛らしかったのですが、全員大きくなって成鳥と変わらないほどになっています。また、川で見掛けることも少なくなり生活の場を琵琶湖岸に移しているようです。

     このヒナはまだ数羽の集団でした。暑さを凌ぐように葦の側にいました。
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     ある程度大きくなると親鳥はヒナを追い払い、親離れを促す行動をとります。このヒナたちも親兄弟と離ればなれの生活が間もなくのようです。
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    コムラサキ 何と綺麗なチョウ!  

     平成28年8月16日撮影。
     余呉川河口近くの僅かな駐車スペースに車を止めて下車すると、余呉川沿いの道に何とも言えない綺麗なチョウが留まっていました。自宅付近では見られないチョウで、とにかく撮影し帰宅してチョウの種別を確認するとコムラサキであることが分かりました。ヤナギ類の樹液に集まるそうです。湖岸や余呉川沿いにはヤナギ類が多く、樹液目的でやって来ていたようです。

     オスの羽の上面は紫に輝きとても美しいチョウです。この様に羽を閉じていても十分に綺麗なチョウです。
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     コムラサキは休憩タイムのようで、この状態のままでした。時間的な関係で羽を広げてくれるまで待てませんでしたが、再度出会う機会があれば、その様子を是非撮ってみたいものです。
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    シオヤアブ 最強の昆虫のようです  

     平成28年8月16日撮影。
     余呉川の河口付近を観察しようと道路から降りると、丁度そこにはアブが待ち構えるように留まっていました。刺されると大変ですのでハチやアブは出来れば近寄って欲しくない、また近寄りたくもない昆虫です。時々見掛ける怖そうなアブですので、ソッと撮って帰宅して調べてみました。

     ネットで調べるとシオヤアブでした。スズメバチでさえこのシオヤアブの敵ではないそうで、背後から゜瞬時に襲い噛み砕くようです。
    スズメバチの天敵として最強の昆虫ともいわれているそうで、そこまで恐ろしいとは思ってもいませんでした。幸い人を襲うことは滅多にないそうです。
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    ダイサギなど川に集結 姉川にて  

     平成28年8月16日撮影。
     夏の間は野鳥観察に出掛けても殆ど姿を見掛けることはなく、ただ暑いばかりで成果もなく早々に撤収となります。しかし、コアユなどが遡上する川にはサギ類が多く集まり、その壮観さは格別です。

     川の中で魚を捕っているもの、中州に上がってくつろいだり羽繕いをしたり、それぞれ好きなように過ごしています。河口からこの付近まで夥しいサギ類が集まっていますが、田んぼなどにも相当数が見られ、その数の多さには驚くばかりです。
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    ダイサギ コアユをゲット  

     平成28年8月16日撮影。
     ダイサギやアオサギなどは田んぼなどでカエルやバッタを捕っているときに比べ、川で魚を捕るときはとてもダイナミックで、野生そのものを感じる瞬間でもあります。ここ姉川ではサギ類が食べるに困らないほど多くの魚が琵琶湖から遡上しており、まさに野鳥の楽園のようです。

     コアユをゲットした瞬間のダイサギ。捕って呑み込むまでは一瞬で、水飛沫が上がるところを撮るには特定のダイサギをファインダー越しに狙い続ける必要があります。捕った姿を確認して、シャッターを押しても手遅れが殆どです。
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     捕ったのは美味しそうなコアユです。此処を餌場にしているサギ類は美味しい魚ばかり食べてグルメですね。
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    オオヨシキリの幼鳥 湖北野鳥センター前にて  

     平成28年8月16日撮影。
     オオヨシキリの飛来時にはうるさいほどに囀り、目に付く所にも留まってくれましたが夏本番の頃には子育てに忙しいのか、囀りも聞こえず姿も見えなくなります。野鳥センター前の葦原でゴソゴソ動く鳥を発見し、暫く待っているとオオヨシキリの幼鳥が一瞬ですが姿を現しました。

     まだあどけなさが残る小柄でホッソリした姿。脚の色、羽の様子からオオヨシキリの幼鳥と思われます。
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     子育て中のオオヨシキリは探しても簡単には姿を現さないため撮影は難しくなります。葦原の中での活動が主で、幼鳥が偶然僅かに姿を現したところをなんとか撮ることができました。幼鳥を撮ったのも、8月に撮影したのも初めてです。オオヨシキリは、お世辞にも可愛らしいとは思いませんが、この子はとても可愛らしいでした。
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    ツマグロヒョウモン 自宅の庭にて  

     平成28年8月14日撮影。
     庭にはスミレが多いため、ツマグロヒョウモンがよく見られます。此処で卵を産み、幼虫がスミレの葉を食べてサナギとなりチョウとなって飛び交っており、のびのびと安心しているようにも思えます。ツマグロヒョウモンは人を恐れず、この前は差し出した右手の手のひらに留まってくれました。利き腕は左ですが、今の一眼レフは手持ちでは右手でしかシャッターを押すことはできないため撮ることはできませんでした。

     遅くに咲くギボウシの蕾に留まったツマグロヒョウモン。もう暫くすると、アサギマダラが渡りの途中に立ち寄ってくれるくれるはずで、好みの植物を育てて心待ちにしています。
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    シオカラトンボ 自宅の庭にて  

     平成28年8月14日撮影。
     庭やその周辺ではセミが声が少なくなってきているようで、代わりにトンボ類が増えているようです。今年の夏は何時までも猛暑が続いており、セミの声も何時までも聞こえてくるように思っていましたが、季節は確実に秋に向かって進行している気配を感じるこの頃です。

     この前オニヤンマが留まったオオヤマレンゲにシオカラトンボのメス(だと思います)が留まっていました。
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     隣の枝にも留まりましたので、撮影角度を変えて撮ってみました。
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     オオヤマレンゲは花も綺麗ですが、実も綺麗です。何個かなっていますが一番赤いのを撮りました。中には黒い種がたくさん入っています。
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    オオハナアブ 自宅の庭にて  

     平成28年8月13日撮影。
     オオハナアブは全国的に分布しているとのことですが、自宅の庭や畑では時々見掛ける程度です。複眼に独特の模様があり、複眼の間には単眼が3つあり、よく眺めてみるとユニークな姿をしています。ハナアブに比べてズングリムックリで可愛らしさもあります。

     庭のヤマアジサイの葉に留まっているところをパチリ。アブという名前から人を刺しそうですが、刺すことはなく花の受粉の手助けをしてくれる昆虫です。ハエの仲間ですから、ハエの親分のような姿をしています。
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    アオサギは大食漢 姉川のヤナ場近くにて  

     平成28年6月12日撮影。
     河口から此の場所までに多くのサギ類が集まっており、また最近の小雨の影響で水量が少ないため絶好の餌場となっています。ダイサギやコサギはコアユなど小さめの魚を捕っていますが、アオサギは驚くほど大きな魚が好物のようです。アオサギは小さいコアユもよく食べていますが、ミサゴの獲物でもあるハスが多く遡上しているためか、ハスを選んで捕っているようです。

     ハスをゲットしたアオサギ。猛禽のミサゴは食いちぎって食べますが、アオサギはこれを丸呑みします。
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     顎が外れそうな大きな魚を頭部から丸呑みしょうとしています。
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     呑み込み完了寸前の様子。これだけ大きな魚を消化するのですから、アオサギの胃の強靱さは驚くべきです。
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    ダイサギ 姉川のヤナ場近くにて  

     平成28年8月12日撮影。
     ヤナ場の手前ではコアユなどの魚が多く集まっているため、ダイサギ、コサギ、アオサギが多く集まってきています。これだけたくさんのサギ類が集まっている様子は壮観でもあり、まさに野鳥の楽園のようでもあります。多く集まっている様子、アオサギが魚を捕っている様子は後日このブログに載せさせて頂きますが、ダイサギが美しいと思われた数コマを今回載せさせて頂きます。

     餌場に降り立つ寸前のダイサギ。
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     彼方此方に降りて来ます。
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     着水すればコアユを捕るためスタンバイし、真剣な目つきで獲物を追います。
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     見慣れているダイサギですが、躍動的な姿は何時見ても魅力的です。此の場所では、他府県からの撮影者もよく見掛けます。
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    オニヤンマ 自宅の庭にて  

     平成28年8月11日撮影。
     自宅付近ではトンボが多く、オニヤンマもかなり飛んでいます。オニヤンマは直線的に速く飛んでいますので、オートフォーカスでは撮れず、ましてやマニュアル撮影の技量もなく留まっているところしか撮ることができません。夕方庭などに水やりをするのが日課ですが、その時、やって来たオニヤンマが庭の木に留まってくれました。慌ててカメラを持ってきてコンパクトマクロで撮ることができました。

     オオヤマレンゲに留まったオニヤンマ。
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     すぐ隣の黄金葉トサミズキにも留まってくれました。
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     お近づきのしるしに、コンパクトマクロで可能な限り近付いて撮影。目と鼻の先にいるオニヤンマに近親間も・・・。湖岸付近ではオニヤンマは見たことがありませんが、山手の水が豊富な地域、例えば農業用溜池付近などでは日常的に飛んでいます。
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    イシガメ カワガラスの川にて  

     平成28年8月10日撮影。
     カワガラスを撮った後、更に上流にも行ってみました。車で進入可能な所まで行ってカワガラスを探しましたが1羽が水面上を疾走する姿を確認しただけで他の野鳥の姿は確認できませんでした。学校が夏休みの期間でもあり水遊びや渓流釣りで人出も多く、何時もは静かな川は賑やかな川となっていました。

     カワガラスを探していたときに発見したイシガメ3匹。甲羅干しをしていました。湖北では外来種のカメを見ることが多く、イシガメを見る機会は少なくなっています。環境省レッドリストの準絶滅危惧種にも指定されている希少種となってしまいました。
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    カワガラス 近所の川にて  

     平成28年8月10日撮影。
     少し前に所用で川沿いの道路を走行中にカワガラスを見つけ、停車して撮ろうとしましたが見失ってしまいました。カワガラスは秋から春にかけて里の川に渓流からやってきて子育てをしますが、8月に近所の川で見た記憶はありません。記録のため何としてでも撮ろうと、リベンジのため川沿いを走行してみました。

     堰に差しかかったときに潜って採餌しているカワガラスを発見。停車して撮ろうとしたときには岸の岩に上がっていました。
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     喉から胸にかけて白い斑があり、まだ幼鳥の名残があるカワガラスでした。8月の上旬ですが、岸の葦には穂が出てきています。山ではススキの穂も出て秋の気配が漂い始めました。
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    サギソウなど夏らしい花 自宅にて  

     平成28年8月7日撮影。
     8月は暑さを通り越して焼け付くような毎日。三脚を据えて撮影していると、撮影を始めるとすぐに全身汗が噴き出てきます。三脚もカメラも軽い方ではないため、スタンバイの時には体力もかなり消耗してしまいます。真夏は焼け付くような気候を表すような花、そして暑さの中、涼しげで爽やかな感じの両方に魅力を感じます。

     サギソウ。サギ類と同じく厳しい暑さの中、元気な姿に魅力を感じます。毎日暑い中、畑や庭の水やりをしているとサギソウには涼を感じます。
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     この日、庭では初めて芙蓉が咲きました。夏らしい花ですが、眺めていると暑さを忘れる魅力があります。
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     ムクゲ。暑さに負けずに咲いています。毎年暑さに負けない元気を貰っているようです。なお、ムクゲは芙蓉と近縁種で花もよく似ています。
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    シャクトリ虫 自宅にて  

     平成28年8月6日撮影。
     朝早くに犬の散歩が終わると庭の花などを撮るのが日課になっています。見た目に美しい花などはシャッターを押すまでは、画像もイメージどおりに写っているものと期待していますが、PCで画像を見てガックリというのが撮影のパターンです。そのことを踏まえ、工夫しながら撮るのが面白いと思っています。この日、変なものがクジャクサボテンの蕾に付いているのを見つけ撮ってみました。

     シャクトリ虫です。シャクガ科のガ類の幼虫ですが、細長くアンテナのような格好がユニークです。植物を食害しますが、蕾に丸い穴がみられますが、このシャクトリ虫が食べたものです。私の感想ですが、このシャクトリ虫は駆除されたら大変と、小さな枝に化けて知らん顔をしている姿が面白いと思いました。なお、駆除はせずにそのままにしておきました。
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    流れ藻で遊ぶカイツブリのヒナ  

     平成28年8月6日撮影。
     この日はカイツブリの親鳥がヒナに自立を促す光景などが観察されました。ヒナは親鳥から餌を貰っているものの、かなり成長し幼鳥らしくなってきています。行動範囲も広くなり、自分の意志で工夫して遊んでいる様子も見られました。

     上流方向から流れてきたオオカナダモに興味を示すカイツブリのヒナ。
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     何をするのかと眺めていると、藻の下にポコッと潜りました。もう泳ぎも、潜りもお手のものです。
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     藻を体に掛けて浮き上がり泳ぎだしました。
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     綺麗に掛け直して得意満面のヒナ。この子は女の子でお気に入りの装飾品でも身につけている気分なのでしょうか。
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    カイツブリの親子 ヒナに自立を促す行動も  

     平成28年8月6日撮影。
     カイツブリの両親はヒナが生まれると深い愛情を注ぎながら育てます。その様子は微笑ましい限りですが、ヒナの成長は早くある程度大きくなると親鳥はヒナに対して自立を促す行動をとります。急にヒナを追いかけたり、押さえ込んだりと虐待とも思える行動をとります。親子の別れが近付いているようで、親の辛い気持ちが分かりそうな気がします。

     親鳥の側に近付き餌をねだろうとしていると、急に突っかかってくる親鳥の急変ぶりに驚くヒナ。
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     水中に押さえ込まれるヒナ。可愛そうに思いますが、これも親鳥の愛情表現だと思われます。
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     自立を促す一方で優しく給餌する親鳥。ヒナも親鳥の気持ちをよく理解しているようです。
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    カンムリカイツブリの幼鳥 余呉川河口にて  

     平成28年8月6日撮影。
     カンムリカイツブリのヒナがどうなっているのか気がかりですので、河口や湖岸ではどうしても探してしまいます。この日河口では2羽の幼鳥を見掛けましたが頭部の縞模様が異なりますので別個体でした。今頃は立派に大きくなっているだろうな、と思いつつ撮影した2羽でした。

     ヒナから幼鳥へと変身し、親鳥と大きさは殆ど同じです。
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     少し離れたところにも1羽の幼鳥。羽の色も大人らしくなってきています。
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     大きくなったと感心していると、親鳥のところに急接近。親鳥は何時まで子どもを可愛がるのでしょうか。
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    久しぶりのイソシギ   

     平成28年8月6日撮影。
     ゴイサギの幼鳥を撮った後、少し川沿いを進むと護岸の木陰でイソシギを発見。イソシギはよく見掛けるシギですが、前回撮影してから既に4ヶ月も経っていました。久しぶりのイソシギでした。

     最近は夕立も降らず、暑いを通り越して焼け付くような日々が続いています。野鳥もこの暑さを凌ぐため身を潜めているようで、このイソシギも護岸の木陰で動こうとはしませんでした。
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     木陰になっている護岸を歩くイソシギ。
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     秋から春にかけては撮る機会が多くなりますが、真夏のイソシギはなかなか出会うのが難しいようです。
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    落ち着かないホシゴイ(ゴイサギの幼鳥)  

     平成28年8月6日撮影。
     この川は何時もは湖岸側から観察していますが、この日は山手から湖岸に向かって観察してみました。橋を渡ってすぐに岸沿いの道に入ると早速ホシゴイ。何時もは置物のようにしていますが、急に車が入ってきて警戒モードのスイッチが入った様子です。

     もともと警戒心が強いためか、即緊張のご様子です。
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     暫くはジッとしていて欲しかったのですが、明らかに落ち着きがなく、飛び立つ素振りのホシゴい。
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     首を長く伸ばして飛び立つ寸前の様子です。今日は嫌われてしまったようです。
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    スズムシ 毎日大合唱  

     平成28年8月5日撮影。
     今年はスズムシが多くの孵化し、今では連日昼夜を問わず大合唱しています。昨年湖西の比良動物病院の籠谷先生から頂いた成虫が卵を産んで今年孵化し立派に成長しています。スズムシは飼育が容易といわれていますが、現実には微妙な面があり孵化しなかったり、数が極端に少なかったりします。

     スズムシは鳴き声が美しく、昔から親しまれています。しかし、美しく趣のある鳴き声も大集団の大合唱となると家中に響き渡る騒音状態となります。この大合唱によって睡眠を妨げられたことはなく、催眠作用があると思えるくらいぐっすり寝られます。
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     スズムシはナスとかキュウリも好きですが、市販のスズムシの餌も大好物です。
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    鮒ずし作り 尾上漁港にて  

     平成28年8月3日撮影。
     この日は朝早くから尾上漁港で行われた鮒ずし作りの講習会に行ってきました。朝日漁業協同組合主催で、講師は滋賀県庁水産課の職員さんです。鮒ずしは滋賀県特有の保存食で、独特の風味のため好き嫌いがハッキリしますが、食べるとやみつきになると言われるほど美味しいものです。鮒ずし作りは微妙なもので、作り方も色々ですが誰にでも出来て、お正月には美味しく頂ける作り方を教えて頂きました。

     塩切りしたニゴロブナ。春に琵琶湖で捕れたもので、内蔵をエラの部分から取り除き、またウロコも取り除いたものを塩漬けにしていたものです。全てメスの子持ちのニゴロブナを鮮魚換算で5㎏を飯漬けするまでの作業です。
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     真ちゅうブラシで丁寧に磨き、滑りや残っているウロコを磨き落とします。塩が付いている状態で磨くと良く落ちます。エラの内部も滑りを完全に指を使って綺麗にします。青光りするまで根気よく作業を行います。この磨きの如何で鮒ずしが美味しくできるか決まります。
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     24匹全て磨き上げました。
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     磨いたニゴロブナを洗濯物干しに吊して約3時間水切りします。
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     干している間に昼食です。今朝捕れたコアユの天ぷらです。
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     そして、ビワマスの造りです。このビワマスも今朝捕れたもので、厚切りで非常に美味でした。なお、昼食は漁港内の漁業会館で頂きました。
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     これが今朝捕れたビワマス。琵琶湖で一番美味しい魚と言われており、生でも焼いても煮てもとても美味しい魚で、大好物です。ビワマスはコアユを食べて成長していますのでプリプリです。
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     干し上がったニゴロブナ。昼食後、いよいよ飯漬けを行います。手水には日本酒を用います。この作業にも幾つかのポイントがあります。
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     漬け方の要領を滋賀県庁水産課の酒井さんが分かりやすく懇切丁寧に説明。ご飯はエラから十分に詰め込むのと、口からも詰めるのが重要で、講習会参加者も真剣そのものです。
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     先ず、ビニール袋を二枚重ねした樽の底にご飯を約1㌢敷き詰め、その上に魚を交互に並べます。底の方には大きめの鮒をいれます。
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     並べた魚の上にご飯を魚が見えないくらいに入れます。入れ終わると、樽を90度回します。こうすることによって、重ねた魚が「井」の形状となります。
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     私は24匹を分けて四段重ねとしました。残ったご飯を全て入れビニール一枚ずつ折り重ね、周囲に太縄を入れ、内蓋をして漁港内の作業は終わりです。ご飯は3升5合使います。
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     作業しながらの撮影で全てを撮ることが出来ませんでしたので、漬け込んだ後内蓋をするまでを、県庁の酒井さんが説明しているところを撮りました。鮒ずしは乳酸発酵を利用した食品ですので、気温が30度程度となる真夏に漬けます。帰宅後、すぐに15㎏の重しをしました。一週間後には重しを更に15㎏追加し、30㎏としお正月までそのままにしておきます。この重しにより、外気とは完全に遮断されており、漬け込んだ中に虫が入ることは絶対にありません。さあ、どんな鮒ずしができるか楽しみです。
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     追記:尾上漁港は近隣の府県の方々はご存じだと思いますが、オオワシで有名な山本山から近い琵琶湖では大きな漁港です。冬は水鳥撮影、夏は鮒ずし作りと訪れる機会が多い港です。

    サギソウが咲きだしました 自宅にて  

     平成28年8月2日撮影。
     この日の朝、今年最初のサギソウが一輪咲いていました。最初の一輪を見つけた時には、一年間待っていましたのでとりわけ綺麗に思います。真夏の日中は暑すぎて外に出るのも億劫になりますが、早朝は過ごしやすいですが、一輪の花に更に清々しく感じることができます。

     これから次々に咲き出しますが、まるで多くの白鷺が河口付近に集まっているようにも見えます。この花も白鷺と同じく、日向が好きなようです。 
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    カイツブリのヒナ ご馳走を横取りされますよ  

     平成28年8月1日撮影。
     何時もの川で見掛けるカイツブリのヒナも日に日に成長したくましくなっています。生まれたてのヒナはメダカのような小さな魚などを貰っていましたが、成鳥の段階に応じて親鳥が与える餌も大きくなってきます。また、食べられるものは一通り与えて食事のメニューを教えてもいるようです。

     ザリガニを貰って大喜びのヒナ。ところが魚とは勝手が違うようで、飲み込みが上手くできないで悪戦苦闘しています。隣の兄弟は、その様子を見て隙があれば奪い取ろうと虎視眈々です。
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     頭から飲み込もうとしますがなかなか上手くいかないようで、親鳥も心配そうに見ています。
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     銜え直すためザリガニを水に落としますが、兄弟はその瞬間を見逃しません。奪い取ろうと潜った兄弟ですが、食べようとしているヒナも必死でかわし、何とか食べることができました。
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    カイツブリの幼鳥 ビオトープ近くの琵琶湖にて  

     平成28年8月1日撮影。
     此処の湖岸から防波堤越しに琵琶湖を覗くと案外良い光景を目にすることがあります。防波堤越しに撮っているため、鳥達も安心しており、私としてはお気に入りの撮影ポイントでもあります。

     この日はいきなりカイツブリの幼鳥が目に入りました。随分前に生まれ、完全に独り立ちしているようです。まだ幼さが残り、姿は冬羽のようです。今の時期、ここまで成長した幼鳥は初めての撮影です。
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     オオバンの側を泳ぐカイツブリの幼鳥。ヒナはとても可愛らしいですが、幼鳥はご覧の通り少し怖い顔をしています。これも初めて知りました。初めて知ることが多い野鳥撮影は、面白くて止められませんね。
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    炎天下、暑そうなアオサギ 河口付近にて  

     平成28年8月1日撮影。
     最近は猛暑が続いており、日中の撮影は短時間で汗まみれとなります。大抵の野鳥は影に身を潜め暑さを凌いでいますが、サギ類はこの暑さにめっぽう強いようで、特にアオサギは田んぼや川で置物のようにジ~ッとしています。人間でしたら熱中症で倒れてしまう暑さでも平気なようです。

     本当にこの暑さのなかで平気なのかは本人に聞いてみないことには分かりませんが、このアオサギは口で息をし、如何にも暑そうにしていました。しかも、砂利の上はBBQが出来そうな暑さだと思いますが、大丈夫なのでしょうか?
    CF1A9658 20160801

    チョウトンボなど 湖岸と山側にて  

     平成28年8月1日撮影。
     延勝寺の湖岸でチョウトンボ、ウチワヤンマを撮ったあと山側に野鳥観察にまわってみました。昨年と異なり鳥の気配を感じることなく、いたずらに時間が過ぎていきます。サンコウチョウでもと思っていましたが、完全に空振りとなりました。変わった植物でもと沢に近付くと、初対面のトンボがソッと枯れ枝に留まっていました。

     いつもながら湖岸付近に多く見られるチョウトンボ。
    CF1A9558 20160801

     チョウトンボの近くで撮ったウチワヤンマ。このトンボは探し方が下手なのか此処でしか見たことがありません。
    CF1A9579 20160801

     撮るのも難しい暗くて鬱蒼とした山の中で撮影。初めて見るトンボで、あれこれ消去法で調べたところ翅の特徴などから、ミルンヤンマと思われます。沢近くの湧き水の側で枯れ木に留まっていました。そんなに大きくはなく、飛ぶより留まっている方が好きな様子でした。
    CF1A9511 20160801

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