2016年12月 - 花・鳥は友/湖国の自然
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    花・鳥は友/湖国の自然

    身近な自然を中心に撮影記録しています

    オオワシ Part3 元気よく食後の飛び出し  

     平成28年12月12日撮影。
     Part2の続きです。獲物を落としてしまったものの、殆ど食べていたので十分満足したのか、暫く休憩した後別の木へ移るため飛び出しました。オオワシはその大きさ逞しさもさることながら、飛び出しや飛翔する姿も見る人々を魅了する美しさがあります。

     飛び出し直後の女王様。
    CF1A6735 20161212

     巨体が枝から一気に飛び立つのですから、その力強い羽ばたきは素晴らしく、この様子を撮るため撮影者は長時間のスタンバイも苦になりません。
    CF1A6736 20161212

     オオワシの長くて鋭い爪が写っています。
    CF1A6737 20161212

     翼の下面の白黒模様も綺麗です。個体によってこの模様に違いがありますので、飛来した個体を特定する根拠となります。
    CF1A6739 20161212

     高速連写のため同じような画像ですが、飛行体勢に移ろうとしています。
    CF1A6742 20161212

     悠々と飛翔する姿です。この日は低い位置の木から飛び出しましたので、いつもとはひと味違う迫力と美しさを撮ることができました。
    CF1A6746 20161212

     今年は、湖北のシンボル的存在のオオワシの女王様で締めくくらせていただきます。

     今年一年ご訪問、コメントを頂き誠に有り難うございました。
     来年が皆様にとって幸せな年でありますようにご祈念申し上げます。
     平成28年12月12日撮影。
     Part1の続きです。オオワシは気分良く獲物を食べていましたが、完食間際に残りの固まりをポロリと下に落としてしまいました。余りにも美味しく、その余韻に浸って油断したのでしょうか。落としたものは決して拾わないオオワシ。王者の貫禄でしょうか、気分転換が早い女王様です。

     あ~ぁ、勿体ない。落とした獲物を見つめる女王様。トビがすかさず回収しましたので、その様子を見ているのでしょうか。
    CF1A6652 20161212

     わざと何とも無かったような素振り。つい先ほどの猛禽として厳しい表情は見あたりません。
    CF1A6658 20161212

     食後はすぐに飛び出しますので、飛び出しに備え撮影場所を移動しました。
    CF1A6717 20161212

     飛び出す方向に向きを変えました。いよいよ迫力と美しさが伝わってくる見事な飛び出しと飛翔が間近です。Part3に続きます。
    CF1A6729 20161212

    オオワシ Part1 衝撃的な迫力です  

     平成28年12月12日撮影。
     この日湖岸でカモの観察をしていると、突如オオワシが湖上に現れ水鳥を掴んでいるのを確認しました。その様子を撮った後、すぐさま山本山に向かい、低い位置の木に留まっているのを見つけて直近位置で撮影開始。獲物はハジロカイツブリのようで、食べる様子、飛び立ち、飛翔姿と撮ることができました。オオワシは猛禽として鳥類の生態系の頂点に君臨しており、我が国最強の鳥類でもあります。日頃は優しく優雅に見える女王様も、狩りの後は猛禽としてド迫力満点でした。食事、食後、飛び出しと飛翔の三つに分けて載せさせていただきます。

     鋭く光る眼光、鋭い嘴と爪。山本山の女王様も猛禽そのものです。羽の一枚一枚にも迫力を感じます。
    CF1A6364 20161212

     美味しそうに、そして満足げに食べるオオワシ。ひどい枝被りでしたが、いち早く到着しましたので比較的撮りやすい位置を確保できました。
    CF1A6102 20161212

     食事中、周囲に注意を払う様子はキリッとしていて緊張感が伝わってきます。
    CF1A6177 20161212

     大きな嘴が印象的です。私的には魚を捕ってきて欲しかったのですが、これもオオワシの日常の姿の一つです。
    CF1A6261 20161212

     撮影者も多くなり、連射音が響く中の食事です。
    CF1A6299 20161212

     迫力と緊迫感を見せた女王様でした。この後獲物を下に落としてしまい、この場から離れるため飛び出します。Part2に続きます。
    CF1A6323 20161212

    アカガシラサギ リベンジには至りませんでした  

     平成28年12月11日撮影。
     前日に初めてお目にかかったアカガシラサギ。その時は距離は約100㍍でしたが、撮れただけも幸運でした。証拠写真以下では野鳥撮影を趣味にしている者にとっては是が非でも羽の一枚一枚を綺麗に撮りたいと思うのが通常の心理です。この日は、期待に夢膨らませて現地に。しかし、現実はそんなに甘くありませんでした。

     前日に比べ約半分の距離。池の中程の杭に留まったアカガシラサギ。約50㍍でしょうか。この時は後日にフォーカスリミッターを直近に設定して撮影できるとは夢にも思ってはいませんでした。
    CF1A5185 20161211

    ヘラサギ どちらが気に入ったのでしょう  

     平成28年12月11日撮影。
     この日は午前中にオオワシ撮影を終えた後ヘラサギの様子も覗いてみました。そして夕方に所用で湖岸方面に出向いたついでにもヘラサギの様子を覗き、面白いことに気付きました。必ずダイサギがヘラサギの側にいたのは全くの偶然ではなさそうです。

     ダイサギの側で羽繕いするヘラサギ。この時は別に何とも思いませんでした。ただ、仲がよく微笑ましい光景と思い撮ったものでした。 
    CF1A5347 20161211

     夕方、隣の池に移動していたヘラサギ。この時にもダイサギの側で羽繕いをしていました。ヘラサギはサギ科ではなく、トキ科の鳥でダイサギはサギ科の鳥です。種類が異なっても微笑ましい光景が見られる水辺の鳥の世界は素晴らしいと思っています。お互いどちらが気に入ったのか分かりませんが、ヘラサギは大型のカモ科であるコハクチョウやオオヒシクイとも仲良しです。
    CF1A5366 20161211

    マガンの塒入り ビオトープ近くにて  

     平成28年12月11日撮影。
     ビオトープで夕刻のヘラサギを撮っていると上空に黒っぽい集団が飛来。オオヒシクイにしては小型ですので直感的にマガンたちであることが分かりました。田んぼで過ごし塒へと向かうマガンです。

     雁行は昔から私たちの心をうつ光景です。夕日を受けて飛翔するマガンたちです。
    CF1A5434 20161211

     マガンは一直線に塒入りせずに、頭上を何回か大きく旋回してくれました。幼鳥は腹部にマガン特有のシマシマがありません。幼鳥が多く越冬しています。
    CF1A5438 20161211

     付近を大きく旋回するマガンたち。コハクチョウたちも塒へ向かう姿も見られ湖北の一日は終わろうとしていました。
    CF1A5613 20161211

     空には、お月さんがマガンやコハクチョウの塒入りを見守もるように輝いていました。
    CF1A5685 20161211

    オオワシ 魚を捕ってきました  

     平成28年12月11日撮影。
     この日山本山に到着したときにはオオワシは不在で、撮影者のレンズは琵琶湖方面に向いていました。オオワシは魚を捕りに琵琶湖へと向かっているようですので、早速準備するとコイ科の魚を掴んで戻ってきました。

     ブラックバスと違って細身の魚です。この日は長いスタンバイの時間もなしに、魚の持ち帰りからの撮影開始です。
    CF1A4491 20161211

     比較的低い位置の木で食事を始めました。最近はカラスから逃れるため、枝の混み合ったところで食べることが多くなっているようです。撮影者は撮影位置を選ぶのが大変ですが・・・。
    CF1A4515 20161211

     満足そうな食べるオオワシ。
    CF1A4534 20161211

     食事を終え、飛び出しの様子を見せています。
    CF1A4735 20161211

     案の定、枝が混み合ったところからの飛び出しです。
    CF1A4761 20161211

     オオワシは大きくてピントが合わせやすいですが、ややもすると周りの木々にピントをとられてしまいます。
    CF1A4799 20161211

     食後のオオワシは、ご機嫌麗しく美しい飛翔姿を見せてくれました。
    CF1A4802 20161211

    初対面のアカガシラサギ 湖岸近くの池にて  

     平成28年12月10日撮影。
     この日はヘラサギの撮影後、アカガシラサギが飛来している旨の情報を頂き、ビオトープの隣ということもあって早速出向いてみました。野鳥は思いつきや行き当たりバッタリでは撮れるはずはなく、ましてや希にみる珍鳥となれば簡単にはお目にかかれないと思いつつ現地に。既に大砲の列が池のはるか対岸に照準を合わせていました。

     距離は100㍍くらいでしょうか、対岸にアカガシラサギの姿。三脚を据え、600㍉で何とか撮れた画像です。初めての撮影での対面は、幸運でした。
    CF1A4424 20161210

     アカガシラサギはよく飛ぶ鳥です。少しの移動でも飛んで移動します。
    CF1A4429 20161210

     翌日以降、都度訪れていますがこの鳥は極めてフレンドリーで、待っていれば此方に向かって飛んできて数㍍先に降りたり、杭に留まったりとサービス満点です。その美しい姿は後日ブログに順次掲載させていただきます。
    CF1A4477 20161210

    ヘラサギ 今年も越冬しています  

     平成28年12月10日撮影。
     この日は曇っていて風が強く、体感温度は真冬並みの厳しい日でした。ビオトープはこのときは工事中でかなり水を抜いていましたので、ハマシギなど飛来していないか確認しているとヘラサギの姿を発見。湖北野鳥センターの専門員さんによると、12月6日火曜日に飛来したとのこと。2年連続の越冬飛来で、今年5月に渡り途中で湖北に立ち寄ったヘラサギがいましたので、今年としては2羽目の飛来となります。

     かなり若い個体で、嘴の色も薄く翼の風切の黒い部分が多く飛ぶととても目立ちます。
    CF1A3922 20161210

     道路からそんなに離れていない近くにいました。撮影していても落ち着いて羽繕いを始めました。
    CF1A3926 20161210

     距離を少しつめても移動する様子も、飛ぶ様子もありません。昨年越冬に飛来した個体に比べかなりおおらかなようです。
    CF1A3988 20161210

     この日が初対面で長旅の疲れを癒しているのを邪魔してはと思い、ソ~ッとこの場を離れました。この日以後、このヘラサギはかなり近くでの対面などが多く、いろいろな美しい姿を見せてくれています。
    CF1A4006 20161210

    ホオジロガモのオス ユニークな姿が綺麗です  

     平成28年12月10日撮影。
     ホオジロガモは10羽程度の群れで行動していることもありますが、今までのところオスまたはメスの単独行動ばかり目にします。この日も尾上漁港内で1羽のオスを見かけたものの、広い漁港の一番遠いところでした。野鳥撮影は忍の一字という私なりの教訓に基づき、ジ~ッと待つこと約30分。何とか撮れるところまで近付いてくれました。

     順光ですので頭部のグリーンが撮れました。オスは頬の大きな白い班が特徴ですが、その頻繁に素潜りする様子も可愛らしいものです。
    CF1A3773 20161210

     こちら向きではこの様な顔をしています。
    CF1A3754 20161210

     ホオジロガモは、琵琶湖で漁港でそして川でも見られますが、一番撮りやすいのはコハクチョウの側で一緒に採餌しているときでしょうか。その様なチャンスは湖北といえども極めて希です。
    CF1A3795 20161210

    ホオジロガモ 尾上漁港の近くにて  

     平成28年12月8日撮影。
     湖北の湖岸付近では広範囲に見られますが、数は多くなくカワアイサに比べ少ないように思われます。オスもメスも特徴的な姿で、よく潜り、その様子は可愛らしくもあり見つければ撮ってしまいたくなる鳥でもあります。

     ホオジロガモのメス。素潜りを繰り返しながら採餌していました。
    CF1A3177 20161208

     オスとは全く異なる姿に魅力すら感じます。この特徴的な目でジッと見つめられているようです。
    CF1A3172 20161208

    カワアイサの飛び立ち 尾上漁港近くにて  

     平成28年12月8日撮影。
     尾上漁港、及びその近くから琵琶湖を眺めているとカワアイサが右に左に弾丸のように飛んでいる姿が見られます。もっとゆっくり飛んでくれたら思いますが、まるで空でジェット旅客機がすれ違うときのような感じです。カワアイサが助走し、飛び立つ様子を撮ってみました。

     突然助走し始めたカワアイサ。
    CF1A3244 20161208

     まるで忍者のように水面を蹴って助走しています。
    CF1A3247 20161208

     助走も俊足です。あっという間に飛び立ってしまいます。
    CF1A3250 20161208

     瞬く間に空中の鳥に。直線的に飛び、旋回する姿は見たことがありません。
    CF1A3264 20161208

    コクマルガラス びわ支所近くにて  

     平成28年12月7日撮影。
     野鳥観察を終えびわ支所前を走行していると付近一帯の電線に多くのミヤマガラスを見つけ、コクマルガラスがいないか調べると淡色型も暗色型も複数混じっていましたので早速撮影。警戒心が強く、大抵は飛び立ってしまいますが、この群れは警戒心が薄く自由に、そして存分に撮らせてくれました。

     白黒の淡色型のコクマルガラス。電線からの飛び移りをパチリ。
    CF1A2856 20161207

     コクマルガラスは探して発見できるものではなく、偶然にしか遭遇しません。発見はとても嬉しいものです。
    CF1A2826 20161207

     真っ黒の暗色型のコクマルガラス。大きさはミヤマガラスの約半分くらいで、嘴も短く鳴き声もカラスらしくない可愛らしい鳴き声ですので、注意していれば直ぐに分かります。
    CF1A2839 20161207

     複数の淡色型がいましたので、あちらこちらと忙しい撮影となりました。
    CF1A2864 20161207

     淡色型と暗色型のコクマルガラスが2羽並んで電線に留まっています。
    CF1A3027 20161207

     この電線にも2羽が仲良く並んでいます。
    CF1A3089 20161207

     白黒の淡色型2羽がミヤマガラスを挟んで留まっています。コクマルガラス、ホシムクドリは広範囲に移動しますので、これら珍しい鳥を撮るのは宝探しのようで発見の喜びが大きく楽しいものです。
    CF1A3108 20161207

    バードパスの小鳥たち 京都御苑にて  

     平成28年12月6日撮影。
     この日は、所用で京都に出かけたついでに京都御苑まで足をのばし、母と子の森のバードパスを覗いてみました。この付近は、私にとって懐かしいところで賀茂川のユリカモメなどを見ながらの軽量機材での野鳥観察でした。京都御苑は広大な森があり、野鳥たちのオアシスのようです。

     先ずメジロたちが水を飲みにやって来ました。
    IMG_9395 20161206

     続いてアトリです。周りの木々にもアトリが数羽いました。
    IMG_9437 20161206

     バードパスにもやって来ていましたが、ヤマガラがサクラの木に留まっていました。
    IMG_9523 20161206

     紅葉したモミジにはエナガの姿も。時間の関係で、長居が出来ませんでしたので数種類を確認しただけですが、時間をかけてゆっくり観察すれば魅力的な場所です。ただ、薄暗いため大口径の明るいレンズが必要かも。
    IMG_9531 20161206

    あれっ!オオワシの風切羽が・・・ 山本山にて  

     平成28年12月5日撮影。
     この日のオオワシは琵琶湖に獲物を求めて飛び出したものの、何も捕らずに山本山に戻ってきました。こうしたことは間々あることですが、戻ってきて山本山に差し掛かるとオオワシの左翼の風切羽が1本抜け落ちる場面を撮影することができました。何年も撮り続けていますが、このようなシーンは初めてです。

     エンゼルポーズの後、少し前のめりになって飛び出しの意思表示。
    CF1A2212 20161205

     案の定、間髪を入れずに飛び出した女王様。
    CF1A2219 20161205

     力強く大きく羽ばたいての飛び出しです。
    CF1A2220 20161205

     琵琶湖へ向かうオオワシ。この時、オオワシも撮影者もどんな獲物を持ち帰ってくるか期待がふくらみます。
    CF1A2233 20161205

     何も捕らずに戻ってきたオオワシですが、よく見ると左翼の風切羽が1本抜けかかっています。
    CF1A2255 20161205

     抜けて落下する立派な風切羽。落下地点は大体分かっていますので、オオワシが北帰した後宝探しをしてみたいと思っています。
    CF1A2256 20161205

     抜け落ちた後の左翼。北帰する頃には綺麗に生え揃っていると思われます。
    CF1A2276 20161205

     オオワシは戻ってきて一旦青松に留まりましたが、その後枯れ松に移りました。
    CF1A2322 20161205

    オオハクチョウ 尾上漁港の近くにて  

     平成28年12月5日撮影。
     オオワシの撮影後、尾上漁港近くの湖岸にオオハクチョウらしき姿を確認し、漁港の駐車場に車を止め観察。何時ものオオハクチョウ4羽が波打ち際でくつろいでいました。今までにオオハクチョウは数多く撮っていますが、波打ち際は初めてでした。

     コハクチョウとはひと味異なる惹きつけられる魅力を感じるオオハクチョウ。コハクチョウ同様とてもフレンドリーです。
    CF1A2370 20161205

     この4羽は何時も一緒に行動しています。
    CF1A2407 20161205

     全員首を上げ、休憩を終え琵琶湖への出発の意思表示のようです。
    CF1A2427 20161205

     リーダーでしょうか、先陣をきって琵琶湖へと踏み出しました。
    CF1A2504 20161205

     次々に続いて琵琶湖へ。
    CF1A2519 20161205

     全員湖で採餌。オオハクチョウにとって食事は最も楽しい時間のようです。オオハクチョウの手前にはホオジロガモのメスが寄り添っています。美しい水に美しい水鳥たち、日常の光景ですが見飽きることはありません。
    CF1A2591 20161205

    オオワシ 獲物がなくても寄ってくるカラス  

     平成28年12月4日撮影。
     この日は、三脚を据えての撮影で獲物を低い木で食べることを大いに期待してスタンバイ。やっと飛び出し琵琶湖に一直線に向かったオオワシですが、何も持ち帰っては来ませんでした。撮影者にとっては期待はずれかも知れませんが、オオワシの行動としてはいつものことで、時として一日中全く動かないことも、更には姿さえ見あたらないこともあります。

     琵琶湖への偵察飛行だったのか、手ぶらで帰ってきたオオワシ。
    CF1A1826 20161204

     帰ってきて枯れ松に留まろうとしています。留まる様子もダイナミックです。
    CF1A1829 20161204

     向きを変えるのも翼を広げバランスをとっていました。
    CF1A1856 20161204

     カラスを威嚇するオオワシ。カラスは利口な鳥ですので、オオワシが琵琶湖から帰ってきたらご馳走に与れると思って集まってくるようです。
    CF1A1914 20161204

    ホオジロガモ 尾上漁港にて  

     平成28年12月4日撮影。
     この日、尾上漁港そばでは多くのコハクチョウが採餌していました。オオワシ撮影の帰路、コハクチョウたちが見えましたので、「オッ!」という感じで気がつけば漁港の駐車場に停車し、防波堤へ急ぎ足。そこにはコハクチョウにまとわりつく可愛らしいホオジロガモの姿がありました。

     コハクチョウのすぐそばで採餌するホオジロガモのオス。
    CF1A1936 20161204

     コハクチョウは湖底のマコモを食べ、そのおこぼれを貰いに水鳥たちが集まってきています。
    CF1A1932 20161204

     コハクチョウの側に急ぐホオジロガモ。
    CF1A1954 20161204

     コハクチョウのコバンザメのように採餌する姿は毎年見られます。
    CF1A2115 20161204

     ホオジロガモは、本来警戒心が強く直ぐに飛び去りますが、コハクチョウの側にいるときには安心しているのか不思議なくらいフレンドリーで愛嬌を振りまいてくれ、とても可愛らしい鳥です。
    CF1A213720161204.jpg

    湖上のオオハクチョウ 尾上漁港にて  

     平成28年12月4日撮影。
     この日は天気がめまぐるしく変化する一日で、オオワシ撮影が終わって漁港では曇っていました。そのため、琵琶湖の水の色が冴えませんが、多くのコハクチョウがそばで採餌していましたので立ち寄ってみました。私以外に他県からの方もオオワシ撮影後、漁港でコハクチョウたちを観察されていました。コハクチョウには人々を惹きつける魅力があるようです。コハクチョウに混じって一番沖合にはオオハクチョウの姿も見られました。

     採餌するオオハクチョウ。コハクチョウの集団の中からオオハクチョウを見つけるのも楽しいものです。
    CF1A2031 20161204

     奥の4羽がオオハクチョウです。この4羽は何時も行動をともにしています。
    CF1A2155 20161204

     コハクチョウと同じスタイルで湖底の藻を食べます。
    CF1A2011 20161204

     オオハクチョウもコハクチョウと同様ファミリーの絆は強く、微笑ましい光景を見せてくれます。
    CF1A2012 20161204

    コハクチョウ 山本山付近にて  

     平成28年12月3日撮影。
     この日は午前の適当な時間にオオワシ撮影に出向いたものの、既に食事を済ませたのか全く動く様子がなく、近くの田んぼのコハクチョウの観察に切り替えました。オオワシ撮影中にもコハクチョウたちは餌場の田んぼに降り立っていましたが、仲間たちを呼び寄せたのか、次々にやって来ました。

     餌場へは集団でやって来ます。湖北では日常的な光景ですが、常々感動が心に響きます。
    CF1A1568 20161203

     目前を通過するコハクチョウ。美しい姿とともに風きり音が肌に伝わってきます。
    CF1A1620 20161203

     逆光でも美しいコハクチョウ。
    CF1A1637 20161203

     朝日を背に田んぼに降り立とうとしています。見ているだけで心が和む不思議な鳥です・。
    CF1A1652 20161203

    オオワシ Partt4 食事もままならぬ女王様  

     平成28年12月2日撮影。
     Part3からの続きです。オオワシの画像ばかりとなっていますが、湖北山本山のオオワシの暮らしの一端の記録でもあります。通常は北海道などでしか詳細が観察できないオオワシも、ここ山本山では幸いなことにその日常が観察できます。この日のオオワシは大きな獲物を持ち帰ってきたものの、カラスの集団に食事の邪魔をされる苦労ぶりまで撮ることができました。

     松の枯れ木に食事のため留まろうとしているところです。ブラックバスが写っており、落ちそうですがオオワシの巨大な爪が魚体に食い込んでいますので大丈夫です。
    CF1A1398 20161202

     食べ始める間もなくカラスたちの猛攻が始まり、枯れ木を飛び出したオオワシ。獲物はしっかり掴んでいます。
    CF1A1425 20161202

     横取りを狙って執拗にオオワシを追う悪ガラスたち。
    CF1A1428 20161202

     食物連鎖の頂点である猛禽のオオワシを狙うのはカラスだけでしょうか。まるでハイエナのようなカラスです。
    CF1A1429 20161202

     距離を縮めるカラスたち。取られるものかとオオワシもかなりのスピードで飛んでいます。
    CF1A1432 20161202

     塒付近の雑木に逃げ込むオオワシ。オオワシは利口ですので最近は小枝の込んだ木で獲物を食べる様子がよく見られます。捕るのも苦労し、食べるのも落ち着いて食べられずに苦労する女王様でした。
    CF1A1437 20161202

    オオワシ Partt3 大きな獲物と紅葉  

     平成28年12月2日撮影。
     Part2からの続きです。大きなブラックバスを持ち帰ってきたオオワシの女王様は、山本山の紅葉の木々を背景に飛んでくれ、この時期ならではの大サービスでした。他の猛禽が紅葉バックに飛んでも美しいとは思いませんが、オオワシは不思議に美しさが引き立つようです。

     獲物を持って食事場所を目指すオオワシ。
    CF1A1267 20161202

     木々の紅葉もオオワシも陽光を浴びて眩しいくらいです。
    CF1A1299 20161202

     翼を広げると2.4㍍もあり、麓からでもその大きさを実感できます。
    CF1A1305 20161202

     すでにカラスたちが付きまとっています。
    CF1A1320 20161202

     翼の下面の白黒模様がとても綺麗です。
    CF1A1322 20161202

     目も覚めるような黄色く色づいた紅葉を背景に飛ぶ女王様。この時期の撮影目的である大きな獲物、そして紅葉バックは一応撮れました。あとはオオワシの羽が一枚一枚撮れるような撮影と琵琶湖で狩りをする姿を撮りたいと思っています。オオワシは、この後カラスに追われ、塒付近に逃げ込んでしまいます。続きはPart4に掲載いたします。
    CF1A1338 20161202
     平成28年12月2日撮影。
     Part1からの続きです。琵琶湖へ狩りに飛んだものの空振りで山本山に戻り、穏やかでない気分の女王様に「ざまあみろ」とばかりチョッカイを出すカラスたち。執拗な嫌がらせに休憩する間もなく飛び出した女王様。今度はメンツにかけて大物を持ち帰ってきました。

     カラスがまとわりつくようにチョッカイを出し、本気で怒るオオワシの女王様。
    CF1A1098 20161202

     怖い顔をしてカラスを睨み付けています。私は、コクマルガラス以外のカラスは嫌いですが、オオワシもカラスは大嫌いのようです。
    CF1A1108 20161202

     カラスに嫌気がさし飛び出しました。
    CF1A1125 20161202

     飛び出した後、悪ガラスを追いかける女王様。
    CF1A1136 20161202

     この時、山本山ではノスリが優雅に飛んでいました。
    CF1A1205 20161202

     カラスへの攻撃はそこそこにして、琵琶湖に飛んだオオワシは大物のブラックバスをしっかり掴んで戻ってきました。
    CF1A1238 20161202

     オオワシは高齢のため、「おばあちゃん」と呼ばれているようですが連日のように琵琶湖で狩りをし、大物をゲットする様子には衰えは微塵も感じません。元気そのものです。
    CF1A1248 20161202

     大物をゲットした表情は溌剌としています。オオワシが狩りをして獲物を持ち帰る姿は芸術的でもあります。撮影経験の浅い私の知る限り、このような姿は山本山でしか撮れないと思っています。ご馳走を持ち帰ったものの、カラスの攻撃を受け、塒付近に逃げ込む姿はPart3に続きます。
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    オオワシ Partt1 最初の漁は空振り  

     平成28年12月2日撮影。
     湖北は冬がひたひたと迫る中、大方の冬鳥が揃い冬鳥の撮影本番を迎えています。ただ今ブログの掲載日現在では、オオワシ、ヘラサギ、アカガシラサギ、コハクチョウなど運がよければそれぞれが大歓迎で出迎えてくれます。湖北在住の私にとってオオワシは冬鳥の一つですが、撮影機会が多いのでオオワシ関連が続きますがご辛抱頂きたいと存じます。

     多くのカメラマンの熱い視線を浴びて飛び出す女王様。
    CF1A0892 20161202

     琵琶湖へ向かうオオワシです。この速度が結構速くピントを外さないように撮るため全神経を集中して追っています。
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     この日の撮影目的は、紅葉バックの飛翔姿です。思うようにはなりませんがこの季節のオオワシ撮影の楽しみです。
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     この日は、大きな獲物を持ち帰ったとき紅葉バックで撮れましたが、後日の掲載となります。
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     山本山を離れ、琵琶湖に一直線のオオワシ。
    CF1A0944 20161202

     第一回目の狩りは失敗だったようで、手ぶらでした。
    CF1A0980 20161202

     手ぶらで戻ってきたオオワシですが、この後カラスとのバトルにより飛び出し大物をゲットしてきました。続きは後日の掲載とさせて頂きます。
    CF1A0991 20161202

    オオハクチョウ 山本山近くの田んぼにいました  

     平成28年11月30日撮影。
     山本山のオオワシを観察ついでに、近くの田んぼでコハクチョウの集団が採餌しているのを観察しているとオオハクチョウを発見。落ち籾を食べているらしく全員のクチバシが泥まみれでした。繁殖地はそれぞれ遠く離れていますが、越冬地では仲良く過ごしています。

     オオハクチョウのクチバシの黄色い部分はコハクチョウと違って、クチバシの半分以上で先端が尖っています。体格はコハクチョウと一緒にいますので違いがよく分かりますが、首も太く体も少し大きめです。オオハクチョウの堂々たる姿に惹かれるものがあり、これからの観察が楽しみです。
    CF1A0718 20161130

    コウノトリ(J0041) 越前市白山にて  

     平成28年11月29日撮影。
     この日は晴れて、午前中にオオワシが獲物をゲットし食事の様子や紅葉を背景に飛翔する姿を撮ることができ、お隣の福井県越前市まではそんなに遠くないこともあり、再度白山地区を訪問しました。目的は各ケージとコウちゃんの像を是非見て見たかったからです。

     第一ケージのすぐ側の田んぼにJ0041の姿がありました。J0041はこの地でJ0481と仲良く過ごしていましたが、お相手は此の地を離れ四国で過ごしているようです。
    CF1A0546 20161129

     J0041は長野県上田市に滞在中に「ゆきちゃん」という愛称で親しまれていました。
    CF1A0558 20161129

     採餌するJ0041。各ケージにはコウノトリが飼育されており、仲間が側にいることでこの地がお気に入りのようです。
    CF1A0575 20161129

     空を見上げるJ0041。J0481が戻ってくるのを待ちわびているように見えました。
    CF1A0591 20161129

    オオワシ 大きな獲物をケット  

     平成28年11月29日撮影。
     この日は晴れでオオワシ(女王様)が獲物を持ち帰ってくるところを撮るには絶好の日和でした。オオワシは、元気よく山本山を飛び出し琵琶湖に向かった後暫くすると大きなブラックバスを掴んで意気揚々と引き上げてきました。過去に魚を持ち帰ってくるところを見ていますが、私としては初めて見る大物でした。

     大きなブラックバスを重そうに掴んで意気揚々と山本山まで戻ってきたオオワシ。 
    CF1A9830 20161129

     オオワシはほぼ毎日1~2回琵琶湖に狩りに出向き、魚か水鳥を捕まえます。
    CF1A9843 20161129

     大きな手でやっと掴める大きさの魚。オオワシの「やったー!」という気持ちが伝わってきそうな表情です。
    CF1A9849 20161129

     食事場所の枯松に到着したしたところ。
    CF1A9946 20161129

     全長1メートルのオオワシと比べ、魚の大きさがかなり大きいことがよく分かります。
    CF1A9953 20161129

     美味しそうに食べ始めています。早速カラスが横取りを狙って集まってきています。
    CF1A0001 20161129

     カラスが銜えているのは、オオワシが食いちぎった肉片でしょうか。「オオワシさん、これとその魚を交換しようよ。」と言って差し出しているようです。
    CF1A0027 20161129

     オオワシは何時もカラスやトビに邪魔されながらの食事です。カラスを睨み付けるオオワシ。 
    CF1A0224 20161129

     食事が終わり、飛び出そうとしています。
    CF1A0393 20161129

     満腹のおなかを抱えての飛び出し。
    CF1A0394 20161129

     紅葉を背に飛翔する女王様。飛来早々の大サービスでした。
    CF1A0424 20161129

    コハクチョウ飛翔 びわ支所付近にて  

     平成28年11月28日撮影。
     びわ支所付近の田んぼでコハクチョウを観察していると、餌場への参入組が飛来してきます。コハクチョウ特有の鳴き声とともに優雅な姿を現します。何気ない日常的な光景ですが、その飛翔姿から幼鳥に対する訓練飛行が感じ取られるようです。

     仲間たちと餌場上空を旋回するコハクチョウ。
    CF1A9281 20161128

     このファミリーは幼鳥が先導しています。親鳥は中程について餌場を案内しているようで、自立に向けての訓練のようです。
    CF1A9370 20161128

     親鳥は幼鳥より少し上を飛び、独特の鳴き声を発しコミニュケーションを密にとりながら湖北での生活を教えているように思われます。
    CF1A9373 20161128

     餌場への着地は両親が先導しています。幼鳥にとっては親鳥はシベリアから湖北までの気の遠くなるような長旅を先導し、越冬地でも心底信頼できる先生役なのですね。
    CF1A9429 20161128

    ホシムクドリ 今季2回目の出会い  

     平成28年11月28日撮影。
     この日はコハクチョウ撮影が目的で湖岸付近に出向きその飛翔姿を撮った後、帰路で下八木の付近を通りかかると一瞬見覚えのある姿を確認し停車。確認できる位置までバックしてみるとホシムクドリが電柱に留まっていました。探しても見つからない珍鳥のホシムクドリは、過日も含め全く偶然に出会う幸運に恵まれました。

     難しい位置でしたが何とか撮ることができました。滅多に出会えない野鳥は、何とかして画像を残しておきたいものです。
    CF1A9474 20161128

     椋鳥と仲良く並んだホシムクドリ。撮るたびに不思議な光景だと思います。
    CF1A9540 20161128

    コハクチョウ 楽しく過ごす親子  

     平成28年11月27日撮影。
     雨が降っていましたが、前日に19年も連続飛来しているオオワシの女王様に歓迎の挨拶をした後、近くの田んぼでコハクチョウたちの観察をしました。たくさんのコハクチョウたちがくつろいだり採餌しており、その中で一組の親子の楽しそうな様子を撮ってみました。

     初めての湖北で過ごすコハクチョウの幼鳥。この楽しそうな表情を見ていると自然に心が和みます。
    CF1A9224 20161127

     食べるものが食べきれないほどあり、コハクチョウたちにとっても此処湖北は楽園のようです。
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     親子仲良く食事している光景。
    CF1A9249 20161127

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