2021年02月 - 花・鳥は友/湖国の自然
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    花・鳥は友/湖国の自然

    身近な自然を中心に撮影記録しています

    ザゼンソウ、雪の中で 高島市にて  

     令和3年(2021年)2月10日撮影。
     降雪後暫くして高島市のザゼンソウを観に行ってきました。降雪直後は雪に埋まってしまっているので、雪の中で咲いているザゼンソウを撮るチャンスはそう多くはありません。滋賀県では雪の時期にザゼンソウ、暫くするとセツブンソウ、ニリンソウなど、4月に入るとカタクリなどと植物が順番に春の訪れを知らせてくれます。ザゼンソウは不思議な植物でもあり、毎年訪れています。

     雪の中で開花しているザゼンソウ。ザゼンソウは開花時期には自ら25℃くらい発熱して雪を解かすシステムが備わっています。この時期には少ない昆虫を呼び寄せて受粉するためだそうです。


     花の周りの雪は綺麗に解けています。
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     この時期はまだ咲き始めで、カメラの方向を向いて咲いているのは僅かでした。
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     咲き始めということで、それぞれ花の形状は色々でした。
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     身をのり出して撮影したザゼンソウ。
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     この様に群落地は雪化粧していました。ザゼンソウはその不思議さから雪がお似合いです。
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     令和3年(2021年)2月9日撮影。
     この日の撮影中には雪がチラチラ゜降っていました。湖北らしさはやはり雪の中のコハクチョウなどで、積雪したのを機会に海老江漁港などに行ってみました。工事中の早崎内湖を覗くと大規模な工事中にもかかわらず多くのコハクチョウが塒にしたのか雪の上にいました。その中に例の6羽の幼鳥を連れたオオハクチョウ一家もいました。

     これから田んぼへ出発準備か殆どが目覚めていました。


     コハクチョウの一団の中にオオハクチョウ一家も。大きいので直ぐに分かりました。
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     隣の内湖にもコハクチョウのファミリーが。
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     餌場の田んぼへと飛び立ちです。
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     寒気を突いて飛翔するコハクチョウ。身も心も凍るような寒い朝でしたがコハクチョウは元気そのものです。
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    びわ湖沖にトモエガモの帯が延々と! 長浜市にて  

     令和3年(2021年)2月9日撮影。
     この日は朝から雪が舞いとても寒い日となりました。コハクチョウ観察のため早めに湖岸に到着し、海老江漁港からコハクチョウを撮っていて何気なしに沖合を見ると、夥しい水鳥が帯状に浮かんでいます。帯状の長さはかなりのもので、この様な光景は今までに見たこともないので、沖の竹生島をバックに撮ってみました。画像を拡大してみるとトモエガモの大集団であることが分かり、恐らくびわ湖に何千羽ものトモエガモは貴重な記録だと思われます。

     午前8時前、湖岸から1㌖ほどの沖合に集結している数え切れないトモエガモ。
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     肉眼でも双眼鏡でも確認できない距離でした。画像をトリミングするとようやくトモエガモであることが分かります。この帯状の外側にヒドリガモ、カンムリカイツブリなどがいました。
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     竹生島の宝厳寺などが見えています。
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     帯は延々と続いています。我が国の大半と思われる位のトモエガモが何故びわ湖に集結しているのでしょうか?
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     帯はまだ続いています。
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     更にトモエガモの数が多くなっています。正直驚いてしまいました。この前は西池で約3000羽ものトモエガモを見たばかりで、夢を2度も見せてもらったようです。
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     帯の長さが如何に長いか、竹生島をバックに記録として撮ってみました。
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    ホシムクドリ、コブシの木に 長浜市にて  

     令和3年(2021年)2月7日撮影。
     コハクチョウ観察の途中でコブシの蕾が膨らんでいるのを見付け暫し春の到来を感じていました。と、枝の中に黒っぽい鳥が数羽いるのを発見しピントを合わせるとホシムクドリ。混んだ枝の中のため、ピントを合わせるのが一苦労でしたが何とか数コマ撮ることが出来ました。今季はホシムクドリと出会う機会が多く、その気になれば何時でも撮れる状況でした。というのは、この辺りが気に入っているのか殆ど移動していなくて約10羽のホシムクドリが田んぼと電線、周りの木々などを飛び回っていました。
     お知らせ:山本山のオオワシは、昨年11月23日に連続23回目の飛来をして3ヶ月の間、越冬していましたが、本日(2月25日)午前9時30分頃カムチャッカに向けての北帰行に元気よく飛び立ちました。多くの見送りの人々に「ありがとう、さようなら」と上空で何回も何回も旋回飛行して午前9時35分頃北の青空に消失しました。

     コブシの木にホシムクドリとは珍しい組み合わせと思ってシャッターを押しました。


     順光で撮るホシムクドリは輝きとても綺麗です。
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     込み入った枝の中をジッとしていれば撮りやすいのですが、現実は思うようにはなりませんでした。
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     ホシムクドリは珍しい鳥ですが、その輝きも珍しいくらい不思議な光沢でした。
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     そばの電線にも別のホシムクドリが留まっていました。
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    令和3年(2021年)2月5日撮影。
     寒い日が続いていましたがこの日は久しぶりに暖かい小春日和で良く晴れていました。2月は山本山のオオワシが北帰する月で、それに合わせたようにコハクチョウやオオヒシクイも忽然と全員が北帰することがあるので、残された日々を名残惜しみながらの野鳥観察となります。春の日差しに日向ぼっこを楽しむオオハクチョウの幼鳥たちを撮ってみました。

     久しぶりの小春日和を楽しんでいるオオハクチョウの幼鳥。


     右端に親鳥がいます。今日はこれから此処でお休みタイムのようです。
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     6羽もいますから、中には食欲旺盛な子もいます。
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     二番穂もたくさんで休憩もできる最高の場所のようで、良く見掛けるところです。
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     枯れ草がある畦は絶好の休憩場所となっています。
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     半分眠くなっているような幼鳥の顔。この表情を見ていると自然に心が和みます。
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    ハマシギ、採餌と飛翔 工事中の早崎内湖にて  

     令和3年(2021年)2月4日撮影。
     長年に渡り水鳥観察では魅力的だった早崎内湖(ビオトープ)は大規模な工事中のため、水鳥たちの拠点にはなっていませんが、時たまコハクチョウやオオハクチョウがいたり、ハマシギがいる場合があります。びわ湖の直ぐそばですので、水鳥たちにとって状況さえ良ければ降り立っているようです。この日は、ハマシギの一団が採餌していました。

     この前は数が少なかったのですが、この日は20羽以上のハマシギが採餌していたので、工事中の記録として撮ってみました。手前の黒っぽいものは重機で掘り返した土です。
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     ハマシギは湿地状のところや採餌できる浅瀬が好きで、工事中で食べるものは少ないと思われますが時々此処に降り立っています。
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     飛び立ったハマシギたち。
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     ハマシギは近くで見るととても小さくて可愛らしいのですが、翼はとてもシャープで飛翔速度も速いです。この後、内湖に降りずにびわ湖へと飛んで行ってしまいました。
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     工事中の早崎内湖近くで撮ったオオヒシクイ。田んぼからびわ湖へ戻る途中のようでした。
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    オオワシ(女王様)、執拗なトビに嫌気 山本山にて  

     令和3年(2021年)2月4日撮影。
     コハクチョウを観察した後、山本山のオオワシの様子をと立ち寄ってみると、何時ものお立ち台とは違う枯松に留まっているオオワシを確認。よく見るとそこそこの大きさのブラックバスをびわ湖から持ち帰ってきたところの様子です。スタンバイの時間なしに食事シーンが見られるのはチャンスでもあり、逆光の位置ですが撮りやすいところで暫く食事の様子を撮ってみました。

     周囲を飛び回るトビを睨みつけて警戒しているオオワシ。
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     次々にトビが横取りを狙って集まってきますが、力の差は歴然とばかりに一心不乱に食べ続けるオオワシでした。
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     ハイエナのようなトビは執拗に食事の邪魔を繰り返しています。
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     オオワシも遂に嫌気が差して食べ差しの獲物を持って飛び出しました。それでもトビは追いかけてきます。なお、暫くは翼の羽根が数本抜けていて破れ傘の様な感じでしたが、北帰近くになると綺麗に生え揃っていました。
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     食べ残しの半分をシッカリ鷲掴みしての飛び出しです。この画像には写っていませんが、トビ複数がオオワシのそばに付いて飛んでいます。
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     安全な場所を目指して一目散のオオワシ。旋回の後、ねぐら付近に入り込んでしまいました。
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    コハクチョウ(A66)、3年ぶりに再会 長浜市にて  

     令和3年(2021年)2月4日撮影。
     この日の撮影は以前の記憶が蘇った日でもありました。コハクチョウの観察時に標識付きのコハクチョウを発見し、足環にはA66と表されているのは撮影時から認識していたのですが、以前にも観察したことがありそうで帰宅して私のブログを検索すると、平成30年(2018年)2月19日に撮影していたA66だったのです。当時は首にGPS発信装置が取付けられ、足環は綺麗な赤色でしたがGPS発信装置は脱落し、足環は色あせており当時とは様子が変わっていたので直ぐには分かりませんでした。足環の確認で実に3年ぶりの再会となりとても嬉しく思いました。画像などはバードリサーチに報告済みです。

     プラスチックの足環は色あせていますが、A66と記されています。金属足環には番号が3936と刻印されています。
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     感無量のA66。私にとってはこの撮影画像は宝物です。
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     3年前にA66が湖北に来た時にもシジュウカラガンがいました。何重にも不思議な気がしています。
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     以前飛来したことがある地を憶えていてくれたのですね。コウノトリは足環で再会かどうかは直ぐに確認でき、数多く再会を経験しその数だけ感動していますが、コハクチョウは初めての再会確認でした。
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     平成30年(2018年)2月19日に撮影したA66で、当時ブログに載せた画像です。
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    オオハクチョウ親子、何時も楽しそう 長浜市にて  

     令和3年(2021年)2月1日撮影。
     幼鳥6羽を連れているオオハクチョウの親子を良く見かけますので、余程遠くにいない限り撮影するようにしています。コハクチョウも同様ですが親子の絆が強く、見ていて微笑ましい光景です。この日は多くの子供達の守りに疲れたのか、親鳥はお休みタイムに入る様子を撮ってみました。

     オオハクチョウの親子。幼鳥は6羽と子だくさんです。
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     元気な幼鳥は疲れ知らず。親鳥は疲れたのか伏せてしまいます。
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     幼鳥のそばで眠たそうにしている親鳥。しかし、幼鳥たちは益々元気そう。
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     ついに目を閉じてしまった親鳥。寝ていても幸せそう。
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     幼鳥は親鳥が寝ていてもそばにいてくれているだけで満足。
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     育ち盛りはお腹が空いていて寝ていられない、という感じでした。
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    アメリカヒドリ、久しぶりに撮影 長浜市にて  

     令和3年(2021年)1月31日撮影。
     コウノトリ2羽を観察しての帰りに近くの農業用溜池に立ち寄ってみました。特に撮影対象は無かったのですがオオヒシクイなどが飛来しているかどうかの確認のためです。今季はミコアイサの数も極めて少なく、空前の飛来を確認したトモエガモも去り撮影対象を探すのに苦労するようになっています。そうした中で、オスのアメリカヒドリを1羽以前から確認していましたが、非常に遠い距離のため撮影できていませんでした。この日距離は遠いものの何とか撮れる距離でしたので記録として撮ってみました。

     どんどん沖の方に泳いでいくアメリカヒドリ。
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     アメリカヒドリのそばにはカワウが潜水を繰り返していました。
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     この溜池は太陽光の射し具合により、撮影が難しくこの日も難しい撮影でした。
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     北への旅立ちはまだ間があると思われますが、それを当てにしていると撮れずじまいとなる可能性があります。
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     この溜池は水路工事のため一時水位が下げられ水鳥の飛来が心配されましたが、水位も回復しオオヒシクイの飛来なども見られるようになり一安心しています。
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     令和3年(2021年)1月31日撮影。
     降り続いた雪もやっと止んだので足環なしとJ0221の様子を観察してきました。足環なしコウノトリは最初少し離れたところにいましたが、突然J0221のそばまで飛んで何やら突いています。カエルのようでこの雪の中カエルはまだ冬眠中かと思われますので、にわかに信じられず暫く双眼鏡で観察していました。咥えて来たのはウシガエルでこの雪の中で上手く見付けるものだと感心しました。なお、この日2羽は西方向に飛去したとの情報も得ました。本来の目的地である福井方面か石川方面を目指したものと思われます。

     2羽仲良く採餌光景です。
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     足環なしの咥えているのは正真正銘のウシガエル。
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     結構な大きさのウシガエルでしたが悪戦苦闘の末、頭からのみ込んでしまいました。
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     コウノトリは雪の中では採餌は難しいものと思っていましたが、この日の様子を目の当たりにして考えを改めました。
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     久しぶりの日差しを浴びる足環なしコウノトリ。晴れたので旅立ちを考えているように見えます。
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     J0221も足環なしのそばに来て行き先を一緒に考えている様子。最後に私の方を見ていました。この2羽は湖北では初めて観察できたコウノトリです。何時か何処かでの再会を楽しみにしています。
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    タシギ、コウノトリ観察の帰路で 長浜市にて  

     令和3年(2021年)1月30日撮影。
     田んぼは一面の雪化粧と真っ白の世界です。この様な時に撮りやすいのがタシギで、少しばかり雪解けしている場所を注意しながら走行していると、前回撮影した同じ田んぼにタシギの姿を見付けることができました。クチバシが長く、普段は余り見掛ける機会がないタシギはそのユニークな姿に惹かれて何回でも撮影してしまいます。

     見えない餌もクチバシを突っ込んで、その感触で探り当てます。
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     この時の雪は小康状態で、小さなタシギを撮るには良い状況でした。
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     広い田んぼにあちらこちらにタシギの姿。積雪した田んぼの雪解け部分はタシギにとってオアシスのようです。
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     長いクチバシ、何時見ても不思議に思います。川で釣りをしているようにも見えますね。
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     タシギは警戒心が強く、直ぐに逃げてしまいますが、食事中はその警戒心が薄らぐようです。空腹には勝てないようです。
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     令和3年(2021年)1月30日撮影。
     一体何時まで降り続けるのかと思うような雪の日でした。辺り一面が真っ白で、時折吹雪くので安全走行しながらのコウノトリ探しです。探すのが大変なだけに発見した時は、いくら雪の日でも心は晴天なりとなります。発見してレンズを向けても雪にピントを取られることがあります。サッサと撮って窓を閉めないと車内が雪まみれになったり、ファインダーが曇ったりと普段は簡単なことでも手間取ることが多くなる雪の日の撮影でした。

     凛とした容姿の足環なしコウノトリ。
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     2羽がいることが前提のコウノトリ探しですので、一緒にいるとホッとします。
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     ここは段々の田んぼになっています。下の田んぼに降りようとしているJ0221。
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     歩いて降りるには少し高さがあります。どうするのかと思っていたら・・・
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     翼を使って下の田んぼに降りました。
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     凍てつく雪の日も2羽が仲良くしている光景は、見ているだけで心が温まります。
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     令和3年(2021年)1月29日撮影。
     度重なる寒波のためこの日も雪が降っていました。コウノトリは雪の中では見つけ難いので、小降りの時に現地に向かいました。幸いよく分かる場所に2羽がいましたので積雪した農道を走行せずにすみました。長浜市では積雪時のコウノトリは珍しく、観察時の気温はマイナス1℃でしたのでコウノトリたちは大丈夫かと心配していましたが、そこは留鳥だけあって寒さには平気のようで安心しました。

     雪の田んぼに佇む足環なしコウノトリ。足環なしコウノトリを見ていると「天然もの」を見ているようで、何だか得をしたような気持ちになります。
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     こちらは一緒に飛来したJ0221です。
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     雪の中でも活発に動き回っていました。
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     2羽はペアではないとのことですが、途中までの旅のお伴のようです。
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     足環なしコウノトリは体格も立派で堂々としているのが印象的でした。日本から韓国まで飛んでご機嫌麗しく暮らしているコウノトリもいますので、大陸方面からの飛来してきても何ら不思議なことではありません。それだけ我が国の生息環境が良くなってきた証のような気がします。
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    コウノトリ(足環なし&J 0221)が飛来 長浜市にて  

     令和3年(2021年)1月28日撮影。
     湖岸方面からの帰路でLINEでコウノトリが飛来している旨の連絡が入り、即現地に向かいました。足環なしのコウノトリともう1羽とのことですが個体番号は分からないということも書かれていましたので、とにかく足環を確実に撮影することを念頭にしていました。現地に到着すれど見当たらないので?と思っていると、同じ日本コウノトリの会のA氏が待っていてくださり、細い路地の中へ案内していただくと集落内の電柱に留まって片足立ちの休憩モードの真っ最中。ズ~ッとこの状態とのことで先に少し離れたところの足環なしコウノトリを撮影しました。

     これが足環なしコウノトリです。暫くして分かったことですが野生コウノトリとのことで、大陸から渡ってきている極めて稀なコウノトリです。と言うことで、個体を特定するため31日までの4日間雪の日もありましたが、お付き合いすることになりました。
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     コウノトリは個体によって羽根などに特徴があるので、色々な角度で撮影しました。迂闊にも後ろ向きは撮っていなかったので、後日の撮影となりました。
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     2羽のコウノトリは滞在目的での飛来ではなく、北陸方面に向かう途中での休憩のための立ち寄りです。
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     休憩が解けたかと戻ってみると依然として片足立ちのお休みモード。こちらも忍耐比べとなりました。
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     動く仕草がありましたのですかさずピントを合わせてスタンバイ。直ぐにもう片足を下ろしたところをパチリ。この瞬間に1件落着です。個体はJ0221(右脚:黃青、左脚:緑黃)、2019年4月2日京丹後市島津生まれのメスのコウノトリです。
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     J0221はこの後飛び立ち田んぼへ。帰りに撮ったJ0221シラサギと仲良く採餌していました。なお、このコウノトリ2羽はこの地域には初めての飛来です。
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    オオワシ(女王様)、地面で食事 長浜市にて  

     令和3年(2021年)1月27日撮影。
     この日は朝には雨が降っており止んだもののパッとしない天気でした。シジュウカラガン不在の最終確認のため湖岸方面へ出向きました。マガンなどを撮った後、オオワシへ。何時ものお立ち台にはおらず、石川の集落の山ぎわで発見し飛び出しと獲物捕りを狙ってみました。

     集落の山斜面の枯松に留まるオオワシ。びわ湖を頻りに見ていました。


     暫くすると飛び出してびわ湖へ向かっています。直ぐに湖岸に出ようとしましたが・・・。
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     道路横断間際にトラックなどが続いて通過。その間にオオワシは獲物をゲットしていました。魚体が細く模様があるので、ビワマスかサクラマス?なのでしょうか。そして漁港方面を回って山本山へ。
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     山本山の麓に行ってみましたがオオワシは見当たりません。そのはずで、地面で食べていたのです。この様な場面はシーズン中にあるかないかの珍しい食事風景です。
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     オオワシ撮影までに撮ったオオヒシクイとマガン。
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     マガンの群れ。風が強いので全員風に向かって休憩タイムでした。
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    オオハクチョウ親子、田んぼから飛び立ち 長浜市にて  

     令和3年(2021年)1月27日撮影。
     例のオオハクチョウの親子がこの日は別の田んぼにいました。連続した出会いですが、好きな鳥ですので様子を観察していたら、飛び立つ様子で首を振っています。びわ湖から飛び立ち様子は既に撮っていますので暫くスタンバイです。何処に行くんだろうと思った途端に飛び立ちです。

     親子7羽、今にも飛び立ちの様子をしていました。
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     それ!、出発です。
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    コハクチョウと全く同じような飛び立ちですが、異なるのは体が大きいので圧巻、迫力の飛び立ちとなります。
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     体は大きいですが助走もほとんど無く、スムーズな飛び立ちでした。
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     昨年うまれた幼鳥は3ヶ月で飛べるようになり、秋には遠路日本まで越冬にやって来た飛翔力は、驚異的でとても幼鳥とは思えません。
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     何処へ?と追っていたら、隣の田んぼに降り立ちました。それも直ぐ横の田んぼです。
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    オオハクチョウの親子 長浜市にて  

     令和3年(2021年)1月26日撮影。
     オオハクチョウは子だくさんと思えるオオハクチョウのファミリーによく出会います。この日は田んぼで採餌している光景がとても微笑ましく思えました。親鳥は1羽ですが幼鳥は6羽もいます。コハクチョウが幼鳥4羽を連れているのは見たことがありますが、オオハクチョウがそれ以上の幼鳥を連れているとはにわかに信じ難い光景でした。既に親鳥より大きい幼鳥ですが、幼鳥6羽は親鳥にベッタリです。

     「オオハクチョウのいる光景」と題したいような景色でした。親鳥1羽で幼鳥6羽も連れてきています。子育ても大変だっただろうと感心しています。産卵は4から7個とのことですのが、それにしても子だくさんですね。
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     親鳥。幼鳥より小さいですので母親でしょうか。
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     立派な体格の幼鳥たち。
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     兄弟が多く、仲良く過ごす幼鳥たちは幸せそう。
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     幼鳥が6羽もいる家族は初めて見ました。驚くやら感心するやらです。何かのコマーシャルにでも出演出来そうな楽しいファミリーです。
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    シジュウカラガン、この日で撮り収め 長浜市にて  

     令和3年(2021年)1月25日撮影。
     1月12日に野鳥センター職員により飛来が確認され、1月14日から1月25日まで撮影に出向いたのは11日を数えました。この間、シジュウカラガンの様子を如何に撮るか私なりに苦労した期間でした。何とか色々な場面を撮りましたが、残っていたのは、羽根一枚一枚の描写、目をハッキリと撮ることでした。この日が最終日とは全く知る由がありませんが、私としての念願が叶った日でもありました。ここぞという時の描写力はAPS-Cサイズより微妙な感じが好みであるフルサイズ機で撮影しました。

     翼を広げるシジュウカラガン。撮影していてものびのびと過ごすシジュウカラガン。地味ながらとても美しい姿です。


     シジュウカラガンたちは湖北での生活にも慣れ、とてもリラックスしているようです。
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     この日も12羽全員揃ったのを撮ることができました。
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     右側の田んぼへ移動中のシジュウカラガン。生き生きと活気が感じられました。
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     畦で採餌するシジュウカラガン。
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     後から思えば湖北での最後の食事を楽しんでいるようでした。思い立った日が吉日とばかりに旅立ったようで、この日を境に姿を見ることはありませんでした。
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     令和3年(2021年)1月24日撮影。
     今年の1月9日にびわ湖を飛び立つコハクチョウのグループの中に左脚にC12と白文字で記された赤い足環が取り付けられたコハクチョウを偶然に発見。その後右脚の金属足環には番号が記されているため、田んぼのコハクチョウ観察時には確認すべく注意していましたがこの日やっとシジュウカラガン観察時に発見し番号を撮影することが出来ました。帰宅後、NPO法人バードリサーチの神山和夫氏に観察記録を報告。照会結果が宮島沼水鳥・湿地センターの牛山克巳博士から「C12ですが,2020年8月16日にチャウン湾デルタで標識された非繁殖鳥とのことです.国内の初記録かと思います.」との回答メールを私と神山和夫氏宛に頂きました。

     C12の右脚金属足環には「3828」と刻印されていました。
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     左脚のプラスチックの赤い足環には「C12」白文字で記されています。
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     両脚とも判読することができます。
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     湖北の田んぼでのC12を記念撮影的にパチリ。二番穂が密集していない所で、撮影条件が良かったと思っています。
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     C12のグループが飛び立ちました。飛んで近くの田圃へ行く場合と同じところに戻ってくる場合があります。
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     グループ内に幼鳥もいましたが一緒に飛び立ちです。
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     今年1月9日にC12を初めて撮った画像です。一番後ろがC12です。3年前もA66の脚環付きを撮っていますが、この時もシジュウカラガンが飛来していました。珍しい鳥はシジュウカラガンとともにやって来るようです(?)。
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    シジュウカラガン、お別れ二日前 長浜市にて  

     令和3年(2021年)1月24日撮影。
     結果的にシジュウカラガンたちとのお別れ二日前のシジュウカラガンの様子です。滞在期間は短いとは覚悟はしていますが、願わくはコハクチョウの北帰時期まではと願っていたのも事実です。この時はまだこれぞという撮影をしていなかったので、そのことばかり考えながらの観察です。何でも思い通りになれば良いのですが、そうはならないのが世の中と、変に自分を慰めながら雨の中の撮影でした。ところが、翌日(25日)は晴れて自分として頭の中に描いていた撮影ができたのは不思議です。お別れで撮り収めでもあるのでサービスしてくれたようです。

     大好きな二番穂の中で。昨年は暑い日が続き二番穂が良く育ちました。空前のコハクチョウが飛来しているのですから、二番穂の籾はほぼ無くなっているのが通常ですが、まだまだたくさん籾が残っています。


     コンクリート畦で伸びをするシジュウカラガン。
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     親子のコハクチョウに挟まれシジュウカラガンも楽しそう。
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     誰がリーダーか分かりませんが、何時もこのようにまとまって行動していました。3年前は群れのコハクチョウが飛び立ったら、その後を追っていました。
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     コハクチョウも「君たち可愛いね」と言っているように思えます。
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     少し分かりにくいですが、これで12羽全員です。
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     令和3年(2021年)1月23日撮影。
     田んぼに降り立つ様子を雨の中撮影後、シジュウカラガンの様子も撮影してみました。一晩、塒であるびわ湖で過ごしたシジュウカラガンはお腹が空いているようで降り立つと直ぐに食事開始です。湖北の田んぼにはシジュウカラガンにとって無尽蔵に食べ物があります。食べ物があるからと言って長期に滞在するとは限らないのが野鳥の世界。今回のシジュウカラガンは日本海側の大雪のため南下して来ているので、撮影は短い期間限定となるものと確信して雨でも観察に出向きました。

     コハクチョウの中に入って一緒に食事です。コハクチョウだけでも微笑ましい光景ですが、シジュウカラガンがいることでコハクチョウの魅力もシジュウカラガンの魅力も同時に観ることができました。


     菜種の苗の葉っぱは食べないようでしたが、落ちている籾を食べているようです。
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     隣の田んぼに二番穂がたくさんあるのに籾を探し歩くシジュウカラガン。探して見付けるのも楽しみなのですね。
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     こうして見ていると、人が食べないようなものも鳥たちにとっては大切な食料となっています。田んぼは私達にとっても動物にとっても恵みの場所となっています。
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     全員が楽しそうに食事をしている光景を観ているとこちらまで楽しくなってしまいます。
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     色々な場面を撮ってきましたが、後は晴れの日にシジュウカラガンのできる限り精密的な描写を撮ることです。その様な距離に来てくれるか偶然的なものを期待してこの場を離れました。
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    シジュウカラガン(12羽)、田んぼに飛来 長浜市にて  

     令和3年(2021年)1月23日撮影。
     シジュウカラガンが滞在中に撮りたい場面は色々あります。びわ湖から飛び立つ姿は既に撮ったので、今度は是非田んぼに飛来してくる姿を撮りたいと思っていました。前日に採餌していた田んぼに降り立つ可能性が高いので、その場所で暫し待っていました。暫くすると期待通りびわ湖方面からシジュウカラガンが12羽揃って飛来して来たのです。その様子です。

     何と、雁行スタイルで飛んで来たのです。


     田んぼの上で旋回するシジュウカラガン。3年前の1羽は必ずコハクチョウ11羽と一緒でしたが、この度は12羽が一緒に行動しています。
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     着地体勢に入った12羽の集団。
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     しじゅうからがんのは可愛らしいですが、着地のため足を出していますが、その水かきも可愛らしいものでした。
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     ほぼ一斉に着地です。
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     田んぼに降り立ったシジュウカラガン。雨降りであったためか、この様子を撮影したのは私だけで独占取材でした。この後、直ぐに猛烈な食欲で採餌開始です。その様子は明日に載せさせていただきます。
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     令和3年(2021年)1月22日撮影。
     この日のシジュウカラガンは田んぼの端の方、私からは一番遠い位置で採餌していました。暫く待っていれば少しは近くに来てくれる可能性はありましたが、生憎の雨でしたので簡単に撮影を済ませました。既に何回も撮っているので撮影としての面白味はありませんが、記録として載せさせて頂きました。

     田んぼの端の方でおまけに二番穂の中で採餌していました。
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     シジュウカラガンもコハクチョウも右の田んぼへ移動中です。
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     畦に上がったりしていますので、姿が見えるだけ良しの光景でした。
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     暫くは右側の田んぼへ移り採餌していましたが、直ぐに・・・
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     元の場所へと戻ってしまいました。
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     振り出しに戻ってしまったシジュウカラガンたち。こんな日もあったと、後の日には思い出となるかも知れない撮影でした。
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    工事中の早崎内湖のハマシギ&コハクチョウ 長浜市にて  

     令和3年(2021年)1月21日撮影。
     シジュウカラガンが採餌のためびわ湖を飛び立ったので、田んぼに向かっている途中早崎内湖に約100羽くらいのコハクチョウがいるのを確認。大規模な工事中でもあり、ここに降り立つとは驚きでした。以前はこの内湖に沢山いましたので懐かしかったのかも知れません。工事中の内湖に降り立っているのは記録しておくべきと駐車場からかなり歩いて撮影しました。その時、ハマシギもいましたのでついでに撮影したものです。

     湿地状の所で採餌していたハマシギ。
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     最近は雪が多く雪解けの水のためか、水量が多くよく見られる中洲や河口が水没しているため、ハマシギの姿は余り見掛けないようになっていました。
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     びわ湖も同じ理由で浅瀬がなくなっているので湖岸からは見られないようになっていました。
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     工事中でなければ近くまで行って撮れるのですが、今のところは立入禁止です。
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     ハマシギの隣は結構水があり、コハクチョウが約100羽くらいいました。工事中には来ないと思っていましたが、この姿を見た時は感動でした。
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     車を止めていたところから撮ったコハクチョウ。早崎内湖は生まれ変わろうとしています。
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    シジュウカラガン、びわ湖から田んぼに  

     令和3年(2021年)1月21日撮影。
     びわ湖からシジュウカラガンが田んぼへ採餌に飛び立ったので田んぼへ向かってみました。朝早いのでカメラマンがいないので何処にいるのか分からず随分探しました。やっと見つけたシジュウカラガン、コハクチョウとともに食事に励んでいました。体の割に物凄い食欲です。その様子を撮ってみました。

     シジュウカラガンが真っ先に向かうのは二番穂がある田んぼ。コハクチョウと好みは同じです。穂から落ちた籾も食べています。


     底知らずに食べ続けるシジュウカラガン。
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     食べ物は無尽蔵、でもシジュウカラガンはどれを食べようか迷うほどのようです。
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     二番穂を咥えているシジュウカラガン。そんなに大きな口ではありませんが、よく食べます。
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     シジュウカラガンの羽色は地味ですが、よく見ると変化に富み魅力的です。
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     やはり、目と口がチャームポイントのようです。何回見ても見飽きない可愛さです。
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     令和3年(2021年)1月21日撮影。
     この日はびわ湖のシジュウカラガンを撮りたく朝早めに湖岸に出向きました。滞在期間は長くはないとの判断で、湖北での色々な場面を撮るべくチャレンジしています。はたしてびわ湖で見付けることが出来るか、不安がよぎりながら先ず海老江、延勝寺と見て回りましたがコハクチョウばかり。最後に水鳥ステーション前を覗くといました、いました待望の12羽が揃っていました。諦めていましたが幸運にもびわ湖を泳いでいる姿を発見できたことは感激でした。

     12羽揃って餌場へと飛び立つところへ向かって泳いでいます。
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     コハクチョウやマガンと行動を合わせるのではなく、シジュウカラガン12羽で行動を決めています。この点が3年前のシジュウカラガンとは大きく異なっています。
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     整然と同じ方向に泳ぐ姿は不思議で神秘的でもありました。少し沖方向を見ているのは飛び立ち寸前だったようです。
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     まさに突然の飛び立ちです。助走はなく羽ばたきの瞬発力によるものでアッという間の出来事でした。
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     シジュウカラガンは見かけによらず俊敏で飛翔力は素晴らしいものを持っています。
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     沖に向かって飛び、左に大きく旋回して餌場の田んぼを目指しました。到着した田んぼでの採餌光景は後日UPの予定です。
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     この日の夕方、地元新聞「滋賀夕刊」にシジュウカラガンの記事が掲載されました。
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    シジュウカラガン、食事は目を輝かせて 長浜市にて  

     令和3年(2021年)1月20日撮影。
     この日は大寒でそのとおりの朝となりました。寒くて凍結してパリンパリンでした。今季は何回もの寒波の襲来により広範囲に渡り大雪に見舞われました。特に日本海側が酷く、全てを雪で埋め尽くしたような感があります。冬鳥も餌場の関係で南下してきており、湖北でも過去の飛来数を大幅に上回る種類も見受けられました。コハクチョウは750羽を超えたようですし、シジュウカラガン12羽も最高数です。3年前のシジュウカラガンは1羽でしたが、超人気でした。地味な割にはとても可愛らしいのと「幻の鳥」でもあり、本来湖北では越冬しない超珍鳥のためのようです。

     目とクチバシが何とも言えないくらい可愛らしいシジュウカラガン。
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     日々二番穂の籾を時間制限なしの食べ放題を楽しんでいます。 
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     12羽もいるとどれを撮ろうか、迷いながらの撮影となり結果的にとりとめのない画像の大量生産となります。
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     ここは耕作放棄地の田んぼなのか稲の他に雑草が多く撮りにくい場所でしたが、シジュウカラガンやコハクチョウには大人気でした。
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     コハクチョウたちの向こう側を歩く12羽のシジュウカラガンの行列。
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     3年前のシジュウカラガンは11羽のコハクチョウの一団の一員で何処へ行くのも一緒でしたが、この12羽はシジュウカラガンのみで何処へ行くのも一緒です。ですから、シジュウカラガンだけでいる場合は発見は難しくなります。
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