2022年03月 - 花・鳥は友/湖国の自然
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    花・鳥は友/湖国の自然

    身近な自然を中心に撮影記録しています

    ウメの花にメジロ 自宅にて  

     令和4年(2022年)3月24日撮影。
     早朝(午前6時過ぎ)からスズメたちが賑やかでしたのでカーテンを開けて梅の木を見ると、スズメ以外の小鳥もチョロチョロしていました。何だろうと、よく見るとメジロが梅の花の蜜目当てにやって来ていました。早朝でさほど明るくなっていないので高速シャッターで上手くは撮れないのは承知の上でカメラを持ち出して撮ってみました。

     良く動くメジロをパチリ。


     バランスを撮りながら花の蜜を次々に。
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     横、下、上の花と忙しく蜜を吸っていました。このメジロは何とか同じ場所で蜜探ししていたので撮れたようなもので、他のメジロたちは大忙しで飛び回っていてシャッターを切っても何も写っていませんでした。
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     これは納屋の前の梅の花です。数本ある梅の木を行ったり来たり。
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     モグラ叩きならぬメジロ叩きのような超忙しい撮影となりました。
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     ヒヨドリも来て蜜を吸っていました。ヒヨドリも蜜が大好物で河津桜を撮りに行った時もたくさんのヒヨドリが桜に来ていました。
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     令和4年(2022年)3月4日撮影。
     その1からの続きです。長らく続いたハクガンも漸くお終いとなりました。念願の飛び立ちも北帰間際に撮影することができました。ハクガンを含むグループは翌5日の夕方に北帰したようで、辛うじて間に合いました。5日間現地を訪問しのですが、ハクガンに出会えなかったことはなく本当にラッキーだったと思っています。ハクガンは今頃どうしているのだろうか、無事に仲間と合流して繁殖地に到着しているかな、また出会いたいな、などなど思い出します。一連の撮影が入院前でしたのも幸運でした。貴重な情報をお知らせ頂いた福井の知人に感謝を申し上げます。

     右方向に飛び立ったハクガンは大きく旋回して左方向の餌場へと向かっています。


     ハクガンもコハクチョウに遅れること無く、飛んでいる様子も可愛らしく微笑ましい光景でした。
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     ハクガンは小さくてもコハクチョウと同じスタイルで飛んでいます。
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     塒から餌場へ。ハクガンの日々の日課で一番楽しい時だったのかも知れません。
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     この飛び姿を見ていると、以前湖北にシジュウカラガンが1羽コハクチョウに混じって行動を共にしていたのと重なってしまいます。
    あの時は大勢のカメラマンに囲まれていましたが、ハクガンは地域の人々から静かに見守られて越冬していました。
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     降り立った餌場の田んぼ。餌場は日によって場所変えしていることが多かったようです。令和3年度はマナヅルにハクガンなどと、初見初撮影が多かった感動の年度となりました。
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     令和4年(2022年)3月4日撮影。
     この日はハクガンの飛び立ちを撮るべく気合を入れての現地へ向かいました。ただ既に北帰している可能性もあり、その確認も兼ねていました。到着するとハクガンは塒におり、仲間のコハクチョウたちは首を振って飛び立ちの気配がありましたので、全神経を集中して飛び立ちに備えました。風上に立ち、ハクガンの位置に合わせる必要から重い三脚は使わず(三脚を動かすと都度水準器で水平を確認して水平を保つ必要があり、その間に飛び立たれるため)手持ち撮影としました。カメラも重く10秒ほど構えては5秒ほど休むを繰り返してやっと飛び立ちを撮ることができました。

     ハクガンのグループは横一列に並んでスタート。


     コハクチョウは水面を蹴っての飛び立ちですが、ハクガンも同じ様な飛び立ちでした。
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     水しぶきを飛ばしながら飛び立ったハクガン。
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     後はピントを外さないようハクガンを追います。
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     計算通り、眼前を飛んでくれたのはラッキーそのものでした。
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     この後大きく旋回して餌場へと向かいました。その飛翔姿も撮っていおりその2に載せさせて頂きます。
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     令和4年(2022年)3月1日撮影。
     その1からの続きです。ハクガンとコハクチョウの一団が舞い降りたのは、数百メートルほど離れた田んぼです。コハクチョウは一定の時間で餌場の田んぼを飛んで移動しますが、ハクガンも自分はコハクチョウの一団のメンバーと思っているらしく、必ず後を追っています。後を追うのは最後に付いて飛んでいるのではなく、先頭グループに入って飛んでおり中々しっかり者のハクガンのようです。

     舞い降りた田んぼで仲間のコハクチョウと仲良く採餌。


     お互い鳴き交わしながらコミュニケーションを図っているようです。このハクガン、仲間のコハクチョウからは虐められておらず、絆が形成されているようですが、別のグループのコハクチョウには突っかかっていく場面も見られました。可愛くても気が強いようです。
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     泳いでいるハクガンはアヒルのオモチャのようですが、純白のハクガンは雪がお似合いのようです。
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     ハクガンは北海道、宮城方面などではシジュウカラガン、ヒシクイなどとも仲良く過ごしているようで、異種のガン、カモ類とも仲良く過ごせるようですね。
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     北帰直ぐ間近のためかよく食べること、驚くほどです。
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     もしかして別の田んぼに飛んでくれるかな、と期待していましたがハクガンはこの後満腹なのか伏せて寝込んでしまいました。飛び立ちは3月5日にリベンジ予定です。ハクガンの連続で申し訳ないですが、後もう少しお付き合いくださるようお願いいたします。
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     令和4年(2022年)3月1日撮影。
     3月といえば春。既にコハクチョウが北帰を始めている地域もあり、まだハクガンはいるかな?という気持ちで現地に到着。数多くのコハクチョウの中から先ずハクガンを探すことから始まります。これが案外難しく白いコハクチョウの中から純白のハクガンは目立たず丁寧に探す必要があります。一旦見付ければ後は比較的容易です。この日の目的は飛び立ちを撮りたかったのですが、「二兎を追うものは一兎をも得ず」のとおりとなりました。

     雪化粧した田んぼでハクガンを発見。姿を見付けると一安心です。ハクガンの周りには仲間のコハクチョウファミリーが必ずいます。


     時々ハクガンの鳴き声も聞こえてきます。姿も可愛らしいですが、鳴き声も可愛らしく聞こえてきます。
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     この日の時間帯にはコハクチョウが舞い降りてきたり、飛び立ったりと忙しい時間帯でした。周りが飛び立つと、ハクガンも首を上げて仲間のコハクチョウの様子を注意深く窺っていました。
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     仲間のコハクチョウ、ハクガンが首を上げて飛び立ちの気配。ここで飛び立ちに全神経を注いでいれば飛び立ちが撮れたと思いますが、コハクチョウの一団が次々にやって来たのでその美しさに負けて撮り続けていると、何とハクガンも飛んでいるではありませんか。
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     最初は目を疑いましたが、前から二番目を飛んでいるのは紛れもなくハクガン。飛んでいる時は翼の先が黒いので直ぐに分かります。
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     舞い降りた先も雪化粧した田んぼでした。塒からの飛び立ちは分かりやすいですが、田んぼでは不意に飛び立ちますので難しく、この経験を生かして3月4日にリベンジすることにしました。この続きはその2に続きます。
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     令和4年(2022年)2月25日撮影。
     その1からの続きです。コハクチョウの一団に混じってハクガンも泥田でコハクチョウと同じ様に時には泥パックも楽しみながら採餌に余念がありませんでした。雪の田んぼに現れた泥田はコハクチョウたちの貴重な餌場のようで、水際の雪が土色になりオアシスのようでもありました。この様な極端な泥田でなくても採餌可能な田んぼはいくらでもあるのにと思ってしまいます。私見ですが、ミネラル補給のための行動かも知れませんね。

     不思議なくらい美味しそうに食べています。


     雪の上でも何やら探しています。
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     足もクチバシも、白くて綺麗な羽根も泥んこ。この泥田では全員が泥んこになることが掟なのかな?
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     水気の多い所は余り汚れませんが、泥が多い所は泥まみれとなります。
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     まるで泥パック!可愛らしいハクガンの変身です。
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     「どうでしょうか?」とこちら向きになったハクガン。この様なハクガンは滅多に撮れないと思ってパチリ。次は3月1日撮影分を掲載させていただきます。
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     令和4年(2022年)2月25日撮影。
     これまでのハクガン観察は雨、くもりと天気には恵まれませんでしたが、この日は何とか晴れの予報でこれ幸いと現地に向かいました。現地付近に到着すると、何時もの田んぼにはコハクチョウが見当たらないので、さて何処か?と見渡すとコハクチョウが遠くに飛んでいて着地を確認することが出来ました。着地場所に行ってみると、広範囲の田んぼに別れて採餌していました。これではハクガン探しも難しいので、まず最初のグループを双眼鏡で確認。泥田で全員泥んこ合戦をしているところでハクガンを発見。積雪した農道から目前に泥んこハクガンを観察することが出来ました。

     泥水が溜まっている田んぼで採餌するハクガン。


     美味しそうに食べているのは稲の枯れ株です。
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     満足げな様子のハクガン。
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     泥んこの表情もなかなか可愛らしいです。
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     全員泥んこです。
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     ハクガンはコハクチョウと行動を共にし、することなすこと全く同じです。
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     君たちお腹は壊さないのかな?と心配になるようなところで競うように採餌していました。綺麗な白のハクガンが泥んこの様子は滅多に撮れないと4000コマほど撮ってしまいました。この後はその2に続きます。
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     令和4年(2022年)2月19日撮影。
     その1からの続きです。ハクガンは数少ない冬鳥ですので、色々な様子を撮れたらと願っていましたので、薄氷の上に載っているのを撮れたのはラッキーでした。Wikipediaによると「ハクガンは乱獲により、1940年代までに越冬個体は絶滅したと考えられていた。1993年より国際協同計画をしてハクガン復元計画が実行された結果、飛来数が増加傾向にある。」との説明がされているとおり、日本の空から消えたハクガンが目の前にいるのは有り難いことです。

     薄氷の上で伸びをしているハクガン。


     伏せながら採餌するハクガン。氷に姿が鏡のように写っています。
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     全身が可愛らしいので、知人もハクガンの虜になったとのこと。
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     仲良しのコハクチョウの幼鳥に近付いたところをパチリ。ハクガンは小さくても泳ぎも達者でミズスマシのようです。
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     幼児のアヒルのオモチャのようですが、泳ぐのが速く目を離すと探すのが苦労することがあります。次は、2月25日撮影分です。
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     令和4年(2022年)2月19日撮影。
     二日目のハクガン観察です。車で出向ける範囲では滅多なことで出会うことが出来ないハクガンですので、北帰までの間出来る限り出向くことにしました。珍鳥といえども魅力がなければ惹かれることはありませんが、ハクガンは見る人を虜にする「可愛らしさ」がとても魅力的です。コハクチョウの中のハクガンはコハクチョウの子供のようでもあり、可愛らしさを一層引き立てているようです。この日の朝は冷え込みが厳しかったようで、水面には氷が所々に張っていて、ハクガンが載っている様子を撮ってみました。

     薄い氷の上に載っているハクガン。


     氷の上でない所はこんな感じです。皆が餌場の田んぼに行かないので、お腹が空いているのか餌探しをしています。
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     こちらを見ているハクガン。あどけない表情がとても可愛らしいです。
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     小さな体ですがよく食べます。
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     また氷に載ったハクガン。自分はコハクチョウと思っているようで、とてもフレンドリー。
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     氷から降りて採餌開始。小さくても飛翔力は抜群でコハクチョウに負けてはいません。体力維持のためかとても良く食べます。続きは、その2に続きます。
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     令和4年(2022年)2月15日撮影。
     その1からの続きです。ハクガンよりの農道に撮影場所を移して撮影です。時間は丁度お昼頃で雨が降り出し、次第に強くなり雨風となってきました。撮影者は私以外には誰もいませんので車中で小降りになるのを待ちましたが止む気配がないので、食事を済ませてコウノトリ観察へと向かいました。初見、初撮影ということもありできる限り多く撮影しましたが、カメラもレンズもびしょ濡れでしたので日を改めることにしました。

     ハクガンよりの農道に移動したらもしかしたら逃げられると思っていましたが、ハクガンはコハクチョウになりきっており、コハクチョウ同様私を全く気にしていないようでした。コハクチョウの幼鳥と仲良しでした。


     食べ方も食べるものもコハクチョウと全く同じです。
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     コハクチョウの親鳥にとってはハクガンも我が子のように大事にしていました。見ていると、ハクガンはとても可愛らしく微笑ましい光景で見飽きることがありませんでした。
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     暫し休憩タイムのハクガン。背中には雨粒が光っています。
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     休憩タイムが終わると羽ばたきをして行動開始です。この次は2月19日撮影分を載せさせて頂きます。
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     令和4年(2022年)2月15日撮影。
     敦賀の知人から情報を頂き、早速現地に向かいました。福井県は隣県でもあり、何かと良く行き来して土地勘の有るところで場所はあちらこちらと移動はしているものの直ぐに分かりました。ハクガンは滋賀県での最近の目撃でも2009年の冬に飛来して以来目撃情報はありません。福井県でも約20年ぶりと言われているようで、正に「超珍鳥」でもあり北帰時期も迫っていることから、待ったなしで撮影に出向く必要がありました。当日は午後から雨の予報でしたが、先ずは姿だけでもと現地に向かいました。ハクガンの飛来情報は北陸新聞にも載っていおらず、地元ではそっと越冬して貰うべく配慮されているようで撮影者は殆ど見掛けず、コハクチョウ観察者が少数おられただけでしたので、北帰した後に掲載させていただきました。

     私が初めて見たハクガンを最初に撮影した一コマです。コハクチョウの集団の中にいましたが、コハクチョウが少し離れて2箇所にいましたので、ハクガンを探すのは結構難しいでした。コハクチョウと同じ様に採餌していました。


     ハクガンは幼鳥を含むコハクチョウの一団の群れと行動を共にしていました。コハクチョウも小さなハクガンを家族の一員としてとても仲良くしていました。
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     ハクガンはとても可愛らしく、幼児がお風呂などに浮かべて遊ぶアヒルのおもちゃのようにも見えます。
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     ハクガンはコハクチョウにくっ付くように行動しているため、見る方向によってはコハクチョウに隠れて直ぐ近くにいても中々見付けることが出来ませんでした。やっと、言った感じでした。
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     仲間のコハクチョウたちに囲まれて大事にしてもらっているようです。
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     だんだん遠くに行き、向こう側の農道よりに行ってしまいましたので、私も向こう側に移動することにしました。向こう側からの撮影分はその2として掲載させて頂きます。ハクガンは5日間出向いた関係で色々な様子を撮っています。順次載せていきますので、ご覧頂ければ幸いです。
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    今季初めてのホオジロガモなど 長浜市にて  

     令和4年(2022年)3月6日撮影。
     この日みずべの里に買い物に行った時、川沿いの通り道で今季初のホオジロガモのオスとメスに出会うことができました。オスの近くではメスが集団で泳いでおり北帰の前兆のような様子でしたので、今季初で最後かもと遠くに飛ばれないよう慎重に撮影しました。ホオジロガモの少し下流ではカワアイサの集団が見られました。カワアイサも北帰間際の集まりだったようです。

     ホオジロガモのオス。今季はとても少なかったようでこの日が初めてでした。向こう側に泳いでいるのは何とミコアイサのメス。面白い組み合わせです。


     ホオジロガモのメスは集団で泳いでいました。
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     オスはメスの集団からはみ出されているようです。
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     対岸にはアオサギが集団でお休みタイム。
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     こちらはカワアイサの集団です。渡りの到着時と北帰時には集団でいるのを良く見掛けます。
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     長旅の前に集まって相談しているのかも知れません。
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     この川では例年カワアイサ、ミコアイサ、ホオジロガモなど多くが見られましたが、今季はサッパリで最後にやっと見られました。来季はこのようなことが無いよう願うばかりです。
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    セツブンソウ、大雪にもめげずに  

     令和4年(2022年)3月6日撮影。
     暫くお休みしていたブログを再開させて頂きます。この10日間ほどの間に人生で初めて経験することが色々ありました。全身麻酔、左手首からの動脈点滴、主治医と主治医のアシスタントの女性医師、麻酔科医師、看護師数名のそうそうたるスタッフで処置をして頂き「終わりましたよ」の声で目を覚ますまで何事がおきていたのか全く知らないままでした。目を覚ますとICUに直行、そこからの2日間苦痛のの連続でした。最新の麻酔技術で終始痛みは感じないものの、メガネ無しでは壁掛けの時計が全く見えず、時計もしていないので時間が分からず、スマホも持ち込み禁止で24時間明るく夜昼も分からずでした。同じ格好で寝ていると腰のあたりが痛かったのですか3本の点滴、心電図、酸素濃度、ドレンの管などがたくさんで体の向きを変えることが出来ないのは耐え難く、ICUは機器の音などで騒々しく、安眠できる環境ではありませんでした。実際の感覚としては5日間ほど其処に居た感じで、病室に戻ってスマホのカレンダーの日を見て日が経っていないのが信じられない気分でした。
     まだ本調子ではありませんが、ブログを再開できるという幸せを感じながら「セツブンソウ」を載せさせて頂きます。

     可憐なセツブンソウの花を見た時、連続していた大雪にも耐えたその生命力にただただ驚くばかりでした。


     年末からの大雪で諦めていたセツブンソウ。群生は何事も無かったように咲き誇っていました。
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     セツブンソウは石灰分を多く含むところで良く育つ関係から、伊吹山の麓に多く見られます。
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     群生しているところでは、どれを撮ろうか迷ってしまうので少数さいているところも撮ってみました。
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     見る人を惹き付けるセツブンソウ、その魅力は尽きませんが春の妖精そのものです。
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     セツブンソウの近くには福寿草も咲いていました。
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    コハクチョウ、野鳥センター前に集結 長浜市にて  

     令和4年(2022年)3月5日撮影。
     コハクチョウが野鳥センター前に集結しているので、いよいよ北帰かと湖岸で寒さに耐えながら様子を撮影していました。それぞれグループごとに慌ただしくびわ湖から飛び立ち、何時もとは違うコースを飛んだので「北帰」かと信じていましたが、実際は大部分のコハクチョウは田んぼに降りていました。一部は北を目指したのかも知れませんが、この日は北帰の予行演習だったようです。

     野鳥センター前には夥しいコハクチョウたちが集まっていました。


     朝の静けさの中、飛び立つコハクチョウ。
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     どれを撮ろうか迷うほど次から次に飛び立っていきます。この時は田んぼを目指しているとは思ってもいませんでした。
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     飛び立ち高度を上げるコハクチョウ。
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     この日の目的は見送りでしたので、どこに飛ぼうと撮影する機会もないので今年の秋の再会を願っていました。
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    ※ブログ休止のお知らせ:都合により、暫くブログの更新をお休みさせて頂きます。再開後は、ここ最近撮ったものと、10~20年に出会えるかどうかという極めて珍しい「ハクガン」を知人から貴重な情報を頂き数多く撮影しています。北帰まで掲載することは控えていましたが、旅立ったようですので暫くの間ハクガンが続きますがご辛抱くださいますようお願いいたします。とても可愛らしいハクガンですのでご覧頂ければ幸いです。
     令和4年(2022年)3月4日撮影。
     この日は久しぶりの晴れのため勇んで鯖江方面に出向きました。主目的はコウノトリではなかったのですが、コウノトリエリアでもあるので出来ればペアの様子を撮ってみたいと巣塔を覗いてみました。特に白山地区の中野巣塔は行き帰りの際に見てみましたがJ0481(みほとくん)のみ。一方安養寺の巣塔もJ0138(たからくん)のみ。特に安養寺のペアは産卵後から巣立ちまでは近くで撮影することは出来ませんので是非ともと思っていました。

     巣塔で寛ぐみほとくん。


     巣塔で巣作りに励むたからくん。
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     巣作りに余念がないたからくんですので、今年も可愛らしいヒナの誕生は間違いないようです。
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     帰りにもう一度観察するもみほとん1羽のみ。ゆめチャンは何処と探して回りましたが見付けることは出来ませんでした。
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    餌場にやって来たコハクチョウ 長浜市にて  

     令和4年(2022年)3月3日撮影。
     コハクチョウも北帰の時期となり、何時も観察していた個体がいるかどうか確認を兼ねて餌場の田んぼで撮影していると、塒から飛び立ったコハクチョウが次々にやって来ます。頭上を飛び、眼前を横切り風切り音を響かせながら降りてくる様子は圧巻そのものです。
    撮影者がいるにも拘らず美しい姿を見せてくれるコハクチョウの魅力は尽きません。

     山本山の北方面から飛んできたコハクチョウ。何時もとは違う飛来の仕方に北帰の気配を感じました。


     段々こちらに近付いてきます。足を出して降り立ちつ準備をしているコハクチョウも見られます。
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     そうこうする内に直ぐそばまで賑やかな鳴き声とともに迫ってきていました。
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     降り立つところを探しての旋回です。
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     降り立つ場所を目指して低空飛行。
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     眼前に迫ると風切り音を伴う迫力は最高。
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     令和4年(2022年)3月3日撮影。
     冬鳥の観察は雪に終始し、コハクチョウなど白色の鳥たちをメインに終始しました。雪が深いと観察にも出向けず、出向いても僅かの距離を移動するのも一苦労でした。反面、大雪ということで珍しい鳥との出会いを心待ちにしていましたが、知人からの情報で実現したことは良い思い出となりました。日常的にはC12とアメリカコハクチョウが越冬していたので、探し出すことが楽しみでもありました。特に脚輪付きのコハクチョウ(C12)とは2季連続の観察となり、湖北とシベリアを往復することを証明してくれています。今季も長きに渡り観察してきましたがC12もアメリカコハクチョウも私にとっては最後の撮影となってしまいました。今年の秋に出会うまで無事を祈りつつ、幼鳥を連れて来てくれることを切に願っています。

     真ん中がアメリカコハクチョウ。その右横に赤い脚輪のC12がいます。間近に迫る北帰に備え全員食欲旺盛です。 


     首を上げるアメリカコハクチョウ。そばにC12がいますが他のコハクチョウにの奥にいるため脚輪が見えません。この日は、田んぼの一番奥にいたため遠くからの観察となりました。
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     一番奥にいたため肉眼では識別できませんので、いそうなところを適当に撮影したものです。幸い写っていましたのでとてもラッキーでした。出会いも偶然、別れも偶然でした。
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     コハクチョウは先天的に朗らかなようで、もうすぐ離れる湖北を満喫しているようです。
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     こちらは栄養補給に専念しているコハクチョウ。近くで撮影していても頓着なしでした。
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     令和4年(2022年)3月1日撮影。
     越前からの帰路で例年コハクチョウ類は観察したことのない田んぼで先ずオオハクチョウを発見、続いてそばにアメリカコハクチョウを発見。面白い組み合わせと思って停車して撮影しました。この前もアメリカコハクチョウを撮影したときにオオハクチョウも一緒にいましたので偶然かな、と思っていましたがどうも共に行動しているのかも知れません。

     先ず、アメリカコハクチョウ。コハクチョウ同様フレンドリーで撮影し易いです。


     こちらはオオハクチョウ。
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     アメリカコハクチョウの幼鳥。
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     オオハクチョウとアメリカコハクチョウ。今季も異種同士仲良くファミリー的に過ごしている様子を数多く撮影する機会がありました。
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     オオハクチョウはコハクチョウとは一定距離をおいていますが、アメリカコハクチョウと行動を共にしているのは不思議だと思って、記録の意味もあり撮影し掲載させて頂きました。
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    コウノトリJ0481(みほとくん) 越前市にて  

     令和4年(2022年)3月1日撮影。
     この日は越前町のウスヤ食品で買い物の後、白山地区のコウノトリ観察をしました。カップルのJ0481とJ0119の2羽を期待していましたが時間帯が合わなかったのか観察できたのはJ0481(みほとくん)の1羽だけでした。午後から雨が降り出しましたが、生憎の天気にもかかわらず何時も通りのみほとくんに出会うことが出来たのは幸運でした。

     雨の中何時もの場所で採餌するみほとくん。


     キリッとした風貌は湖北のときと同じです。
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     獲物の狙い目は水際です。念入りに探りを入れていました。
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     浅いハス池ですので獲物が動けば直ぐに分かりますので、全神経を集中して動きを注視しているようです。
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     今季は白い冬鳥に終始したようです。コハクチョウ、アメリカコハクチョウ、オオハクチョウが主ですが脚輪付きのコハクチョウ(C12)が今季も来てくれたのが観察を一層楽しくしてくれました。500羽以上の中から探すのは容易ではありませんが、見付けた時はとても嬉 しいものです。この度は長期に渡って経験したことのない大雪に見舞われましたが、それでも観察者を惹き付けるのはコハクチョウの心和む魅力だと思われます。

     この日は、C12とアメリカコハクチョウが同じところにいました。右端の金属の脚輪が付いているのがC12です。その左がアメリカコハクチョウです。


     C12の赤い脚輪も見えました。
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     C12はお休みモード。アメリカコハクチョウは飛び立ちモード。
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     アメリカコハクチョウ一家は揃って飛び立ち。
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     C12は寝入ってしまうし、アメリカコハクチョウは飛び立ってしまい思うようにはいかないものです。
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     帰路で観察した溜池のオオヒシクイ。
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    コハクチョウ、一斉飛び立ちは壮観 ビオトープにて  

     令和4年(2022年)2月26日撮影。
     遅めに到着するとビオトープは空っぽでコハクチョウの姿は無し。ということも多々ありますが、この日は未だ残っているコハクチョウが次々に飛び立っていました。数羽が飛び立つのも優雅で美しく申し分ないのですが、多くのコハクチョウが一斉に飛び立つのは迫力超満点です。びわ湖からの飛び立ちは遠方からの飛び立ちで臨場感に欠けますが、ビオトープでは眼前ですので、目と耳からひその迫力が直接的に伝わってきます。

     ドドーッと一斉に飛び立つコハクチョウたち。ピント合わせどころかレンズを向けてシャツターを押し続けるだけです。


     1000分の1秒、秒間12コマの世界です。シャッター音もかき消されてしまいます。
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     今季は稀に見る積雪と都合により思うように撮影に出向けなかったのが心残りです。動けないなりにも、知人からの情報で「超珍鳥」を数多く撮ることが出来たのは一生の宝物となりました。余程のことが無い限り生涯出会うことは無いと思われます。地元に配慮して北帰後に掲載させていただきます。
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     コハクチョウを撮っているときに飛んでいたマガンの群れ。絵に書いたような雁行が見られました。
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     続いてオオヒシクイの群れ。溜池か田んぼからびわ湖に戻ってきたようです。
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     令和4年(2022年)2月25日撮影。
     コハクチョウの朝は早く既に田んぼに行っているかとビオトープを覗いてみると何分の1かのコハクチョウが残っており、次々に飛び立ちの真っ最中でした。時既に遅しの感がありましたが双眼鏡で確認するとアメリカコハクチョウの一家がまだ飛び立たずに残っていましたので、一家の飛び立ちに絞って撮ることに決めました。

     アメリカコハクチョウ一家の周辺が一斉に飛び立ち。もしや一家もつられて飛び立ちかとシャツターを切りました。
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     続いてアメリカコハクチョウ一家が飛び立ちました。真ん中の2羽は幼鳥です。
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     肉眼では確認できないので、ひたすらピントを合わしながらシャツターを切るだけです。
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     ここまで近付くとアメリカコハクチョウであることが確認できます。
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     アメリカコハクチョウの飛び立ちのスタンバイの時撮ったコハクチョウ。
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     これも同じくスタンバイ時に撮ったコハクチョウの飛翔姿です。
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