2022年12月 - 花・鳥は友/湖国の自然
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    花・鳥は友/湖国の自然

    身近な自然を中心に撮影記録しています

    湖西のマガンとコハクチョウ、そして庭での新発見  

     今年1年間このブログにご訪問いただき誠に有難うございます。
     振り返ってみると、この1年は撮影に自発的に出向く機会は殆ど無く、所用のついでに撮ったものが主でした。現在もそういった状態が続いていますが、来年のカタクリの花が咲く頃は、私も目覚めて活動を開始したいと思っています。
     抜け道が未だに見えないコロナ、異常な物価高など私達を取り巻く環境は厳しいですが、来年は皆様方にとって幸多い年であることをご祈念申し上げ、今年の締めくくりのUP とさせて頂きます。

     令和4年(2022年)12月30日撮影。
     正月の買い物のついでに100羽以上のコハクチョウが田んぼで採餌しているのを見つけ農道を走行してある程度の距離まで近付いてみました。農道から撮れそうと思いましたが、コハクチョウがいたのは舗装されていない農道でしたので近くに停めて歩いてそばまで行ってみました。コハクチョウだけなら遠くからでも良かったのですが、その中にマガンが3羽混じっていたため、これは是非とも撮るべしで近付いてみました。

     広い田んぼに100羽以上のコハクチョウが雪の塊のように散らばって採餌していました。湖北では既に数百羽ですが、湖西ではこの程度がマックス状態です。


     マガンが3羽。コハクチョウのファミリーの中に混じって仲良く採餌していました。
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     飛び立っては舞い戻ってくるコハクチョウ。降り立つ時はブレーキ代わりに水かきを広げて減速です。
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     コハクチョウ一家になり切っているようなマガン3羽。手前左右に1羽ずつ、羽繕いしているコハクチョウの向こう側に1羽います。
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     コハクチョウの幼鳥の横のマガンも幼鳥のようです。兄弟のようで微笑ましく思えました。
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     湖西のマガンは過去に1回しか撮ったことはなく、今回2回目です。とてもラッキーな出会いでした。
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     ラッキーなマガンとの出会いは、もしかして庭のモミジの古木に芽生えていたヤドリギのおかげ?紅葉している時には全く気付かなかったのですが、冬剪定していて脚立に上ったときに発見。ヤドリギの種はレンジャクが好物でレンジャクを介して芽生えたようです。毎年ひと節しか成長しないので、こんもりしたヤドリギは20~30年は経っているそうです。魔除け、幸運をもたらす植物のようでもあります。大切に見守りたいと思っています。
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    オオワシと湖西のコハクチョウ  

     令和4年(2022年)12月22日撮影。
     この日は雨が降ったり止んだり、そして強い風の日でした。生活のためには買い物にも行かなければならず、卵を買いに出掛けたのですが午前9時50分到着時には既に完売とのこと。午前8時過ぎに行かないと買えないようでガックリ。その帰りに松ノ木内湖にコハクチョウがいたので観察。湖北方面にも所用があり出向くついでに山本山に立ち寄ってみました。

     お昼すぎでしたがオオワシの女王様は山本山の中腹の木に留まったままのようでしたが、急に大きく甲高い鳴き声を3回。飛ぶかも知れないと見ていると強風を突いて飛び出しました。


     即席ラーメンではないですが、到着して5分も経っていません。ラッキーな飛び出しでした。雨と風に逆らいながら彼女を追ってみました。600㍉での撮影ですが距離が遠く、ノートリのうえフルサイズのためゴマ粒のオオワシです。
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     狩りのためびわ湖に向かっています。過去に何回となく撮った光景ですが、紅葉が残っているときに撮れて幸運でした。
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     強風を突いて狩りに行く女王様。この時、雨あしが強くなってきましたがお構いなしに撮ってみました。
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     卵屋さんに向かう途中でも湖岸でコハクチョウを見掛けましたが、松ノ木内湖でも約50羽のコハクチョウが観察できました。
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     ヨシ原が入り組んだ所にいましたので、観察ポイントは1箇所しかなく、しかもかなりの遠くからでした。湖西には現在100羽以上のコハクチョウが越冬しています。湖北のコハクチョウ、湖西のコハクチョウで賑わいが増してきております。
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     内湖のコハクチョウを観察していると、湖岸か田んぼにいたコハクチョウが舞い戻ってきました。私には白い妖精のように美しく思えました。
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    お知らせ  

    令和4年(2022年)12月24日。
     
     お知らせ
     先日、光ケーブルの工事も終了してネット環境が整いました。

     これまで「湖北の自然」と題して主に湖北の野鳥撮影に取り組んでいましたが、やはり好きなもの、感動を受ける対象は湖北の地域的なものに限らず、自然そのものからであり、風景・植物・動物とりわけ花や鳥たちから身近に受ける感動を丁寧に写し止めることを主として取り組んで行きたいと考えています。
     なお、タイトルは「埴生の宿」の日本語歌詞からヒントを得ています。今後とも「湖北の自然」同様に「花・鳥は友/湖国の自然」をよろしくお願いいたします。

    積雪間近の花・木  

     令和4年(2022年)12月10日撮影。
     連日のように時雨れていましたが、久しぶりに晴れて気温も高く過ごしやすい日となりました。フジバカマを移植したついでに花や木の様子を撮ってみました。間もなくすると雪に覆われることが多くなり、様子が一変してしまうのですが積雪間近とは思えない花と実などでした。

     ※お知らせ:光回線工事のため暫くの間、PCでのインターネットが出来なくなりますのでそれまでお休みさせて頂きます。開通しましたら、少しばかり新しいイメージで再開させていただきますので宜しくお願い致します。

     白花のオキザリス。昼間はこの様に咲いていますが、夕方にはしぼみます。オキザリスは800種類以上あるようで、この花秋から冬にかけて咲きます。


     繁殖力旺盛で石積みのところにも咲いています。
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     ヤブコウジの実。赤い実が綺麗です。
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     冬にはマンリョウの実も赤くなります。秋口の青い実が赤くなり始めたころが美しく思います。
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     セッコクを貼り付けたモミジの木。
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     別のモミジの木にはフウラン、種類の違うセッコクを貼り付けています。
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     ギンモクセイの木。キンモクセイのような強烈な香りではなく、控えめな上品な香りが素敵です。知らぬ間に咲きますので開花時期になると確認する必要があります。キンモクセイによく似ていますが、葉っぱが少し異なりますが花が咲いていなかったら分かりません。
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     この日、モミジの紅葉が僅かばかり残っていました。モミジは新芽から紅葉まで楽しめます。
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    コハクチョウの中にマガンが1羽 長浜市にて  

     令和4年(2022年)12月6日撮影。
     朝方に少し時間が出来たのでコハクチョウの様子を観に出向きました。この日は晴れ間が出たと思ったら曇ったり、晴れていても時雨れたり風も強くスッキリしない日でした。少しばかり早かったのかコハクチョウたちは餌場の田んぼにはいないので湖岸方面を走行していたら早崎ビオトープにコハクチョウたちが集結していましたので駐車スペースに停めて賑やかな様子を眺めていました。ビオトープでは初めての観察でしたが、皆さんオオワシの方に集まっておられるのか、ゆっくりと車を停めることが出来ました。10名ほど湖周道路側で飛び立つところを撮っておられたようですが、私は余り時間が無いので変わった水鳥がいないかを中心に全体を観察していました。数百羽のコハクチョウに混じって1羽のマガンを発見することが出来ました。

     マガンは幼鳥のようで、様子を観ているとコハクチョウになりきっているようでした。


     異種の水鳥がコハクチョウに1羽だけ混じっていることは時々見掛けます。福井ではハクガンが1羽だけコハクチョウに混じって仲良く越冬していました。少し以前ではシジュウカラガン、サカツラガン、ハイイロガンがそれぞれ1羽がコハクチョウに混じって行動を共にしていました。
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     コハクチョウは喜びの感情表現が上手で、観ていると微笑ましく思えます。
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     このマガン、一緒に飛び立つと思っていましたが飛び立ちませんでした。他のコハクチョウのグループに属しているようです。ハクガン、シジュウカラガンも属しているグループが飛び立てば必ず一緒に飛び立ちます。
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     次々にビオトープを飛び立つコハクチョウ。
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     何処の餌場に向かうのでしょうか。この日は風が強く、びわ湖は波が高いのでビオトープに集結していたようです。コハクチョウの数が増えてきていますので、これからは首輪付き、脚環付きのコハクチョウなどを探してみるのも面白そうです。
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    近くの山々は初冠雪 長浜市などにて  

     令和4年(2022年)12月2日撮影。
     ここ四日間ほど天気が思わしくなく雨降りが続いていました。11月30日の午前中は暖かかったのですが段々気温が下がってくるのが肌に感じられました。12月1日は朝から寒く、滋賀県の最高峰である伊吹山は初冠雪となりました。秋から急に冬のスポットにはまり込んだような急激な変化でした。 3日前にゆきんこ(雪虫)が沢山飛んでいましたので間もなく雪の季節かな、と思っていましたが、師走とともに冬となりました。湖北は急激に天気が変わることが多く、積雪はアッという間ですのでオオワシなど撮影にお越しになられる方はご留意ください。

     近所の山は雪化粧。初冠雪でした。紅葉と冬が同居しているようです。


     伊吹山は石灰岩採石場辺りから積雪していました。
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     高島市の湖岸から伊吹山を撮ってみました。
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     所用で午後から出向きましたので、この時は夕方でしたが虹が出ていました。虹に輝くびわ湖を伊吹山、竹生島とともに撮ってみました。
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    湖岸には松林を通り抜けます。
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     松林の入り口には柿がたわわに実を付けていました。美味しそうに見えますがカラスもムクドリも食べていないようで、かなりの渋柿かも知れませんね。
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