2023年01月 - 花・鳥は友/湖国の自然
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    花・鳥は友/湖国の自然

    身近な自然を中心に撮影記録しています

     令和5年(2023年)1月29日撮影。
     この日は塩津のあぢかま里までビワマス(塩もの)、カワエビなどの買い物に出掛けたついでに少し足を伸ばしてコハクチョウの様子を観てきました。コハクチョウの途中でタゲリを発見。以前は数多く見られましたがここ最近は極端に飛来数が少ないように思えます。前年は大雪、今冬は低温と子供の時以来のしもやけに悩まされるほどで気象変化によるのかも知れません。

     逆光で雪の田んぼでしたので、タゲリ本来の輝くような玉虫色には撮れませんでした。


     タゲリは積雪すると姉川の採餌しやすい中州に集結していましたが、2年程前から大規模な浚渫工事がされ中州は消え失せています。積雪時の滞在場所が無くなっているのも原因の一つかも知れません(あくまでも私見ですが)。
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     コハクチョウの場所に到着すると大喜びしているコハクチョウたちがいました。こんなに楽しいコハクチョウを見ていると、つい最近散弾銃で撃たれた仲間のコハクチョウが気掛かりです。獣医さんに診てもらってリハビリ中とのことですが、早く良くなって仲間のもとに戻れることを祈っています。野鳥の楽園で天使のようなコハクチョウに散弾銃をぶっ放すとは許しがたく、厳罰ものです。以前、姉川でしたが散弾銃を持ったハンターがいたので逃げ帰ったのを思い出しました。
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     コハクチョウの親子。
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     オオハクチョウの幼鳥(手前)。コハクチョウの幼鳥と楽しく過ごしているようで微笑ましくおもいました。余談ですが、バレエ音楽の有名な白鳥の湖のモデルはまさかシベリアまでは行かないのでオオハクチョウかな、とも考えていましたが、あのバレエの舞はツルでロシアには白いツルは居ないのでハクチョウに想いを重ねたのが真相らしいです。白鳥の湖の構想を練ったのは、ロシア郊外にあるノヴォデヴィチ女子修道院そばの湖とのことで、景色も美しく物語の情景にピッタリのようです。
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    雪のメタセコイア並木など 高島市にて  

     令和5年(2023年)1月28日撮影。
     最近の私の撮影環境は雪、雪、雪の世界です。自然の世界では花の撮影も今のところは出来ないので、風景とか一部の冬鳥しか撮影できていません。この日は以前から撮ろうとしていたメタセコイア並木の冬景色を撮ってみました。先ず冬から始めて春、夏、秋の様子も撮ってみたいと思っています。

     雪とメタセコイア。この時期しか撮れない光景です。同じ雪景色でも今後どの様に撮れるか楽しみです。


     強い風と厳しい冷え込みで、雪はメタセコイアにくっついています。
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     撮影位置を何箇所か変えての撮影です。
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     メタセコイア並木のそばにあるマキノピックランド。とても広い駐車場もあり食事や買い物などができます。
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     車を方向転換した時に見かけた看板。「またきてマキノ」と書いてありますが、一瞬?。「また来てマキノ」という事なのですね。
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     これは湖岸沿いを走行していた時の光景です。
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     まるで雪の樹木のようで、強い冷え込みと風が作り出した雪の芸術のようでした。
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    雪の田んぼのオオハクチョウ 湖北にて  

     令和5年(2023年)1月27日撮影。
     この日は家人の通院日で、その待ち時間の有効活用で田んぼを見て回りました。待ち時間と言っても実質30分ほどでしたで、撮影は超特急で切り上げとなりました。狙いはオオハクチョウに絞っていましたが、都合よくは見つかりませんでしたので焦っていたところ何とか数羽だけ見つけ撮ることが出来ました。

     コハクチョウと一緒に水飲していたオオハクチョウ。


     雪に覆われた麦畑のオオハクチョウ2羽。
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     探していると手前にもう1羽。茶褐色が濃いオオハクチョウですので直ぐに分かります。ここで、「今薬局にいる。何処にいる?」と携帯電話で診察終了のお知らせ。オオハクチョウに出会えただけでもラッキーでした。
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     令和5年(2023年)1月23日撮影。
     この日は寒波の襲来前で比較的暖かかったので湖北まで出向きました。山本山、田んぼを行き帰りに立ち寄り、オオワシの様子とC12を運が良ければ撮るつもりでした。コハクチョウは500羽以上が田んぼに集まっており、伏せているのも多く1%以下の確率でしか発見できないC12を探すのはスリルすら感じます。足環付きのコハクチョウは確認できませんでしたので、オオハクチョウを撮り山本山と片山の山手に留まっているオオワシを撮るという平凡な撮影となりました。

     山本山が見える田んぼに集結していたコハクチョウの集団の一部。


     オオハクチョウは田んぼの奥まった所に複数羽がいました。周囲のコハクチョウに比べ一際大きいので直ぐに発見できます。
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     農道をグルっと回ってみると比較的近くからオオハクチョウを撮影できました。
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     仲良く寄り添うオオハクチョウ。
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     田んぼに向かう前に撮影した山本山のオオワシ。甲高く鳴いているところをパチリ。
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     体が大きいだけあって鳴き声も大きく甲高いのでよく聞こえます。
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     こちらは帰りに撮影した片山の山の斜面に留まっていたオオワシ。細い枝に留まっていたため風に揺られてブランコに乗っているように揺れていました。
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    春を待つ庭の花たち  

     令和5年(2023年)1月22日撮影。
     猛烈寒波が迫ったので、今のうちにと庭の花などを撮ってみました。立春が2月4日と間近ですが、今や最も厳しい冬の真っ最中です。しかし、日照時間はかなり伸びていて午後5時でも犬の散歩は支障がなく出来ています。人間は寒さに縮こまっていますが、植物は日照や光の強さを感じて春間近を察しているようです。

     雪割草が咲き始めました。寒さにかかわらず花芽が成長していました。名の通り、雪本番の頃に咲き始める生命力には驚きです。


     タツナミソウ。花木は4月から5月ですが今だに咲き続けています。
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    マンリョウの実が寒さの中光っていました。南天の実は鳥たちがやって来て殆ど無くなっていますが、これは未だ残っていました。
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     ヤブコウジの実。背が低くて葉に隠れるように実が付いているので鳥たちには食べられていないようです。冬を彩る実も鳥たちの大切な食料となります。
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     イカリソウの蕾も膨らんでいます。早春に咲く山野草で春を感じているようです。
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     ニホンシャクナゲの蕾。つぼみ硬しですが咲いた時の楽しみが詰まっているようです。
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     秋に挿し木したビョウヤナギ。根付いて新芽が膨らんでいます。3月には庭に植える予定です。
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    アメリカモドキとオオハクチョウ 湖北にて  

     令和5年(2023年)1月22日撮影。
     C12を探すためコハクチョウの集団を観察してみましたが伏せているのも多く見付けることは出来ませんでした。ならばオオハクチョウを撮影すべく探していると、田んぼの奥の方に肉眼では嘴が真っ黒に見えたコハクチョウを発見。もしやアメリカコハクチョウではと撮影してみましたが、拡大すると「モドキ」のようでした。

     コハクチョウの親子。成鳥の1羽の嘴が黒いですが、黄色い部分が目立っているのでアメリカコハクチョウとコハクチョウの交雑種であるアメリカモドキでした。前シーズンに撮ったのは黄色の部分が極僅かのアメリカコハクチョウでしたが日本海側の大雪で飛来してくるかも分かりません。


     幼鳥は親鳥と一緒であれば安心しきっているようです。
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     オオハクチョウ。この個体は茶褐色がなく純白です。
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     お馴染みの茶褐色のオオハクチョウ。良く目立っていますので発見の目印です。
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     手前の寝ているのもオオハクチョウです。
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    オオワシ(女王様)、食後の飛び出し  

     令和5年(2023年)1月22日撮影。
     オオワシは食後暫くすると必ず別の場所に移動するためスタンバイすることに。ただ、オオワシ目的で撮影に出向くときには三脚も用意し、バッテリーも予備を持って行くのですが、ここ1年間は買い物ついでの撮影となっており、望遠ズーム付きのカメラだけ積み込んでいます。バッテリーの残量もごく僅かで綱渡り的な撮影でしたが短時間で飛翔の様子まで撮れたことはラッキーでした。

     飛び出す方向を見定めて、直立不動の姿勢。枝越しに無理やりピントを合わせていますが、オオワシらしいワイルド感を写せたのかも、と思っています。枝越しの鋭い目、鋭いクチバシ。食物連鎖の頂点たる猛禽の姿です。


     鋭く勢いよく飛び出した女王様。この画像を見る限り、高齢であることは微塵も感じられません。
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     旋回して気持ち良さそうに山に戻ってきました。過去何回も撮った飛翔光景ですが、狩りの瞬間とともにオオワシの迫力を感じます。
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     頭上を通過する様子。手持ちですので重いのに耐えることができれば簡単に撮影できます。
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     翼長2.4㍍の大迫力。オオワシは僅かながら他の地域でも見られますが、間近にこの大迫力が観られるのは山本山だけと思っています。
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    オオワシ(女王様)の食事、山本山にて  

     令和5年(2023年)1月22日撮影。
     今日も迫る猛烈寒波に備え食料品の買い物に塩津のあぢかま里まで出向き、ビワマス(塩もの)、氷魚、リンゴなどを買った後山本山も回ってみました。お昼前でしたが、湖岸には大砲の列はいないので既に狩りは終わったと直感。山本山の麓に到着すると、枝の込み入ったところで女王様は食事の後半でした。食事後は必ず飛び立つので枝被りを我慢して食事の様子を撮ってみました。

     食べているのは魚で、あと残り僅かとなっていました。


     今期はうるさいカラスやトビを警戒して枝の込み入ったところでの食事が多いようで、何とか撮れただけでも良し、と思っています。
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     食欲も旺盛で食べるのも早く、とても元気そうで高齢とは感じませんでした。
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     食後、クチバシを枝に擦り付けて掃除しています。
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     いよいよ移動のため飛び立ちの姿勢に入りました。
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     巨大な体で飛び出すのですから、オオワシも心の準備が必要と思われます。
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     さあ、今から飛びます。キリッとした表情をしたら飛び出しです。飛び出しは枝被りが酷く撮影としてはボツでしたので、飛翔の様子を後日掲載させて頂きます。
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    雪の降るくつき本陣と帰路での光景  

     令和5年(2023年)1月21日撮影。
     今朝は凍てつくように寒く、新聞を取りに外に出ると少しだけ薄っすらと雪が降ったようでした。予てから予定していた高島市朽木のとちもちと原木しいたけ、サバのへしこを買いにくつき本陣(道の駅)に出向きました。近づくにつれ雪が舞い始めましたが大したことはありませんでした。ここの「とちもち」は名人といわれる御婦人が作ったものも販売されており、その絶妙な美味しさが好みです。帰路では晴れ間がのぞいたため、びわ湖の景色などを撮りながら帰宅しました。

     雪が舞う、道の駅くつき本陣。高島市は美味しい食べ物がたくさんあり、魅力的な品揃えでした。多めに色々と買う場合は日曜朝市が開催されます。


     山里を後にして湖岸近くまで来ると、伊吹山が見えたので停車して撮影。
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     停車した近くで何か動くものが。ゴイサギの幼鳥であるホシゴイが道端にいたのでパチリ。
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     ホシゴイは600㍉で撮ったので、そのまま伊吹山も撮ってみました。ここで私的に思ったのですが、冠雪した伊吹山は何時になく厳しく険しい表情に思えました。間近に迫る未曾有の猛烈寒波のためでしょうか?思い違いであって欲しいものです。
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     湖岸に出るまでの田んぼで見かけた湖西のコハクチョウたち。寒くても平気な様子です。
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     湖岸から望む伊吹山。向こうに見える町は長浜。撮影場所は今津です。琵琶湖周航の歌の作者も同じ様な光景を眺めたに違いないと思っています。高島市では防災行政無線での定時放送の前にはこのメロディーが流れます。
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    オオハクチョウ6羽が湖北に  

     令和5年(2023年)1月15日撮影。
     湖西にいたオオハクチョウ2羽も湖北グループに加わって全部で6羽が越冬しているようです。コハクチョウは数百羽が越冬していますが、オオハクチョウはごく少数です。コハクチョウに混じるオオハクチョウはその特徴を知らないと発見は難しいようです。私は宝探しのつもりで探すのが楽しみでもあります。暫くすると最大級の寒波の予報があり、ハクガン、シジュウカラガンなどが来てくれることを楽しみにしています。

     よくここまで茶褐色に。湖西にいて湖北で落ち着いています。


     水飲している様子もパチリ。
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     相棒のオオハクチョウは麦の絨毯で夢心地。
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     最初から湖北にいた白いオオハクチョウ。
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     この日初めて見た茶褐色の混じったオオハクチョウ3羽。オオハクチョウの繁殖地には鉄分の多い湖が多そうですね。
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    3期連続飛来のコハクチョウ(C12)  

    令和5年(2023年)1月15日撮影。
     コハクチョウ観察に立ち寄るのはオオハクチョウや足輪付きコハクチョウを探すのが主目的です。毎年のように見つけていると、今年もと目標が自動的に定まります。この日はオオハクチョウ6~7羽撮影できたので一応今季最高数を確認できましたので、これで良しとまんぞくしたついでに足環付きのコハクチョウを探してみました。幸運にも最前列のコハクチョウにC12の赤い足環を確認。これで3期連続飛来で3期とも撮影することが出来ました。同日にバードリサーチに報告しております。

     C12。およそ1年ぶりのC12です。C12も珍しそうにこちらを見てくれていました。


     シベリアから北海道、新潟と通ってこの地で越冬しています。
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     元気で何よりです。食欲も旺盛です。
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     左脚の金属足環には「AA3828MOSKVA」と刻印されています。右足には「C12」赤に白色文字の足環が付けられています。
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     前期もそうでしたが伴侶がいるようで何時も仲良く一緒です。
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     ペアと思われる2羽の記念写真。来期は幼鳥がプラスされることを願っています。毎年2週間かけて、寸分の狂いもなく同じところに飛来しています。渡り鳥は宇宙を把握しているようで、不思議そのものです。
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    湖北のコウノトリ(J0368)、1羽だけ  

     令和5年(2023年)1月11日撮影。
     買い物の帰路でのラスト撮影は5羽のコウノトリを撮るつもりでしたが、いくら探してもJ0368の1羽しか見付けることが出来ませんでした。1羽でも見付けるとその美しさから心が晴れやかになるのは不思議ですね。まさに「幸せを運ぶ鳥」と言われる所以を肌で感じます。5羽もいると全部撮りたいのであちらこちらと忙しい撮影になりますが、1羽ですので集中して撮影できたのは良かったと思っています。少しアンダーにして白い羽の質感が写せるように努めました。すべてノートリミングです。

     田んぼの水たまりで採餌していました。


     餌探しに忙しそうに動き回っていましたが、私からの距離は離れることはありませんでした。
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     コウノトリは大丈夫と思えば近付いてきますので、最短撮影距離に入らないように此方から離れます。
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     コウノトリの大きさは写真で見ると分かりませんが、真横を通ることもあり私の胸辺りまでの背丈です。思わずその鋭い目、体の大きさからのけ反ることもありました。一番の思い出は長野で事故死した「さきちゃん」が突然茂みから私の直ぐ前に現れたときは、びっくりして「脅かすなよ」と言ってしまいました。さきちゃんは天国にいますが、私の心の中にも鮮明に居続けています。
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     足環付きの水鳥の種類は保護などのため多種に及んでおり、15日には足輪付きコハクチョウ(C12)を3期連続撮影することが出来ましたので、載せさせて頂く予定をしています。
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    オオワシ、取水塔からの飛び出し  

     令和5年(2023年)1月11日撮影。
     この日は晴れて風は無く穏やかな天気でした。コハクチョウに向かう途中では山本山のオオワシは良く見える枯松に留まっていて、この調子であれば飛ばないであろうと勝手に判断してコハクチョウのところでオオハクチョウを撮った後、湖岸沿いを走行していると大砲群は取水塔を狙っているではありませんか。漁港からも湖岸からも一点を狙っており、車を安全な空き地に停め私も湖岸から仲間入りしました。取水塔でオオワシは魚を完食し、まさに山本山に帰ろうとしているところでした。母なる湖「びわ湖」の様子も同時に写したく、全てノートリミングで掲載しております。

     取水塔でトビを真横に子分のように従えて留まっているオオワシの女王様。右横のトビが目立たない程オオワシは大きいです。


     山本山を目指して飛び立った瞬間のオオワシ。
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     カモたちもオオワシが近付けば一斉逃避です。
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     雪の山とオオワシ。オオワシは大きいのでゆっくり飛んでいるように見えますが、実際は速くアッと言う間に山本山に。
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     私が撮っていた湖岸からは近江塩津方面が見え、手前ではコハクチョウがカモたちと採餌していました。
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    ?!、見覚えのあるオオハクチョウが湖北に  

     令和5年(2023年)1月11日撮影。
     この日は春を感じさせるよい天気となりました。通院のついでの帰路での野鳥観察です。足輪付きコハクチョウ、コウノトリと私にとって気掛かりとなっていたので、通院様々でした。コハクチョウの群れではペタンと伏せているものも多く、お目当ての足環付きは探し当てることができませんでした。ところが、まさかと思ったのですが見覚えのある茶褐色のオオハクチョウ2羽を発見!過日、湖西で出会ったオオハクチョウではありませんか。特徴あるワイルドな茶褐色の2羽は湖西から湖北に移動していたのです。

     茶褐色の特徴が決め手となったオオハクチョウ2羽。つがいでしょうか、何時も仲良く一緒です。


     素人考えで湖西、湖北の移動は無いものと思っていましたが現実は可成り自由に行き来しているようです。
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     湖北でもこの特徴的なオオハクチョウが見られ、連写の歯止めがかかりませんでした。
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     する事なす事コハクチョウと全く同じ。ですからオオハクチョウにレンズを向けているのは私だけ。
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     湖西には13日もオオハクチョウの姿が見られませんでしたので、湖北に移動したのはほぼ確実と思われます。
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    田んぼのオオヒシクイ、コハクチョウとともに  

     令和5年(2023年)1月10日撮影。
     湖北のコハクチョウは大きな群れで田んぼで採餌しているので、的を絞って撮らないと同じ様な画像の量産となってしまいます。私の場合は今までに多くのコハクチョウを撮っていますので、コハクチョウの中にマガンなど異種の鳥がいないか先ず全体的に探しています。時としてシジュウカラガンやサカツラガンなど宝物を発見することも期待できますので楽しみとなっています。ここ最近は足環付きのコハクチョウ、アメリカコハクチョウがいないかに重点をおいて探しています。この日はオオヒシクイが混じっていました。

     コハクチョウの群れの端で何か動くものを発見。オオヒシクイです。田んぼと同化したような色ですので、何かを探すということに重点を置いていなかったら見過ごしやすいです。


     オオヒシクイは主に夜行性ですので昼間にコハクチョウと一緒に過ごしているのは見かける機会は少ないです。
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     オオヒシクイは警戒心が強いので、一番遠いところにいるのが普通です。農道の脇にいることは見たことがありません。
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     コハクチョウの賑わいは今がピークのようです。麦の絨毯で寛ぐ姿もよく見かけます。
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    湖北のオオハクチョウ、足輪付きコハクチョウ  

     令和5年(2023年)1月10日撮影。
     コウノトリ5羽を撮影した後オオハクチョウ観察に回ってみました。思い通りに行くとは限りませんので、折角近くに出向いたものですからてんこ盛りメニューで撮影です。コハクチョウの集団は複数箇所でしたがポイントはオオハクチョウがいるか、足環付きのコハクチョウがいるか、他の種類が混じっていないかで、素早く観察して回りました。やはり、最初に目についたのは圧倒的な存在感のオオハクチョウでした。次に、幸運なことに足環付きコハクチョウも確認できました。

     採餌するオオハクチョウ。湖西で見たのは茶褐色でワイルド満点でしたが、純白のオオハクチョウでした。


     体格の異なるコハクチョウたちとも仲良く採餌していました。コハクチョウ同様に性格が優しいようです。
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     離れた所にオオハクチョウの幼鳥。羽繕いをしたり1羽でのんびりを楽しんでいました。幼鳥ながらその大きさは群を抜いていました。
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     オオハクチョウの幼鳥。大柄ですが可愛らしいです。
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     そして幸運にも足環付きのコハクチョウを発見。足環の番号など撮影しょうと思った途端、ペタンと伏せて寝入ってしまいました。確認は出来ませんでしたが今後がの楽しみが出来ました。金属足環の数字の一部ですが「438」と判読できます。この数字が刻印されているのは、赤B 22の金属足環に「438」が見られますが赤色の足環が異なっているようです。
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    コウノトリ5羽、長浜市にて  

     令和5年(2023年)1月10日撮影。
     今日は朝から大粒のアラレと強い風。しもやけの指が痛みで千切れるくらいの寒さでした。で、外回りの予定していた冬剪定などはせずにPCでコウノトリ市民科学を見ていると湖北にコウノトリが飛来しているではありませんか。天気予報の雨雲レーダーを見ると到着時から暫くは雪も大したことが無いようで、意を決して出向いてみました。現地では5羽のコウノトリを撮影することが出来、そのあとオオハクチョウの親子、足輪付きコハクチョウ、田んぼのオオヒシクイと短時間で私的には内容のある撮影となりました。コウノトリ以外は後日掲載予定です。

     J0444。2022年4月11日に小浜市の巣搭で孵化したオスのコウノトリ。足環は右:青赤 左:青緑。昨年巣搭にいる雛の時に撮影して以来です。近くに来てくれるかな、と思っていたら大きく立派になって仲間とともにやって来てくれました。雛、成鳥と観察できるのは感無量です。とても嬉しく思います。


     J0495。2022年5月19日豊岡市唐川巣搭で孵化したメスのコウノトリ。足環は右:青緑 左:緑黒。厳しい寒さにも平気で活発に動いていました。
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     J0367。2021年4月22日養父市伊佐巣搭で孵化したオスのコウノトリ。足環は右:赤緑 左:緑黃。
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     J0396。2021年3月29日朝来市久田和巣搭で孵化したオスのコウノトリ。足環は右:青黒 左:青緑。
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     「足環なし」です。国内で孵化したコウノトリは原則足環を装着しているので何らかの理由で足環が装着されていないか、大陸から渡ってきているかのどちらかです。日本のコウノトリも中国まで遠路渡っているのですら可能性は色々です。以上全てノートリミングです。
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    オオワシ動かず、日向ぼっこのよう  

     令和5年(2023年)1月7日撮影。
     今日は動物病院に10日毎のお薬を頂くため湖北まで出向きました。久しぶりに春霞が靄っているような天気で厳しい寒さではなかったので過ごしやすい一日でした。最初に立ち寄るのは山本山ですが、湖岸のカメラマンのレンズは石川の集落の山手に向いていました。そこまでヒントを頂ければ長年の勘で居場所は直ぐに分かりました。風がないので飛ばないであろうと予測し、動物病院でお薬を頂き所用を済ませて帰りにもう一度立ち寄ってみました。約3時間前と全く同じ所で、同じポーズでした。湖岸のカメラマンも固まったかのように同じメンバーのようでした。

     石川の枯松に留まるオオワシ(女王様)。


     向きを変えたのでもしかして飛ぶかと思いましたが・・・。もし狩りに行くとしたら左方向を見ていると私的には確信しているので、この場を後にしました。時間は午前10時5分。
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     所用を済ませ帰路にもう一度立ち寄ってみました。靄は晴れているものの全く動きなし。時間は午後1時51分。少なくとも約3時間はここで日向ぼっこ状態です。
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     女王様、びわ湖の獲物よりカメラマンをご覧になっているようでした。オオワシの忍耐には計り知れないものがありますが、お付き合いしているカメラマンさんには頭が上がりません。
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     帰路で撮影したコハクチョウ。
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     何時もの数分の一しか居なかったので別場所に大集団が居たようですが時間的に探しはしませんでした。
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    湖西のオオハクチョウ2羽、松ノ木内湖近くの田圃にて  

     令和5年(2023年)1月6日撮影。
     今日も朝から時雨れ、とても撮影日和ではなかったのですが午後から買い物に出掛け、もしもの事を考えてカメラは車に積み込んでいました。買い物を終えた時点では未だ雨が降っていましたがコハクチョウ観察ポイントはすぐ近くですので「ま、良いか」程度の気持ちで覗いてみました。湖岸に少しコハクチョウが見られたものの、大部分は松ノ木内湖近くの田んぼで採餌していました。二番穂と稲の根っこを食しているようでした。総数約200羽は集まっていたようです。お目当てはマガンでしたがその姿は見られずでした。しかし、大がらのハクチョウ2羽がノシッノシッと近付いて来たのを捉えて連写。ビックリしました、オオハクチョウです。私はオオハクチョウが好きで、まさか湖西で間近にお目にかかるとは考えてもいませんでした。この前のマガン、今日のオオハクチョウと湖北以上の成果でこれからが楽しみです。

     オオハクチョウ2羽。その大きさはこの場では恐竜がコハクチョウをかき分けているようでした。


     2羽のオオハクチョウの大きさ、首の長さは際立っていました。
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     茶褐色の頭部、そして胸辺り。鉄分の多いタイガの湖からやって来たようです。
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     大写ししてみました。ここ数年では茶褐色が特に濃いようです。ワイルドなオオハクチョウに出会え内心満足。
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     とにかく遠慮なしに近付いて来たオオハクチョウ。警戒心がないのもコハクチョウと同じです。大きさに圧倒されますが可愛らしいです。
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     食べる仕草もコハクチョウと全く同じです。
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     コハクチョウに混じって採餌するオオハクチョウ。幸せそうです。撮影時には雨は止み、久しぶりの晴れ間となっていました。
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    年明けの庭、春の足音は少しだけ・・・  

     令和5年1月3日と4日撮影。
     庭には4日に薄っすらと積雪した程度で、湖北に比べて過ごしやすい年明けとなりました。この地は「弁当忘れても傘忘れるな」と言われ、晩秋以降毎日のように時雨れています。南天などの実がギッシリとなっていたので撮ってみようと庭に出てみると、いつの間にか疎らになっていました。冬場の鳥たちの餌になることは百も承知ですが、アッと言う間の早業にはビックリしました。新春の春の息吹にも耳をすませてみました。

     ライラックの冬芽。未だ鎧で身を守っているようです。


     ライラックは好きな木ですので、再度撮ってみました。フランス語では「リラ」とも呼ばれ名前も素敵ですが花の香りも気品があります。
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     ライラックのそばにエビネ欄を植えています。花芽がシッカリと成長していました。凍えるような寒さですが、春を感じているようです。
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     柘植の黒い実もつい最近まではギッシリとなっていましたが、殆ど無しで鳥に食べられたようです。
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     南天の実も疎ら。鳥たちの仕業です。
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     庭に片隅に繁茂しているリュウノヒゲ。この実はレンジャクが好みます。以前、庭にレンジャクが来たときは、このリュウノヒゲの実を啄んでいました。
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     で、ヤドリギもレンジャクが運んで来たように思っています。
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    新年のご挨拶、山の雪と湖北のコハクチョウ  

     皆様、新年明けましておめでとうございます
      昨年はコロナ、あらゆる品目の物価高に明け暮れながら目まぐるしく過ぎ去りました。
      ことしこそコロナから解放され、物価高の経済も上手くコントロールされて穏やかに過ごしたいものです。
      昨年は拙い私のブログにご訪問頂いたことに改めて感謝を申し上げ、皆様方が新年をご健康で過ごされることを
      お祈り申し上げます。今年も宜しくお願いいたします。

      令和4年(2022年)12月31日撮影。
      年末の所用で出向いたついでに湖北のコハクチョウを覗いてみました。ここにいなかったらここと、長年の経験でコハクチョウの居場所は一発発見で時間のロスが無かったのが幸いでした。湖西に引き続き湖北のコハクチョウも観察できて一年を締めくくることができました。今年は湖北の野鳥主体の撮影は卒業(単位不足ですが)し、身の回りの身近な自然からの感動・ときめきを撮影できたらと夢を膨らませています。

     コハクチョウ撮影時に撮った雪化粧した滋賀県最高峰の伊吹山。


     二番穂に湖北のコハクチョウ全員集合状態でした。何枚もの田んぼがこの様な状態でした。湖西に比べ何倍かの数ですが、日本海側が大雪となると更に増えてきます。
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     幼鳥が可愛らしいので幼鳥主体に撮ってみました。あどけない表情に何となく温かみさえ感じます。
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     ペタンと田んぼに伏せている幼鳥も。
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     親鳥は子守りで忙しく、外敵からの危険にも細心の注意を払っているようです。親の苦労子知らずの幸せな幼鳥たち。
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     このコハクチョウにはまだ黒い部分が残っていますので、今年早めに誕生したようです。早生まれでしょうか。
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     二番穂に並んだ親子。農家の方も荒鋤きをしても畦寄りの二番穂はコハクチョウのために残してくれています。時間制限無しの食べ放題でも尽きることはありません。
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     雪の伊吹山と白いコハクチョウ。湖北の過去から繰り返されてきた風物詩です。
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