花・鳥は友/湖国の自然
身近な自然を中心に撮影記録しています
この日、LINEでコウノトリが3羽飛来しているとの連絡があり、何はさておいて現地に馳せ参じました。長浜に滞在していたコウノトリたちは既に鳴門などに帰ってしまっており、この時期に一体誰が来たのだろうと興味津々でした。コウノトリ市民科学の調査員としては、綺麗に撮るよりも何としてでも足環を確認して個体確認が先決となります。J0078を除いて距離はかなりありましたが何とか個体の特定ができました。3羽はJ0078、J0205、J0220でした。2羽は再会で、1羽は初めてのコウノトリです。
J0078.。2019年5月に坂井市で4羽のコウノトリを育てたお母さんです。2回坂井市で出会っていますので再会です。よく長浜まで来てくれました。とても嬉しかったと言いたいですが、連れ合いのJ0098(戸島生まれ)が2020年4月に感電死していますので、嬉しさ半分、悲しさ半分でした。鯖江市に長らく滞在しており、現在も鯖江市にいるものと思われます。

懐かしいので少し横向きもパチリ。我が子は韓国へ、伴侶は天国へ。とにかく元気そうで少しは気が楽になりました。坂井市では2羽揃って真っ黒けになって子育てしていた姿は忘れることが出来ない感動ものでした。

J0078の飛翔姿。

J0220。 2019年3月京丹後市生まれのコウノトリです。初めての出会いです。

左がJ0205(ひかりちゃん)。2018年9月17日越前市で放鳥されました。3兄弟揃っての放鳥で私も放鳥式典を傍で見学していました。高島市でも出会っていますが長浜での再会は初めてです。

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コウノトリ3羽(J0078、J0205、J0220)、突如飛来 長浜市にて
Kaitsuburi様、こんにちは。
「コウノトリ市民化学」のホームページを拝見させて頂きました。
電柱を好む?コウノトリですが、感電死で亡くなる個体も多いそうですね。コウノトリが電柱を好むのは巣作りの為なのか、
あるいは外敵から身を守る為なのか、あれこれと想像しつつ、
昨日のコウノトリの画像を拝見させて頂きました。
今冬のツル撮影は・・・、検討中とだけ述べておきます。
給餌場には、野生のツルに交じって餌を求めに、
標識が付いたツルも数羽見かけることがあります。
Tomie #- | URL
2020/11/15 14:12 | edit
Re: コウノトリ3羽(J0078、J0205、J0220)、突如飛来 長浜市にて
Tomie 様
こんにちは。
コメント有難うございます。
コウノトリ市民科学をご覧いただき有難うございます。
コウノトリの移動ルートなどの基礎資料として大学などの研究機関が分析活用しています。
コウノトリの足環は環境省、タンチョウは山階鳥類研究所が保護団体に委託した足環を取り付けているようですね。
どちらも国の特別天然記念物。
コウノトリは兵庫県豊岡市が中心になって絶滅種を野生復帰しました。
タンチョウは絶滅と考えられていたタンチョウが釧路湿原で発見され、餌場の確保では当時は個人の並々ならぬ献身的な
努力の賜物だと理解しています。
タンチョウもコウノトリも大切にしたいですね。
コウノトリは松ノ木の大木に巣作りをしていましたが、今ではその松もなく代わりに電柱で塒したり、巣作りすることが多々あります。このため日本コウノトリの会などでは各地に人工巣塔を建て、今後も順次増やしていく予定となっています。
身近な電柱は格好の巣作りの場所となり、感電死や電線に激突するバードストライクといった事故が多くなっています。
最悪のケースでは害鳥駆除としてサギと間違えられて子育て中のコウノトリが射殺される事故も発生しています。それも約20㍍の至近距離から・・・。
野生復帰の道のりは色々と険しいことが多いようです。
タンチョウをこの距離でサギと間違えるなんて考えられるでしょうか?
kaitsuburi #- | URL
2020/11/15 17:25 | edit
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