花・鳥は友/湖国の自然
身近な自然を中心に撮影記録しています
その1からの続きです。長らく続いたハクガンも漸くお終いとなりました。念願の飛び立ちも北帰間際に撮影することができました。ハクガンを含むグループは翌5日の夕方に北帰したようで、辛うじて間に合いました。5日間現地を訪問しのですが、ハクガンに出会えなかったことはなく本当にラッキーだったと思っています。ハクガンは今頃どうしているのだろうか、無事に仲間と合流して繁殖地に到着しているかな、また出会いたいな、などなど思い出します。一連の撮影が入院前でしたのも幸運でした。貴重な情報をお知らせ頂いた福井の知人に感謝を申し上げます。
右方向に飛び立ったハクガンは大きく旋回して左方向の餌場へと向かっています。

ハクガンもコハクチョウに遅れること無く、飛んでいる様子も可愛らしく微笑ましい光景でした。

ハクガンは小さくてもコハクチョウと同じスタイルで飛んでいます。

塒から餌場へ。ハクガンの日々の日課で一番楽しい時だったのかも知れません。

この飛び姿を見ていると、以前湖北にシジュウカラガンが1羽コハクチョウに混じって行動を共にしていたのと重なってしまいます。
あの時は大勢のカメラマンに囲まれていましたが、ハクガンは地域の人々から静かに見守られて越冬していました。

降り立った餌場の田んぼ。餌場は日によって場所変えしていることが多かったようです。令和3年度はマナヅルにハクガンなどと、初見初撮影が多かった感動の年度となりました。

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ハクガン、元気に飛び立ち 2022年3月4日撮影分(その1) 福井県にて »
こんばんわ。毎日楽しんで読んでます。白鳥と行動を共にするハクガンは、かわいいですね。ここで、先生に質問です。この、ハクガンだけが、群れから、離れてしまったのか、それとも、日本に来る時だけ、個別で行動し、現地で仲間に合流するとか、どうなんですかね。これでは、子孫が残せないのではと不安に思い質問しました。
#- | URL
2022/03/31 01:41 | edit
Re: タイトルなし
おはようございます。
何時もご訪問頂き、この度はコメントを頂き有難うございます。
異種の野鳥が共に行動することを「混群」と言います。
混群は色々な野鳥間に良く見られる行動で、非繁殖地て見られます。
越冬中では、オオハクチョウとコハクチョウ、コハクチョウとオオヒシクイ、コハクチョウとマガン、
などコハクチョウは湖北、隣県で見られただけでもハイイロガン、シジュウカラガン、ハクガンなど
多岐にわたっています。
この度のハクガンに限ると1羽で外敵から身を守るのは極めて危険なためと、コハクチョウと食べ物が
同一のためコハクチョウと行動を共にしたら食べ物を探さなくても食べられるため混群を形成していると
考えられています。微笑ましい光景に見えますが、決して「仲良し」という訳ではありません。
北帰は途中まで一緒ですが、シベリアまで一緒ということはなく、それぞれの繁殖地に向かって子孫を残します。
しかしながら面白い行動で、何時も不思議に思いながら観察しております。
異種間でも仲良く暮らしている世界は羨ましいですね。
kaitsuburi #s6Q8EMl2 | URL
2022/03/31 07:36 | edit
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